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生産地:イタリア ピエモンテ州 アルト・ピエモンテ ゲンメ シッツァーノ
品種:ネッビオーロ100% 植樹:2008年
容量:750ml
造り手のグイード・コスタクルタはミラノのデザイン専門学校を卒業後、広告会社などでアート・ディレクターやグラフィック・デザイナーとして働いてきた。その間グイードは自身のワインの世界への情熱を発見し、ソムリエのコースを受講、イタリア各地のワイナリーを訪問。アルト・ピエモンテを初めて訪れたのは2017年のことで、それ以降何度か散策に来ては、この地域の(ワインの)ときに忘れられてきたポテンシャルに興味を持つようになる。アルト・ピエモンテは19世紀の終わりには、ランゲやロエロよりも広い40000haのブドウ作付面積があったが、イタリアの近代化の流れの中で多くの農家が工場へと働きに行くようになり、現在の作付面積は5000haほど。耕作放棄地となった畑はすべて雑木林に戻ってしまった。
本格的にブドウ畑を探し始め、ブドウ畑はあまり良い状態とは言えなかったが、まずはワインメーカーとして第一歩となる0.5haのゲンメの畑を2018年に購入する。そこから少しずつ畑を購入したり、新しくブドウを植えたりしながら、現在ゲンメに2ha、シッツァーノに1haの畑を所有する。上述の通り再興の始まったばかりの地域でもあり、グイードの畑も彼が植えた若い畑ばかりなので、ストラクチャーが出てくるにはまだ時間がかかるかもしれないが、丁寧な抽出を感じるテクスチャーのあるワイン造りを目指している。また、この地で経験を重ねるうちに、ネッビオーロ、とくに"コビアンコ"と呼ばれるアルト・ピテモンテのクローンに興味を持ち、少しずつその栽培面積を増やしながらコビアンコのさらなる可能性を見出している。
除梗後ステンレスタンクで3週間マセレーション、マセレーション中はルモンタージュのみ。
トーストしていないフレンチオーク樽で24ヵ月間熟成。
最低6ヵ月間瓶熟成してからリリース。
ザクロジュースのような深く濃い赤色。赤から紫色の果実味で、野趣は控えめ、あくまでも華やかに仕上げている。コビアンコと呼ばれる果皮の比率の高いネッビオーロクローンを100%使っている。2019VT初醸造。
お酒は20歳になってから。未成年者の飲酒は法律で禁じられています。