税抜き価格:¥11,900
本拠地:フランス ブルゴーニュ ジュヴレシャンベルタン
品種:ピノノワール
容量:750ml
ジュヴレ・シャンベルタン村の村役場のすぐ近くにセラーをもつドメーヌ・フィリップ・ルクレール。
誰よりも遅い収穫、高めの発酵温度、長い樽熟成。ただし、アメリカ市場で多いにもてはやされた90年代の風味からは脱皮。抽出の強いピジャージュは頻度を減らして柔らかなルモンタージュに、発酵後のポストマセレーションは止めた。
昔はブルゴーニュ・ルージュから新樽100%熟成だったがそれも改め、今日の新樽率はブルゴーニュ・ルージュで10%、村名ジュヴレ・シャンベルタンで60〜70%、1級もので100%となっている。
フィリップはこれを変化ではなく進化(エヴォリューション)だと言う。昔のブルゴーニュワインは何年も寝かせてから飲む人が多かったが、今は市場に出たらすぐに消費してしまうのがトレンド。それに合わせての進化である。
では反対に、長期熟成に耐えられないワインになってしまったのかといえばそうではなく、早く飲めると同時に長く寝かせてその熟成した風味を楽しむことも可能だとフィリップは強調する。
特級畑をもたないドメーヌだが、クロ・サン・ジャックに隣接する1級カズティエがそれに十分変わり得る。
飲みごたえのあるジュヴレ・シャンベルタンをお好みの方にはうってつけの造り手といえるだろう。
村名のジュヴレ・シャンベルタンながら1級シャンポーの下に位置し、小石の多いその土壌からきわめて優れたワインが生み出される。果実味の凝縮感、スモーキーなフレーバー、そして緻密なタンニン。パワフルさの中にエレガントさも秘め、余韻もすこぶる長い。1級並みの質感を備えている。
お酒は20歳になってから。未成年者の飲酒は法律で禁じられています。