税抜き価格:¥3,490
生産地:ドイツ モーゼル ミッテルモーゼル エンキルヒ
品種:エルプリング100% 植樹:1980〜1990年代 位置:標高130〜190m 南西・南向きの緩斜面 土壌:石灰質土壌
容量:750ml
イミッヒ=バッテリーベルクの「イミッヒ」は、1425年から醸造所を切り盛りしてきたイミッヒ家に由来する。そして「バッテリーベルク」は、19世紀半ば、モーゼル川沿いの急斜面を爆破して、ブドウ畑を造成した際の轟音を、砲兵隊Batterieの砲撃に例えたことに因んでいる。そして2009年から、ザールのファン・フォルクセン醸造所で2003年まで醸造責任者だったゲルノート・コルマンが、経営と醸造を担っている。
13ヘクタールのブドウ畑の大半が、1868年のプロイセン王国政府の格付け地図で、グラン・クリュに格付けされている。急峻なブドウ畑で、樹齢80年以上の自根の古木が多い。その収穫は、9世紀まで遡る醸造所の地下にある、玄武岩の柱が支える石造りのセラーで醸造される。微量の亜硫酸以外の添加物を一切使わずに、野生酵母だけで発酵した、目の覚めるような味わいのリースリングである。
手作業で収穫後約3時間、常温で果汁に果皮・果肉を漬け込んでから圧搾。一切の化学合成物質・培養酵母など使わず、果汁のみを醸造。
ステンレスタンクで野生酵母により自然にアルコール発酵、乳酸発酵を行い、そのまま澱の上で約9ヵ月間熟成。亜硫酸無添加で瓶詰め。
モーゼル上流でローマ時代から栽培されていたエルプリングは、近年ブルグンダー(ピノ)系品種に植え替えられて年々栽培面積が減っている。これを危惧したゲルノートは、ルクセンブルクの対岸にあるニッテル村のブドウ畑ニッテラー・カペレンベルクNitteler Kapellenbergのエルプリングが育つ畑約0.8haを購入。2023年が初生産年。アルコール濃度9.5%ほどの軽やかで繊細な辛口。
お酒は20歳になってから。未成年者の飲酒は法律で禁じられています。