¥3,570(税抜表示)
生産地:オーストラリア ヴィクトリア州 モーニントンペニンシュラ
品種:シラーズ
容量:750ml
当主のリンズィー・マッコール氏は南ギップスランドの酪農家に生まれ自然の中で生活することに喜びを感じていたが、16歳になると父親に酪農業を継ぐ必要な無いから今後は学業に励み自分の道を歩めと言われ、自身が夢にしていた農業関係の仕事は諦めて大学へ進み地学を選考する。卒業後、モーニングトンで中学教師に就きスーパーバイザーから教学の指導を受けていた時に初めてワインを進められ奥深さを知る。それから学校が休暇になると車で豪州各ワイン産地を隈なく周りワイナリー、ぶどう畑を訪問しワインラバーとして時間を費やす。そんな時、モーニングトン・ペニンシュラのレッド・ヒル地区、パリンガ・ロードに位置する荒れ果てた果樹園(リンゴ農園)が売りに出されているのを目にする。それからリンゴ畑を壮大なブドウ農園に仕立て、ワイン作りをしている姿の自身を夢に見て農園を購入することとなる、
2.5ヘクタールの自社畑には約ピノノワールが1.3ヘクタールほど植えられておりここからエステートとリザーブのピノノワールが醸造される。また別途契約畑をレッドヒル地区に11ヘクタール所有しペニンシュラ・レンジの葡萄がこちらから収穫される。この地域は気候に恵まれており900〜800mmの雨量が見込まれるので灌漑の必要は一切ない。レッドヒルという名前の通り火山岩が主体となる赤土で鉄分が非常に濃い水はけの良い土壌。海抜は150mありモーニングトンでは一番標高のある地域で常に海からの穏やかな風が流れており気温の上昇を妨げ、病害にも好影響を与えている。因みに、モーニングトン地域は南側は砂質土壌でワインも軽めに仕上がり、北側になると粘土質が多くなり力強さが増す。
リンズィ氏は「偉大なワインは畑から宿る」という信念のもと畑の管理には最新の注意と独自のスタイルでブドウ栽培をしている。特にレイヤーシステムと呼ばれる選定はパリンガのぶどう畑特有なスタイルであり、まず支柱となる枝を中心にY字に2方向へ分ける、そこからワイヤーに這わせる枝を2本ずつ作る。一見非常に量産する葡萄を作るように見えるがこれは非常に肥沃な土壌のため如何に木々のエネルギーを分散させるかを考慮した末に辿り着いた選定方法。(同じ手法は唯一ポマールに。)
ワインメーカー「リンズィ・マッコール」は全て独学でブドウ作りからワイン作りまで成し得てきた「クリエイト・ワインメーカー」である。
メディアでも取り上げられることの多いパリンガ・エステートはオーストラリアのワイナリーとしてもっとも品評会の受賞が多いブティック・ワイナリーとして知られている。
お酒は20歳になってから。未成年者の飲酒は法律で禁じられています。