店長日記

画像: ラテンの東。東ヨーロッパの底力

ラテンの東。東ヨーロッパの底力

2016年11月03日

当店は東ヨーロッパワインに注目しています。ワインの歴史はさることながら2000年以降のワイン造りに対する取り組みの機運が高まっています。樹を育てる豊かな黒土、国際的な投資、新しい技術の導入、安価で良質な労働力とワインを取り巻く環境により、日本にもコストパフォーマンスの良いワインが入ってきています。

以前のルーマニア、モルドヴァワインのイメージは日本ワインのラベルに詰められるバルクワインのイメージがありましたが、いまでは産地のラベルが添付されることによって産地のアピールがされるようになります。
しかし、日本からはるか遠い東ヨーロッパについて具体的なイメージがまだまだ浸透されていない感じを受けるのでまさにこれからの銘醸地であります。
ルーマニアのワイン造りの歴史は古く、紀元前からワインの製造が行なわれていました。
四千年前以上のルーマニア人以前のダキア人の時代に始まり、中世のシュテファン大公のようなワイン好きの統治者もいました。
実際にルーマニアのワイナリーの地下セラーには1900年代前半からのヴィンテージワインが保存されており、その歴史と実力を肌で感じることができます。
19世紀後半のパリの国際博覧会で高い評価を受けたワインは途中、社会主義政権時代にその歩みをストップしましたが、その実力が復活してきたことを味わいから感じます。
実際に試飲するときにはよくフランスワインとの比較の話になります。首都ブカレストは「バルカンのパリ」とも言われていますが、ルーマニア人やモルドヴァ人にとっては、ローマへの道ではなくパリへの道を歩んでいます。フランスを意識しているワイン造り、その進捗ぶりは注目といえます。
モルドヴァのアスコニ
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/25
ルーマニアのドメーニレ サハティーニ
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/120
ご興味がございましたらお問い合わせお待ちしております。
よろしくお願いいたします。


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