店長日記

画像: フランス新着 秋の食材に合わせたい気軽なワイン

フランス新着 秋の食材に合わせたい気軽なワイン

2017年10月06日

秋の夜長に夕食が楽しくなる季節です。そんな食事に合わせたいおすすめワインです。

フランス ロワール渓谷
Domaine Courtault tardiuex
クルトー タルデュー トゥーレーヌ コ ¥2210(赤)
クルトー タルデュー トゥーレーヌ ソーヴィニョン レ パルク ¥2130(白)
世界一短い名前のぶどう。Côt とかいて「コ」。この品種はロワール渓谷のローカルネームで世界的にはマルベックで名前が知られています。ボルドーやロワールでは衰退している品種だがアルゼンチン、フランス南西部で主要品種として生産されています。みなさんが知っている味はブラックベリーやモカなど、ポリフェノールたっぷりで果実味豊かな味わいですが、今回ためしたロワールのぶどうはサラリーマン生活をやめたタルデューさんとお隣さんのクルトーさんが二人で作る自然派ワイン。カオール、アルゼンチンのマルベックのイメージとは大きくはなれたストロベリーの味わいや豊かなアロマがあり、過剰な凝縮感は感じません。パリの普段飲みワインとして確立しているロワールワインらしい自然に体に入ってくる。

フランス ラングドック ナルボンヌ
Domaine de Marras
ドメーヌ ド マラス ル パラドゥ カリニャン ¥2470(赤)
ナルボンヌの南にあるコルビエール・ブトナックの丘のさらに南にあるフォンジョンクーズ村で6ヘクタールの畑を借りてたった一種類カリニャンだけを作るセバスチアン プルネさん。おじさんのワイン造りに興味を持っていてオーガニック栽培をやりたいという夢をかなえました。ほかのシャトーで勉強したりして滑らかで自然な味わいのワインを作っていますね。一番笑えたのは彼のコメント。いまはオーガニックで栽培していますが、月齢にそったワイン栽培、ビオディナミもやりたいという希望があるようですが、なんでいまはしてないのかというと、「いそがしいから」カレンダーにそった栽培ができない!!、ってぶどう造りが仕事ではないんですか!と突っ込みどころ満載のピュアな生産者さんです。まあ昨今、適当なコメントを言うような人よりはよっぽど正直な感じで帰って好感を持てるような正直なワインを作っている印象でした。

フランスとスペインの国境付近 ルシヨン
Domaine du Mas Becha
ドメーヌ デュ マス ベシャ キュヴェ クラシック ¥2130(赤)
フランスとスペインの国境付近、ペルピニャンの南郊外で芸術家のようなシャルル・ペレスさんがつくるビオディナミのルシヨンワイン。しっかり凝縮されているがタンニン分も重く感じない気軽に合わせられるワイン。モダンスタイルのレストランとかでこのボトルが並んでいると楽しい。

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