店長日記

画像: イタリア銘醸ワインアマローネのちょっとした誤解

イタリア銘醸ワインアマローネのちょっとした誤解

2019年02月10日

イタリアの銘醸ワイン、アマローネの日本語の説明によく書いてあること。
「甘口のレチョートが辛口で作られたとき、アマーロ(苦い)という意味で「アマローネ」という名前になりました」。
日本のお客様によくアマローネって苦いワインなんですよねと言われることがよくあります。たしかにアマーロは苦いという意味ですけど、アマローネは苦いワインではありません。
レチョートというやや甘口仕立てのワインを造っている最中に発酵が進みすぎて酵母がぶどう液の中の糖分を全部食べてしまったためにできた辛口ワインなのです。その時にテイスティングした人がアマーロと言ったという逸話になっていますがニュアンスは「苦い」ではなく「甘くない」ということを言いたかったということです。
アマローネとレチョートを飲み比べてみるとよくわかります。
ブレンドする葡萄品種の構成もブドウ品種は、コルヴィーナ・ヴェロネーゼ45~95%、ロンディネッラ5~30%。
25%までは、ほかの葡萄もブレンドできますが、ヴェローナ県で栽培された黒葡萄で、アロマティックでない葡萄が15%まで(単一品種としての使用は10%まで)。
イタリアの伝統的なブドウとして認められている黒ブドウで、ヴェローナ県で栽培されたもの10%まで。
という感じで10種類程度認められています。
こんな幅広い許容範囲でワインを造るので生産者によってそれぞれの特色があり、味わいもカンティーナごとに個性があります。
ぜひ、おためしください。

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よろしくお願いいたします。


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