魚には白ワイン?

11月になり、寒さも深まってきて、ワインと料理の組み合わせの美味しい季節になってきました。
昨日のマルシェ出店時にたくさんの方々とお話ができました。
その時にお伺いしたのは魚には白ワインがいいの?という質問でした。

確かに世間でよく聞くのは肉には赤ワイン、魚には白ワインと言われますね。
魚と言っても色々な味わいのものがありますし、その魚料理の調理法やそれに合わせるソースなどのバランスによりますね。
ワインのほうも赤や白といっても軽いタイプから重いタイプと様々です。

昨日のマルシェで販売していたのはツナといわしです。
いわしをはじめとする青魚は鉄分を感じますがこの鉄分には白の果実味がしっかりしたタイプか、赤の軽いタイプに相性の良さを発揮します。
ツナはフィレと塩味はさっぱりしていますが、オリーブオイルで味の厚みが出ていますのでこちらは白でも厚みのある味わいのタイプがおすすめです。

魚独特の香りをワインによって一度クリアにしたい場合にも有効だと思われます。

肉でも白身(鶏のささみなど)は白ワインとの相性がいいように、魚の赤身や血合いには赤ワインの果実味やタンニンが思わぬ相性を示してくれることがあります。

ではどんな赤ワインが基準になるでしょうか。
筆者の体験や考えでは、地中海沿岸の南フランス、南イタリア、スペイン西部、ポルトガルのワインがおすすめです。
フルボディではないが、太陽が沢山あたって完熟したぶどうで造られたワイン、海沿いなので当然そこで取れる魚料理との相性も考えたブレンドになっています。
そして、トマトが料理のダシの役割をしている料理も多いので、酸との相性もいいでしょう。

ここに挙げた例はほんの一例です、それぞれの嗜好で最高の相性を発揮できる組み合わせはまだまだたくさんあります。ぜひ、お試しください。

よろしくお願いいたします。

P.S.昨日、11月1日恵比寿マルシェ出店いたしました。
たくさんの方にご来場、応援のメッセージまで頂きました。筆者は力を沢山頂きました。
これからもたくさんおいしいものを紹介していきますのでよろしくお願いいたします。この場を借りてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。