2019年5月

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モルドヴァ新着 スラヴ世界のラテン文化
ヨーロッパの東側にあり、南はトルコ、東はウクライナからの影響を受けながらもラテン文化を色濃く残し、オマージュをフランスに置き、追いつけ追い越せでいいものを作り続けてきたこの地域は今は経済的な面から注目されています。
ヨーロッパ最貧国の位置づけにあるので物価、人件費が安く抑えられるため、若い、意欲のある投資家や生産者が投資を行う。
コストが低く抑えられるためお手頃の価格でコストパフォーマンスの高い味わいが楽しめます。
そんな価格体系のワインが今の日本の食卓事情にぴったり合います。
日本にはなかなか伝わっていない東ヨーロッパのラテン文化を楽しんでください。

今回、白ワインのフェテアスカ・アルバも入荷しましたが、イメージとしてはイタリアのマルヴァジアのようなきりっと冷やして楽しむタイプ。現代的な味わいですが、これは1991年にソヴィエト連邦が崩壊して以来、西側を向いてきたルーマニア・モルドヴァは国際企業の投資を歓迎してきました。
畑は首都キシナウの南側、黒海の影響を受ける土地で温暖な安定した気候の下、しっかり熟した果実の素性とモルドヴァ特有の品種のキャラクターを理解することが出来るでしょう。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/25

よろしくお願いいたします。
フランス ロワール地方の貴腐ワイン樽フィニッシュのカルヴァドス
Chateau du Breuil Calcados 8y Coteaux du Layon finish 700ml・43% 納価¥7000円(税抜)

ワインの銘醸地ロワールの貴腐ワイン「コトーデュレイヨン」の熟成に使用したフレンチオークにて数ヶ月フィニッシュをかけた8年熟成品です。伝統的なペイドージュ産カルヴァドスにエレガントな甘みと繊細な香りが融合。
ロワールの主要品種シュナンブランによる貴腐ワインの繊細で軽やかな風味がまた新たなカルヴァドスの扉を開いてくれました。カルヴァドスと貴腐ワインのマリアージュがどのような香りを生み出しています。

<テイスティングノート>
香り:力強く複雑。オークや杉の他に焼きリンゴ、バニラ、ドライアプリコットのようなフルーティな特徴が現れ、甘草やシナモンのようなスパイシーな香りも感じます。
味わい:甘草、ドライアプリコットの特徴が徐々に開き、長いアタックを持つ。ペイドージュのカルヴァドスとコトーデュレイヨンのアロマを微細なまでに完璧に体現しています。
アルプスから
ドメーヌ ド サン ピエール アルボワ シャトールナール 2014 
http://aquavitae.ocnk.net/product/903
ドメーヌ ド サン ピエール アルボワ シャトールナール サンスフル 2015
http://aquavitae.ocnk.net/product/904
ファブリス・ドダンは、アルプス近くのジュラ、アルボワの美しい小さな町で生まれました。 ドメーヌ・サンピエールの畑は95%がアペラシオン・アルボワにあり、非常に風通しが良くミネラル感に富むワインを産み出します。その他にコート・ド・ジュラ、そしてワインに重みを与えてくれます。粘土質泥灰岩の土壌が特徴的なピュピヨンの丘の上にも小さな区画を所有し、ピノ・ノワール、プールサール、シャルドネ、サヴァニャンを栽培しています。
所有する畑の大部分は石灰質土壌で、ミネラルに富んだ美しいストラクチャーのワインを生み出します。

アンヌ エ ジャン フランソワ ガヌヴァ VdFブラン ライユール NV 
http://aquavitae.ocnk.net/product/905
ガヌヴァは1650年まで歴史を遡ることが出来るジュラを代表する伝統的なドメーヌです。 現在は14代目のジャン・フランソワ・ガヌヴァ氏が運営しています。1976年までは牛の飼育を行い、コンテチーズを生産していましたが、当主の父親の代からワイン造りのみを行うようになりました。そんな伝統的ドメーヌですが、現在はドメーヌ・ガヌヴァでも働くジャンフランソワの妹、アンヌと、共同でネゴシアンを立ち上げました。
ジュラは2012~13年の収穫量が非常に少なく極少量しかワインを造れませんでした。そのため二人はボジョレの醸造家友人と話し合い、協力を得て全く新しい視点で素晴らしいワインを生み出しました。 ファーストヴィンテージは2013年。”ヴァン・ド・フランス”のカテゴリーにのっとって二人のエスプリから作られるワインはボジョレ、ジュラ、アルザス、ローヌ、サヴォワ産のさまざまなブドウが使われ、自由なイメージでワインを表現しています。

ドメーヌデザルドワジエール キュヴェ アルジル サヴォワ ブラン 2016 
http://aquavitae.ocnk.net/product/906
モンブランに囲まれたスイス国境近くに位置する畑の最初の植樹は、ローマ時代に行われました。1998年に、放置されていた畑は数人の情熱家の手によって蘇り、新たなドメーヌが立ち上がりました。それぞれの個性を尊重しつつ、丁寧にワインを仕上げます。

新しい発想で伝統の環境や資源をいかしたワインはフルーティーなアロマやフレーバーを楽しめ。味わいに余韻を残します。この味わいは世界中でもここでしか味わえません。ぜひお試しください。

よろしくお願いいたします。
偉大なるアンデス
チリのサンチャゴ空港に到着して、市内に向かい、チリで最も有名な観光地、バルパライソに向かうと、おそらく最初に通過する葡萄産地になるカサブランカヴァレー。ここを通ると谷と言うもののいわゆる下り坂、登り坂がほとんど感じられることはない。畑もゆるやかな丘が続くような感じです。
なぜ、こんな緩やかな土地が谷と呼ばれているのか、チリの地形を見るとアンデス山脈が南北に広がることはよく知られていますが、その西側、いわゆる海岸線にももう一つ沿岸山脈が存在しています。
この大きな二つの山脈に挟まれているために谷と言う名称を使っています。
この沿岸山脈がワイン造りにとってはすごく重要な要素になります。
山脈が切れる大きく広がる河口部から冷たい海風が大量に流れ込みます。その冷気と霧の影響で大変涼しい気候が保たれている。それがこの地独特の溌剌とした果実味溢れるピノノワールを生み出しています。
土地自体はものすごく乾燥していますが霧のおかげで果実が実る条件が出来ているのです。海からの風の影響も受けない場所もあり、そこはすごく乾燥しており、シラー、カベルネ、マルベックなどの育成には適しています。
今回紹介するモントセカーノが作るピノノワールの育成にはこの海の影響が重要です。
アンデスのおかげで病虫害も少なく、バイオダイナミックで作られた葡萄を天然酵母で発酵させ、SO2の介入もないピノノワールはほかの土地にないピノノワールのキャラクターを引き出しています。

モンセカーノ レフュージョ ピノノワール カサブランカヴァレー 2014(赤)
http://aquavitae.ocnk.net/product/902

よろしくお願いいたします。

多様化するチリワイン
チリワインのイメージと言うと巨大メーカーがお手頃価格でボルドーブレンドを提供するイメージがありましたが、それは流通の問題でした。しかし、近年は家族経営の小規模生産者が独自のスタイルで作るワインも日本に入ってくるようになり、味わいの多様化が日本市場でも見られるようになりました。
単にヨーロッパからの資本投下や技術提携だけでなく、チリの栽培家、醸造家も独自のアメリカンスタイルビジネスを展開するようになり、フランスワインのオマージュというだけではありません。

バイオダイナミックシラー、カルメネール主体でボルドー品種ブレンドの
コヤム ヴァレ デ コルチャグア 2015(赤)
http://aquavitae.ocnk.net/product/900

16世紀にスペインからもたらされたパイス種が野生で育ち、そのぶどうを使った
パイス サルヴァヘ マウレヴァレー 2018(赤)
http://aquavitae.ocnk.net/product/901

アルザスの銘醸家、オスタータックとチリの栽培家のコラボレーション、
モンセカーノ レフュージョ ピノノワール カサブランカヴァレー 2014(赤)

これらのワインはパーカーやイギリスのデカンター誌で注目されていて、その完成度の高さと価格のお手頃感のバランスが世界でも最高評価と評判です。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/58

よろしくお願いいたします。
Aquavitae(アクアヴィテ)
河合吾朗
ニューヨーク ロングアイランドのすみで
ニューヨークのロングアイランドに住んでいるべデル夫妻は83年からガーデニングからワイン造りをスタートしました。いまや「ニューヨークのボルドー」と呼ばれニューヨーク州の最も新しく最も成長著しいワイン産地ですが、ロングアイランドのノース・フォーク産地の中で平均樹齢が最も古い畑だと言われています。
しかし、世界的な流行を想像させる。今回のヴィンテージリリースはメルロもカベルネフランもエレガントなスタイル。カベルネフランはボルドーのグラーヴを思わせるミネラル感も感じます。
オバマ前大統領も楽しんだ品種の先入観を捨てて食事に寄り添って楽しんでください。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/75