2022年2月

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失われゆく銘酒、シングルドメーヌ アルマニャック レア生産者
ドメーヌ ド ラルーデは70年代初頭の稀少な樽。蒸留した後46%まで自然と落とした樽出し品で、フォルブランシュ100%使用の極上品。
ドメーヌ ド クアトンは71年ビンテージ品で、56%にて蒸留した後40%まで自然と熟成にて度数を落とした樽出し品です。スモールバッチ生産で、現在では入手難の貴重なボトル。


ドメーヌ ド ラルーデ 1972年
容量:700ml 度数:46度 品種:フォルブランシュ
テイスティングノート
美しいゴールドに心地よい銅色のハイライト。上品かつパワフルな香りからはトフィー、ドライイチジク、キャラメリゼした洋ナシが感じられる。口にすると、ベルベットのようなとろけるような口当たり、まろやかでバランスも良く、ドライアプリコットやナツメヤシ、リコリスが現れる。グリルしたアーモンドと芳醇なウッディノートを伴った表情豊かな長いフィニッシュ。


ドメーヌ ド クアトン 1971年
容量:700ml 度数:40度 品種:ユニブラン&バコ
テイスティングノート
美しいマホガニー色にゴールドのハイライト。複雑かつエレガントな香りから、エキゾチックフルーツ、オレンジピール、かすかなシナモンや、バニラをまとったランシオが感じられる。口にすると力強くまろやかで、ほんのりと心地よい砂糖漬けのシトラスフルーツが、バニラやライトなウッドの風味と絶妙に合わさり、口内をくすぐるプルーンやローストしたクルミの風味を伴う長いフィニッシュへと続いていく。
エミリア・ロマーニャ スパークリング 新ヴィンテージ
今回はエミリア・ロマーニャ州のクアルティチェッロから3種の「泡」をご紹介いたします。
クアルティチェッロのエリアは元々ランブルスコなど軽快なフリッツァンテが名産の地域。彼も自然酵母で亜硫酸をギリギリまで抑えたナチュラルで旨味に満ちたフリッツァンテを得意としています。昔は亜硫酸を抑えたが為にボトリング後の還元があった時期もありましたが、近年の彼のフリッツァンテは還元は無く、実に晴れやかでボトリングの精度は年々高まっています。赤とロゼのランブルスコに加えて今回の目玉は土着品種 「スペルゴラ」で造られるメトド・クラシコ「カッシーナロンキ」です。2018 年のクオリティは間違いなく過去最高。ノンドサージュの辛口で自然なスプマンテ、皆さん探していませんでしたか?今回の案内を機にぜひお試しください。

※カッシーナロンキ2018【白泡】クアルティチェッロ 
土着葡萄品種スペルゴラ100%の瓶内二次発酵のスプマンテ。8月の下旬にブドウを手摘みで収穫。プレスは行わずに自重でブドウを圧搾。ステンレスタンクで発酵、開始時にSo2を極少量添加。2日間は果皮とマセラシオンします。ステンレスタンク内でそのまま熟成。ノンフィルタでボトリング。瓶内で自然二次発酵。
熟成感とリンゴ、カリンの蜜、程よいトーストとミネラルの香ばしさ。ライムやシトラスの爽やかさが合わさって充実して堂々とした香りを放ちます。泡立ち良く果実味もコクが非常にしっかりとあり美味しさに満ちてます。酸のバランスも素晴らしくドライだけど豊潤さがしっかりと感じられます。


※フェッランド2019【ロゼ泡】クアルティチェッロ
メトド・アンセストラーレ方式。ランブルスコ・サラミーノ100%使用。ステンレスタンクで温度管理無しで自然発酵、マセラシオンは3時間。ノンフィルタでボトリング。瓶内で最終発酵後にそのまま6ヶ月間瓶内熟成させます。
「モーツァルトのオペラ『コジ・ファン・トゥッテ』のテノールパートの登場人物です。エチケットには雄牛が描かれています。このランブルスコのように、強く確固とした味わいだからです。」


※ネロマエストリ2019【赤泡】クアルティチェッロ
メトド・アンセストラーレ方式。ランブルスコ・マエストリとランブルスコ・グラスパロッサの二つをブレンド。ステンレスタンクで温度管理無しで自然発酵、マセラシオンは7日間。ノンフィルタでボトリング。瓶内で最終発酵後にそのまま6ヶ月間瓶内熟成させます。
エチケットには昔の農民がよく被っていた帽子をデザイン。祖父ネロもいつも被っていました。このエチケットは祖父へ捧げるだけではなく、私たちのインスピレーションの源である農業のやり方にも捧げています。」

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