2021年9月

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ピーター・シセック氏が立ち上げたリベラ・デル・デュエロの 地域共同プロジェクトによる自信作「Ψ(PSI プシー)」
ギリシア語アルファベットにおける23 番目の文字で、心理学 (Psychology)、超能力 (Psychic Ability/Power) をあらわす包括的な単語/記号である「Ψ(PSIプシー)」。
世界的に有名な珠玉のスペインワイン「ピングス」を手がけるピーター・シセック氏が、自らの「スペインワインユートピア構想」を実現すべく立ち上げた「ネオ共同組合」的ヴェンチャープロジェクト、それが「PSI」です。

シセック氏がリベラ・デル・ドゥエロと本格的な関わりを持つきっかけになったのは、2007年のこと。その年、雹害によって多くのブドウを失ったシセック氏は、「フロール・デ・ピングス」を造るためのブドウを探すうちに、リベラ・デル・ドゥエロがブドウの生産地としていかに急成長を遂げているか身をもって感じさせられたのです。しかしながら、同地の作付面積は20年間で3倍以上に拡張されてはいたものの、同時に供給過剰とも言える状況を招いており、これが古木の価値を貶める要因となってしまっていたのも事実でした。リベラ・デル・ドゥエロの古い畑には計り知れないポテンシャルがあるにも関わらず、地元農業の技術が乏しいためにその潜在性が生かされていないと感じていたシセック氏は、こうした経緯から、古木を所有している栽培者が若木への植え替えを行ったり、いたずらに生産量を追求したりすることのないよう、自ら地元生産者をサポートしようと決心したのです。

「PSI」の主たるコンセプトは、今日使用される多くの最新技術を避け、丁寧な作業で健全なブドウが本来持ちうる味わいを引き出すこと。ジェネラルマネージャーのパブロ・ルビオ氏とシセック氏は、地元生産者に有機農法やビオディナミ農法の知識を与えるだけでなく、質の改善が認められたブドウには、今まで支払われていたより高い金額を出してそれを買いとるなどして農家のモチベーションと意識を高めてきました。
これら農家のネットワークは2009年以降さらに広がりを見せており、新規の栽培家たちがプロジェクトに加わったことで、土壌が多様化し、より深みのあるワインが生まれるようになったといいます。また、2010年には古い畑を傘下に入れ、別の目的に使われないように保護しているそうです。

シセック氏いわく、「フロール・デ・ピングス」は村名ワイン、「ピングス」はクリュ・ワイン、そしてこちらの「PSI」はリージョナル・ワインとして、氏のヴィジョンに位置づけられているのだとか。

2017年は「暖かく乾燥した年で、秋の気温は平均的だったものの6月、7月に容赦ない暑さがあったことで全体としては気温の高い年という総括になった。霜の被害、また土中の水分不足と空気の乾燥によってブドウ樹は不規則な成長を引き起こしたが、この過酷な環境条件に適応するために比較的小さい房を付け、土から十分なカリウムを吸収した。結果的には熟した素晴らしい香りと低めの酸を持つブドウが収穫できた」とのこと。

リベラ・デル・デュエロ全体に被害をもたらした霜害により、前年に比べて大幅に生産本数が減ってしまった
PSIですが、逆境をものともしないその姿勢は、このご時世 大いに励みになってくれることでしょう!!

凝縮感が見て取れる濃い赤紫色。抜栓直後からラズベリーやレッドカラントなどの赤系果実に、ホワイトペッパーのようなスパイシーな香りがふんだんに立ち上る。空気に触れるとブルーベリーやプルーンなどの黒系果実に、ユーカリ、インクといった幅広い香りが感じられるように。繊細でスタイリッシュな香りの層が抵抗なく鼻孔に届いてくるイメージ。味わいはアタックからガツンと迫ってくるものではなく、飲み込んでからジワジワと旨味が口に広がってくる。プルーンやカシスなどの完熟果実の甘さのほか、栗やスイートポテトを思わせる厚みのある味わいも。赤身肉の煮込みやグリルと合わせてみたい。

※ピーター・シセック PSI 2017 750ml

セパージュ       :テンプラニーリョ96% ガルナッチャ4%
土壌          :様々な石灰分を含む粘土質土壌と砂質土壌
標高          :830〜920メートル
収穫          :手摘み
ブドウの平均樹齢    :30年以上
生産本数        :約18,750cs
2017年・パーカーポイント:89点

よろしくお願いいたします。
ミシュラン★★レストランでも提供。 AOCマルティニークラム
AOCマルティニークラムの中でも、熟成に使用する樽への強いこだわりがある「ラム J.M」。
今回のボトルは、2003-2004-2005の3ビンテージをブレンドしたもので、世界的なラムの需要増による価格高騰のなか、ヴィンテージの個性を味わう醍醐味をもつアイテムとして、他ブランドも含め普及しており、大変コスパが優れています。

ジャムのような濃厚なフルーツ感、アンズやクルミ、ヘーゼルナッツといった香ばしく力強い風味が複雑に絡み合った甘く官能的な味わいは、J.Mらしさを存分に感じられる1本。
ミシュラン2つ星レストランでも継続的に取り扱っていただいているその実力を、この機会にぜひ味わってみてください!

~ラムJ.Mについて~
1845年よりマルティニーク島でラムの生産を開始、同島北部のジャングル地帯に位置しており、AOCマルティニーク規格に準拠したアグリコールラムをメインに生産しています。
J.M蒸留所で特筆すべき点はマルティニーク島で唯一、原料のサトウキビを全て自社畑でまかなっている事です。アグリコール製法においては「いかにフレッシュなサトウキビジュースを用いるか」が非常に重要ですが、ラム J.Mの場合は自社畑が蒸留所の周辺にあるため、収穫後1時間以内に破砕が完了します。
また、蒸留後のアルコール度数を70%までに限定。フレーバーを可能な限り残すため、ノンアルコールの部分を最低でも30%は残すようにしています。
最近セラーマスターが女性になったこともあり、意欲的な新作も次々と発売し注目を浴びています。
バ・アルマニャック ジェラス 40年
本日は「バ・アルマニャック ジェラス 40年」のご紹介です。
アルマニャックとはフランス南西部、ガスコーニュで作られるブランデーです。
その人気・知名度はともすればコニャックに後れを取っていますが、こと品質に関しては決してそんなことはありません。
最良のアルマニャックを作り出すと言われているバ・アルマニャックには鉄分を多く含んだ粘土質の土壌が広がり、またアルマニャックのほとんどは1回のみ蒸留されます。
それゆえアルマニャックは野性味あふれるパワフルな酒質になり、そこに長期に及ぶ熟成がなされれば、熟したプルーンやスミレをはじめとする花々の香味を持つ琥珀色のブランデーが出来上がるのです。

それに加え、ジェラスの40年にはバコという現代では珍しい古いブドウ品種が使用されています。
バコの特徴のひとつである、芳醇な香りを放つ熟した果物のアロマが、上述のアルマニャックの香味をさらに洗練させ、際立たせてくれることでしょう。

これほどの高品質なブランデーであるアルマニャックですが、悲しいことにコニャックほど評価されていません。
ローリストン社AOCドンフロンテ 100%ポワール
今年の初めに入荷して即完売となってしまった「ローリストン社AOCドンフロンテ 100%ポワール」が再入荷いたしました!

ローリストン カルバドス ドンフロンテ 100% ポワール
容量:700ml 度数:40度


ドンフロンテ地域で生産されたAOCドンフロンテのこのカルバドスは、100%の洋ナシが原料であり、(銅製の)連続式蒸留器で一回蒸留されています。
明るい金色の外観に、洋ナシやピーチのとてもフレッシュでフルーティな香りを纏い、エレガントで力強い酸味を感じる味わいとなっています。
通常30%以上洋ナシが含まれていればAOCドンフロンテを名乗れますが上限はなく、100%洋ナシの商品は非常に珍しいのです。
ストレートでもまるでカクテルのように楽しめ、ボトルを開けたその時から様々なフルーツが現われてくる興味深い1本。

価格、在庫等のお問い合わせはこちらのメールから送信して下さい。
ブルゴーニュの中心、コート・ドールのナチュラルスタイル。
いつも大変お世話になっております。

今回ご紹介します、ブルゴーニュのアニェス パケの展開する葡萄畑は、コート ド ボーヌとオート コート ド ボーヌにまたがっています。
1950年代に両親が取得した、アニェス パケの所有する13ヘクタールの区画は卓越したテロワール。
ブルゴーニュのアペラシオンであるアリゴテ、シャルドネ、ピノノワール、オート コート ド ボーヌの白と赤、オーセイ デュレス(5ヘクタール、つまり面積の40%近く)、ポマール、シャサーニュ・モンラッシェ、サン=トーバンのプルミエクリュ、「レ・ペリエール」にあります。

彼女とその家族は、テロワールを尊重しながら、比較的古典的ともいえるスタイルを実践しています。
両親が売却を決めたとき、彼女は自分で経営してワインメーカーになることを決意しました。
当時はビジネスを学んだ後、1950年代から家族が所有していたオーセイ デュレスのアペラシオンにある土地を売る気になれず、ワインメーカーになることを決意しました。
学校に戻り、仕事の見習いをした後、新たな区画を取得してドメーヌを発展させ、自分の名前とイメージを持つワインを造りました。

彼女は、葡萄畑、セラー、マーケティングに時間を割き、2000年から運営しています。
2001年に最初のヴィンテージが作られました。

長年の有機栽培の試行錯誤を経て、2019年に思い切ってエコセール認証を取得することにしました。
そのため、2021年のヴィンテージにはABのラベルが貼られます。
葡萄畑での手作業は必須で、グリーンワークの時期(5月〜7月)には、チームは倍以上の約10名を擁して作業に取り組みます。

葡萄は手摘みで収穫され、赤ワイン用には12kgの小箱が用意されています。 収穫物は振動テーブルで選別され、ポンプを使わずに重力でタンクに運ばれます。
私たちは、土着の酵母に仕事をさせ、SO2や(必要に応じて)シャプタリザシオンなどの人的介入を最小限に抑えています。
白ワインのアルコール発酵とマロラクティック発酵は、ヴィンテージやキュヴェによって異なりますが、11ヶ月から18ヶ月の熟成期間中に樽の中で行われます。
赤ワインはコンクリートタンクで15日から20日かけて醸造され、ヴィンテージによっては全粒粉の割合もあります。
その後、ヴィンテージやキュヴェによって異なりますが、新樽を15~30%使用し、10~12ヶ月間樽で熟成させます。

シンプルでバランスのとれたブルゴーニュワインをぜひおためしください。
https://aquavitae.ocnk.net/product-list/44