2018年5月

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オーストラリアワイン 伝統的スタイルがそのまま残る場所
オーストラリア南部のヴィクトリア州にそびえるグレートディヴァイディング山脈にあるオーストラリアン・アルプスを望むハイ・カントリーでワイン造りがおこなわれています。
ヤラヴァレーの北にある冷涼地域でメルボルンから車で二時間ほど行った美しいエリアです。
冬は雪に覆われる地域ですが、昼間の日照量はかなり高く、乾燥した西風が病気を防ぐ、ワイン造りには理想的な土地と言えます。

1968年よりブドウ栽培を始め、1982年に醸造所を設立。冷涼地特有のデリケートさと力強さを供えたスタイルが注目を集める。2006年より2代目が自社畑でバイオダイナミック農法を導入。

そんな中で作られるワインは香りと風味のしっかりしたキャラクタが印象的です。

http://aquavitae.ocnk.net/product-list/73

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ニュージーランドワイン 神様の住む場所
2018年5月30日 第三百八十回配信
ニュージーランド南西部にサザンアルプスといわれるテ ワヒポウナムという世界自然遺産にも指定されている場所があります。氷河地帯で有名ですが固有生物もたくさん住む、「マオリの神が住む場所」ともいわれます。そんな中でもワイン造りが行われている場所があります。このエリアではセントラルオタゴという海洋性気候の影響を受けにくい場所ですが、こちらはサザンアルプスの冷涼気候の影響を受け、ホエールウォッチングが有名な南極も近い場所。そこでカンタベリーのワイパラでぶどう造りをおこなっているペガサスベイがワイン造りにチャレンジしています。
試飲したときに興味を持ったワインでしたがそのワイン造りのストーリーもなかなか興味が持てるようなものでした。ほかのエリアにはないキャラクタでした。人の作為的な意図がないかのような自然が作り上げたともいえる味わいです。

メインディヴァイド
ソーヴィニョンブラン 2720円(税抜)
ピノグリ 2720円(税抜)
リースリング 2720円(税抜)
ピノノワール 3060円(税抜)
メルロ カベルネ 2720円(税抜)

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Aqua Vitae
河合吾朗
クロアチアワイン あなたの持っている地図はどこで買ったのですか?
クロアチアワインのプレゼンテーション用資料を作成していると色々とおもしろい発見があります。シンプルに呼び名の違いが面白い。国の呼び方、都市の呼び方、格付けの呼び方、品種の呼び方いろいろあります。日本とクロアチアの当該国の言語、日本語とクロアチア語の違いがあるのは承知していたのですが、クロアチアは色々な国が通り過ぎた歴史からその呼び名もかなり違っています。
ワインはアドリア海側はイタリア文化圏、ドナウ川沿いなどの内陸部はドイツ、ハンガリー文化圏、オスマン帝国にも支配された時代があるからアラブ語やイスラムの影響もあります。社会主義時代にはソビエトの影響もありました。
ちなみに、首都のザグレブはドイツの影響を受けた頃はアグラム Agram、となりのスロヴェニアの首都、リュブリャナはライバッハ Laibach、スロヴァキアの首都、プラチスラヴァはプレスブルク Pressburgと呼ばれていました。東欧の国に行くにはドイツを経由していくパターンが多いですから乗り換えの時にドイツ語表記されていると日本から初めていく人はわからないですよね。英語ですらウィーンがViennaと書いてあり、日本人の観光客にこれどこ?と質問されたことがありました。
クロアチアの代表的品種にプラヴァッツ マリという品種がありますが、これはアドリア海沿いのダルマチア地方を代表する赤ワインの葡萄品種です。ところが同じ遺伝子でも国が変わると違ったイメージになることがあります。イタリアではプリミティーヴォ、アメリカではジンファンデル。同じクロアチア国内でもダルマチア地方以外ではCrljenak( ツルリェナック)、Tribidrag(トリビドラグ)と全く呼び名がかわります。ほかにもPušipel プシペリ(白)=フルミント(ハンガリー)、モスラー(ドイツ)、シポン(スロヴェニア)、Frankovka フランコフカ(赤)=ブラウフレンキッシュ(ドイツ)ケークフランコシュ(ハンガリー)があったりと大変です。これはほんの一例なのでまだまだたくさんあるんです。現在の行政区分で引っ張られた線を基準に考えると思わぬ勘違いをすることがあるので気を付けないといけませんね。
このプラヴァッツマリはもちろん作るのも最終的に味を決めるのも人間ですから、その人間のイメージする味になるのが作品としてのワインの味の違いになりますが、その違いをぜひ試してみてください。

http://aquavitae.ocnk.net/product-list/21

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Aqua Vitae
河合吾朗
フランス ロワール 新着 海の季節
暑くなってくると海に行きたくなります。泳いだり、海辺で過ごしたりとリラックスする場所にはよい時期です。
そんなときに食事のおともにはロワールワインがおすすめです。

今回はロワール地方のロワール川河口で作られるミュスカデとグロプラン。
これらのワインはとてもエレガントでさわやか、主張しすぎるところのないワインですが、ちょうど料理にレモンやすだちをかけるような主役の料理を引き立てる役目だと思います。

この地方の中心はナントというブルターニュの歴史ある都市ですが、名物は牡蠣とチーズ、そば粉のクレープやガレットです。この地方の料理はこの地方の人たちを表したような、控えめに見えますが芯のある味わいの料理、そこに寄り添うワインも同様なスタイルです。

毎日のおつかれさまの一杯におすすめです。

マルタン ミュスカデシュールリー ヴィエイユヴィーニュ 2016(白)
http://aquavitae.ocnk.net/product/766
マルタン グロプラン デュ ペイナンテ シュールリー 2016
http://aquavitae.ocnk.net/product/767


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クロアチアワイン 古代ローマの記憶
クロアチアもユーゴ崩壊後、ものすごく変わりました、内戦のイメージがある人にとっては驚異的なくらい、モスタルにはいまだにビルの壁には銃撃の跡が残る(わざと残す)くらいの悲劇をわすれないという動きもあるのだが、2000年以降、西側の投資が入って以来、このスラヴォニアの古臭いワイナリーにゲストハウスが出来てウェディングやったり、ゴルフやったりと観光資源が格段に増えています。街中もプロバガンダの看板なんか見ることがほとんどなくなってきました。
ワインの方は洗練になってきていた。品種のグラシェヴィーナはよく本にはヴェルシュリースリングというオーストリアなどドイツ文化圏のぶどうとして知られている。スペックはまだよく分析されていませんが、さらにさかのぼると4世紀頃、ローマ人がガリア(現在のフランス)からこの地へ持ち込んだと言われています。モーゼルのエルプリングというドイツ最古の品種に近いとされています。飲んでみるとイメージはイタリア、トレンティーノあたりのピノビアンコやミュラートゥルガウを思わせます。たかだか70年程度の社会主義体制もスルーしてしまう、古代ローマの遺跡をみるような感覚を思い出すようなワインがあります。
http://aquavitae.ocnk.net/product/304
これはもう12本しかないですが。

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ジョージア新着 日本人に飲んでほしいワイン
ジョージアのカヘティ地方から新しいワインが入ってきました。
これまでのジョージアワインはロシアと決別して西側に目を向けてきた李流行のオレンジ(アンバー)ワインで8000年の歴史の深さや流行の全房発酵と話題に事欠かない地域でした。最近はピロスマニの絵でもゆうめいなジョージアの人々がタマダ(宴会部長的役割)をはじめとしてゲストをもてなすことも知られるようになりました。
そんな来客をもてなすジョージアの人々が日本人に飲んでほしいと考えたワインが今回入荷したワインです。
コストの問題はクヴェヴリと言われる甕のワインと通常の発酵で作ったワインのブレンドの割合を変えてうまくおさえることに。
味わいもアンバーワインの香りと味わいをしっかりと残し、ぶどうの房をかじる味わいが感じられます。
さらにはよりエレガントな作りで日本人に飲みやすさを考えられたような作品と言えるワインが出来上がりました。そんな飲み手のことを考えたことが伝わるワインを試してみてください。

http://aquavitae.ocnk.net/product-list/56

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