2020年6月

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ドイツ新着 ドイツの葡萄品種、ショイレーベを再評価する。
ショイ博士が作った背番号88のぶどう、ショイレーベはリースリングとシルヴァーナーの交配でナーエなどで甘口に仕立てられることが多かったが最近は辛口で豊かな味わいのスタイルが出てきました。ドイツ以外にはオーストリア、スイス、カリフォルニア、オレゴン、カナダのノヴァスコシアとそれほど広がってなかったのは甘口で作ったからでしょうか。
試飲して見るとカシスやグレープフルーツのようなフルーツのアロマが圧倒的に支配してきます。これまで甘口に仕立ててきたのは完熟してから収穫していたのが原因のようですが、糖度をコントロールして収穫した辛口もかなりの魅力があります。辛口の方はドイツ以外ではまだ広がっていないし、日本や英国でもドイツ品種はケルナー、バッフス、フクセルレーベなど見られますがショイレーベのドライはまだほとんど見ません。価格も安いし、酸もきれいに残るから、家飲みワインとしては注目のアイテム。味わいの繊細さも日本の食卓にはマッチするでしょう。
試飲するときにリースリングとシルヴァーナーの交配というデータは先に頭に入れない方がいいかもしれません。印象はその品種というよりピノブラン、トラミネール、ミュラートゥルガウといったキャラクタが強いように感じます。ショイ博士の作った苗を広げていったというより混植で広がっているから?と勝手に想像してしまいました。

ペーター メルテス ガウメンシュピール ショイレーベ(白)
https://aquavitae.ocnk.net/product/1097
ヘレンベルク・ホーニッヒゼッケル キュヴェ ”チャールストン”クヴァリテーツヴァイン (白・甘口)
https://aquavitae.ocnk.net/product/1098
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ギリシャ新着 海のイメージながら山の味を感じる。
今回ご紹介しますプローエスのワインを試飲すると自然、文化、歴史が多層的にやってきて不思議な印象を受けたワインでした。
まず、このワインが造られている場所はギリシャ北部、東マケドニア・トラキア地方のドラマという町です。
この町は海岸線からおよそ20kmほど内陸に入ったブルガリアとの国境地帯にある町で、おそらく地図で見ると海洋性気候の影響をうけたぶどうの味を感じるのではという先入観から入ります。
それぞれのアイテムのラベルを見てもそうなるでしょう。
試飲をすると次々に体に入ってくるのは土壌のミネラル感、柑橘系のフルーツ、白い花のブーケと海の印象というより山の印象が強かった。
このドラマの町は、海の恵みというより後ろに広がるロドピ山脈からくる水源を中心に古代ギリシャから栄えた町で、北のブルガリアと東西冷戦構造の境目とはいえ、牧羊業を営む人たちの往来はまるで国境がないかの様だとのこと。
山の反対側にはブルガリアのメルニックなどにメルロやカベルネが古くから造られていた歴史があるし、ドラマにも国際品種が育てられる古い歴史の土壌があったことを感じさせます。
そのブルガリア側とのワインの違いを感じたのは社会主義体制崩壊後に外国資本を積極的に導入させ、インターナショナルマーケットを狙った味わいを作ってきたブルガリアとその真逆を行く、ギリシャ国内のやり方を連綿と受け継いできた伝統的な味わいのスタイルです。
どちらがいい悪いと言う優劣の問題ではなく、南北の交流がありながらそのスタイルの違いがとても興味深い印象を持ちました。
そういえばスラヴ諸語で使われるアルファベット、キリル文字も10世紀頃に正教会のキュリロスとメトディオス兄弟が布教の為にスラヴ語で表記するための文字を「たちまちのうちに」作り上げたという伝説がありますが、それはギリシャの文字を元に作ったと言われます。たしかにキリル文字(グラゴル文字)とギリシャのアルファベットは形状が似たものが多いです。
しかも、この土地はかつては東ローマ帝国、オスマン帝国、トルコからも影響を受けているのでこのワインとそれに合わせる評価をするときに単純に感じたことだけを反映させるだけでは難しいと感じました。
しかし、デイリーとして楽しむにはどんな食事にでも気軽に合わせることができるインターナショナルなスタイルであるともいえるでしょう。

プローエス、デイリーワインで楽しめますが意外と奥が深いのです。
https://aquavitae.ocnk.net/product-list/178

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ギリシャ新着 島全体がオーガニック
エーゲ海北部に浮かぶリムニオ島というギリシャで8番目に大きい島があります。
紀元前から町があり、神話世界にも登場する島ですが、ギリシャ化するとローマ帝国、東ローマ帝国、オスマン帝国、ロシア帝国に支配され、東西の様々な文化が交流していきます。
第一次大戦中は英仏に軍事支配、クバンコサックの亡命などの戦争の舞台にもなり、いまでもギリシャの重要な軍事拠点にもなっています。
そんな歴史の中で、この島の産業は牧畜とぶどう栽培産業が中心です。なぜかオリーブの樹は一本もないそうですが。この島の栽培はこの島にしかない赤ワイン用のリムニオと白ワイン用のマスカットアレクサンドリアです。
島全体が大きな山のような地形ですが谷や砂丘地帯もあり、気候にも恵まれています。
地中海性気候でマスカットと聞くと甘いワインを想像しがちですが味わいはシッカリしたドライな仕立てになっています。アロマはマスカットなので食欲を誘う、甘美な甘さを感じます。
赤のリムニオは味わいも独特です。色調や香りはエレガントですが、タンニンやミネラルの骨格がしっかりしていてベリーのフルーツが出てきて、オーガニックを感じさせる自然の実をかじっている感覚に陥るでしょう。
古代ギリシャのホメロスの詩に登場するくらい古くから造られていてその方法を継承しているため農薬を使う必要がないとのことです。
入島制限がある訳でもなく、葡萄に限ったことではありませんが、すべての産業が古くからの伝統を継承しているため島は昔の状態が保存されているかのようです。
これらのワインはむしろスペックを聞くよりもまず飲んで何かを感じて頂くことが一番の理解への早道かもしれません。

リムノス オーガニック ホワイト
リムノス オーガニック レッド
リムノス ロドン ロゼ
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スペイン新着 熟成飲み頃ワイン限定入荷
スペインワイン銘醸地、リオハとプリオラートからお求めやすいお手頃価格のバックヴィンテージが少量入荷しました。

Bodegas Valoria / ボデガス・ヴァロリア
■ヴィニャ ヴァロリア グラン レセルヴァ コセチャ 1968年
Bodegas Valoria Vina Valoria Gran Reserva Cosecha 
1968年 750ml
品種:テンプラニーリョ 100% 平均樹齢:65年
醗酵:ステンレス・タンクにて全房醗酵、ステンレス・タンクにてマロ・ラクティック醗酵
熟成:アンフォラにて48カ月熟成(10,000L)
スペイン、リオハで最も歴史があり、かつ1980 年以前のバックヴィンテージの出荷が許可されているわずか10軒の一つという特異なストーリーを持つワイナリー。
そんな彼らのポリシーは偉大な年のワインを長期熟成させること。
大戦や内戦が続きスペインワインの空白期間とも言えるこの時期においても、脈々と受け継がれてきた古酒が約50年の眠りを経てきました。

Cellers Scala Dei / セリェール・スカラ・デイ
■カルトルイシャ デ スカラ デイ グラン レセルヴァ
Cellers Scala Dei Cartoixa de Scala Dei Gran Reserva 
1993年 750ml
ガルナッチャ100%
カルトイシャ・スカラ・ディは、1163年にシトー派修道院によって創設された、スペイン、カタルーニャ、プリオラートで最初にワイン造りを始めたボデガです。フィロキセラの影響で数年生産を止めていましたが、1973年より本格的に生産を開始。
カルトルイシャとはかつてこの地でワイン造りを行っていたカルトゥジオ修道院から付けられました。その最古の修道院のスカラ・ディのブドウ園は現在も継承され、特に1980年代後半以降、ヨーロッパでもてはやされるようになりました。ちなみに「スカラ・ディ」のScalaは「階段」、Deiは「神」。つまり神の階段(天国への階段)を意味します。
27年近い熟成を経たため、見た目はレンガ味を帯びた濃いルビー色。凝縮した果実味や落ち着いたタンニンと、余韻が素晴らしく長い。

いずれの商品も少量入荷の為、売り切れの際はご容赦ください。
ワインリストにもアップしませんのでお問い合わせ、ご用命の際はこちらのアドレスにご返信ください。
ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。
ギリシャ新着 南部のワイン王、アギオルギティコ
ギリシャ北部、冷涼気候の赤ワイン代表がクシノマヴロなら、ギリシャ南部の温暖気候を代表する赤ワインは何といってもネメアのアギオルギティコ。
ここ原産地でもある大陸最大の半島、ペロポネソス半島にあるネメアでは2500年ほど前から栽培されており、丘に広がる葡萄畑の景色が壮大に広がります。
これまではこのアギオルギティコはカベルネソーヴィニョンなどの国際品種とのブレンドで味を決定することが多かったのですが、他国の原産地呼称のように厳格なルールも設定がなく、生産者の思惑や栽培にかける投資、標高による気温変化などの自然条件がおおいにかかわり、標高450m程度までは甘い味わいになることが多い。
それ以上になると、長期熟成タイプのフルボディ、辛口が造られます。
そのような多くの振れ幅があるワインの中で対照的なスタイルの2アイテムが入荷しました。

ライコス クラティストス
https://aquavitae.ocnk.net/product/1083
このワインの印象はなんといっても力強さとマンリーなブラックベリーの果実の詰まり具合がとても密(笑)です。
ボルドーをイメージすると思いますが、カベルネほどタンニンが固くないし、メルロほど過熟感もありません。
クラティストスとは古代ギリシャ語で、最も強い者、「男の中の男」を意味しており、その名にふさわしいワインです。文字通り、パワフルな果実に圧倒される印象です。ライコスの白ワインもそうですが葡萄の味の要素がひとつひとつはっきりとかじられますので圧倒される割には飲みつかれないで次々にやってくる味の要素に期待をさせます。

ランティディ ネメア エルゴン レッド
https://aquavitae.ocnk.net/product/1092
こちらのアギオルギティコはクラティストスにくらべてシャープなイメージで鍛え上げられたキレを感じます。
こちらの畑は谷のエリアで造られているせいか、標高の高さ、冷涼感を感じ、タンニン、ミネラル、黒果実の良さがとてもよく感じられます。ブラックベリーや熟したイチゴのニュアンスもありもちろん長期熟成も期待できます。古代ギリシャの神話にヘラクレスがこのネメアのライオンを倒した伝説がありますが、まさしくギリシャの彫刻のイメージが伝わってきます。

タイプの違うこのアギオルギティコを比較してみるとそのキャラクタの違いに興味がわいてくるでしょう。
ギリシャ赤ワインにおける南部の王であることが伝わります。

ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。
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ギリシャ新着 クシノマヴロ作りの名人
日本ではギリシャワインの代名詞といえばイタリアのネッビオーロを思い起こさせるクシノマヴロ種という品種、その品種が造られるギリシャ北部の中央マケドニア地方、イマティアにあるナウサ。
そこの伝統的で家族経営を行うワイナリー、ケレシディは有機ぶどうのクオリティを高める努力を続けています。
またその土地の水資源と土壌の保全サポート、自然の調和を意識しています。
またワインの添加もSO2も使用していません。

クシノマヴロといえば赤ワインとイメージされるかもしれませんが白ワインも作っています。
その白ワインは同じくギリシャを代表する品種、マラグジアとのブレンドですが、キャラクターが溶け合うのではなくお互いの持っているキャラクターをどんどん出してくる感じで飲むと交互にそのキャラクターがやってくる感じです。最後はマラグジアの桃の様な香りが心地よい余韻につながります。
マケドニアの冷涼気候のワイン、ぜひ試してみて下さい。

ケレシディス エヴォディア(白)
ケレシディス メルハーリ(赤)
https://aquavitae.ocnk.net/product-list/182

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バックヴィンテージ 検証してみました。
ドメーヌ ピシャール マディラン キュヴェ エメ 2008
フランス、スペインのグルメエリア、バスク地方のマディランワイン。葡萄品種はタナ種。ボルドーの南で、廉価版の位置付けのイメージがあり、黒いタナ種がリリース当時はタンニンが豊富でミネラル豊か、ダークチェリー、カシスのアロマが深淵でいつ飲み頃になるのか全く見当もつかないイメージです。

今回12年を経たこのワインを試してみました。
コルクの状態もやや柔らかめでしたが良好、注いで見ると、色調、光沢は良好、まだまだ生き生きしています。
香りは意外とミネラル感がなく凝縮した果実、カカオ、シガーが上手く溶け込んでいます。
味わいはタンニンや鉄分のようなミネラルが引っかかることもなく、熟成によるなめし皮、ベリーの味わいが滑らかですごく健全でした。

このヴィンテージはマディランの特徴を最大限に発揮しています。いまだ濃いドライフルーツのノートを持つパワフルなワインです。熟成状態も良好で親しみやすい特徴を持つこのヴィンテージは、存在感と新鮮な風味を兼ね備えており、それが味わいの際に完全でまろやかで長い余韻をもたらしています。

ボルドーよりも廉価でバックヴィンテージに手が届きやすいアイテムです。しかしながらあと10本しかないのでどういう風に勧めるか悩めるところです。まだまだ順調に熟成感が楽しめるのでピーキングを見極めて楽しめるように伝えていきたいと思います。

ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。
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少量限定入荷 ロイヤルセダン ジン
ベトナムのボタニカル100%使用&フランスで蒸留・瓶詰 
「ロイヤルセダン ジン」限定入荷のお知らせです。
1888年に「セダン王国」(1888-1890にベトナム半島に存在した国)の長としてベトナムの部族によって選ばれたフランス人最後の王であるシャルル・マリー・ド・マイレナ氏がジンの大変な愛好家でもあったため作られた、世界で最も魅力的なジンです。

ベトナム産にこだわったコリアンダー、ジンジャー、ジャスミンの茶葉、レモングラス、ライチ、ライム6種のボタニカルを使用。これら選りすぐりのボタニカルを時間をかけマセラシオンし、1870年から蒸留をはじめたフランス・コニャック地方の蒸留所で、コニャックを作るのに使用されていた古い銅製ポットスチルで蒸留を施しています。蒸留したあと6〜8週間休ませてから、同じ地域のジャンサック・ラ・パリュというところに湧き出る泉の純水を使い加水しています。
とてもジンとは思えないような上品で香り高いアロマ、口当たりもなめらかで優しい味わいが、カクテルへの創作意欲を掻き立ててくれます。
お届け価格3400円(税抜)
未来と可能性を感じさせるギリシャワイン
ギリシャワインの試飲をする機会がありました。
今は原点回帰と言って、地元品種(少なくとも品種の名称が当地の言語のように言われているもの)でその特性や個性の重視を評価する飲み手が増えている中で、また違うスタイルだとも感じられました。

ギリシャのワイン生産者をみて見るとバルカン半島のハンガリー、ブルガリア、ルーマニア、セルビア、クロアチアのようにフランスやイタリアなどの外国資本が支配できていないからギリシャ人のそもそも持っているポリシーがしっかり残っています。悪く言えば控えめな性格なのか大量生産で世界へ打って出る野望を持っている生産者が少ないようなイメージです。
例えば、ギリシャ起源の品種、アシルティコも海洋性気候で育てられているが、環境の要素だけでなく作った人のポリシーとか目的がある、たとえばこういう料理と食べてほしいなーとか、シンプルなことですけど、そういう感覚です。

ギリシャ人の食事の嗜好性の中の魚介を食べる習慣も日本人のそれに近いように見えます。
昔はアテネ郊外のアッティカエリアで作っていたレッツィーナという松脂を少し加えたフレーヴァード ワインが高粘性、水分が少ないイメージを持たせ(古代エジプトや中東の黄金地帯のワインのようではないですが)ました。
しかし、今のレッツィーナはものすごくエレガントでアニスやミントの様なさわやかな風が吹き抜ける風味で個人的にはシェリーのフィノのような潮風の雰囲気も感じさせます。

地政学上でも国土の海岸線がすごく長いし、海運会社も多くあるから畑から積出港までの運送コストもすくなくいけそう。他国に比べて日本に輸入されている本数もまだ圧倒的に少ない。

いろいろと可能性を感じるギリシャワイン、今後、夏に向けていろいろとアイテムを紹介していきますのでご期待ください!
イタリア ヴェネト 高級ワインを少しずつ、お手頃の価格で。
イタリア三大ワインのアマローネは、王族や貴族しか味わうことができなかった時代もあるほど、希少かつ高級なワインです。
イタリア語で「苦い(アマーロ)」という意味を含むアマローネは、トロリとした質感とチョコレートのような苦味、焦げたような独特の苦みを持つワイン。
発酵を途中で止めて、糖分を残すのがレチョート、発行を最後まで進めるのがアマローネでその味わいはビターなものになります。
同地区で陰干し(パッシメント)したぶどうを使用してつくる伝統的なワインがアマローネと呼ばれています。
ぶどうを陰干ししてから使用するため、水分が減って凝縮され、生産量が少ないのだ。そして、ワインが出来上がるまでに、非常に手間がかかります。
厳選された実は、風通しの良い専用の部屋で陰干しする。陰干し期間はおよそ3~4カ月。その間、カセットの上に丁寧に並べられた実を毎日確認し、カビが生えていないかなどのチェックを怠らない。
陰干しが終了するころには、ぶどうの水分が40%ほど失われ、凝縮した濃厚な果汁を得ることができる。これを発酵させた後、樽で2年以上熟成させ、瓶詰めする。そして瓶詰め後、6カ月以上の瓶熟成を経て、ようやく世に送り出されます。
アマローネは使用する品種の多様性、生産地の広さなどから同じ名称とはいえその出来栄え、味わいのスタイルがかなり個性のあるワインと言われています。
生産者もこの地域で1929年にこの地区のワイン街道の真ん中でチェーザリ家によって設立されました。しかし栽培家としては13世紀から当地でぶどうを育てていた記録があります。
現代的な凝縮した味わいとは一線を画す、葡萄の味をそのまま伝える昔のエレガントなスタイルがいまも健在です。
その高級な味わいを少しずつ試すにはハーフボトルはお手頃なサイズと言えるでしょう。同じセラーからできる2つのパターンの味わいを少しずつ贅沢に味わってみるのはとても楽しい時間です。

ブリガルダーラ JK14 アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ DOCG クラッシコ ハーフ(375ml)
https://aquavitae.ocnk.net/product/794
ブリガルダーラ JK14 レチョート デッラ ヴァルポリチェッラ DOCG ハーフ(375ml)在庫3本のみ
https://aquavitae.ocnk.net/product/796
山バスクの閉ざされた谷で
フランスの南西部、スペインの北東部にあるバスクエリアは食べることに関しての情熱がすごい地域で料理文化も世界的に注目されています。その料理の傍らにあるワインもまた1970年に山バスクのイルレギが原産地呼称に認定されましたが世界から注目される場所ではありませんでした。葡萄栽培者の大半は協同組合に所属しており、ワインも地元で消費されることがほとんどで日本でも2000年初頭まではあまり見ることがありませんでした。しかし、バスクの豊かな海と山の食材が優秀な料理人によって紹介されるにつれてそこで作られるワインもまた注目され、その入手方法に注目が集まることになります。
そのエリアの葡萄はフランスのカオールなどでも知られるカベルネフラン種やタナ種でしたがその頃作られるワインは色調が黒に近く、タンニンもぎっしりつまったワインで日本人にとってはタフな味わいで長期間寝かせてから楽しむアイテムだったと言えます。
白葡萄も多くは作られておらずグロマンサン、プティマンサンはさらに北部にあるジュランソンがより注目されていました。
しかし、近年はその南西部エリアのワインもマーケットの国際化、変化を見て様変わりしていき、柔らかい味わいになっていく時代を迎えました。そんな変化のさなかでも、イルレギにはまだ個人生産者は10軒ほどしかありません。その中のエチェガラヤという1850年から連綿と伝わる伝統のスタイルをマリアンヌとカロリーナ・イラウの女性醸造家姉妹が守り抜いていて、いまなお骨太なタンニンと果実、エレガントなミネラルのイルレギスタイルを生産し続けています。その伝統のスタイルは周りからの影響を遮断するかのように畑は山あいのバスク地方の中でも特に奥まった急斜面にあり、そのため機械は入れられず畑仕事は全て手作業。しかしその孤立した立地のおかげで、フィロキセラを免れた樹齢150年の自根のタナ種が見られます。

https://aquavitae.ocnk.net/product-list/16
イタリア新着 アルプスの涼しさを感じます。
日差しがまぶしくなったこの頃から冷涼感を楽しめるワインを試したくなります。
イタリアの北西部、ヴァッレ・ダオスタはフランス、スイスとの国境付近にあり、私たちがもつアルプスのイメージの町で、その文化はイタリアそのものというよりもフランスやドイツのような雰囲気を感じます。
そして、今回ご紹介するワインの一つ、プティット・アルヴィーヌ種もスイス、ヴァレー地方を中心に17世紀から栽培されている品種です。この品種は高級品種として評判が高く、スイスでは高額で取引されています。
アルプスの山間部の急峻な畑でぶどうを育てるために収穫量は少なく、機械の導入も望めず、手入れは人の手で行います。そしてそこで造られたワインは最寄りの港に運ぶためにコストがかかるため、アルプス周辺のワインはレベルが高いが価格も高いというのがセオリーでした。

味わいとしては果実のエキスが豊富で、辛口のみならず、中辛口、甘口まで幅広いレンジが造られます。
グレープフルーツやライムの様なきれいな酸とボリュームのある果実で若いワインに見られがちな果実由来の苦みもほとんど感じません。
フードペアリングもその力強いキャラクターから、チーズフォンデュやその他の典型的なスイス料理とよく合います。酸もきれいなのでロブスター、牡蠣、寿司などの魚介類との相性も良い。
今回ご紹介のラ・スルスは谷の中心部のサンピエールで2003年からスタートした若い人たちで構成される生産者ですが、代々ヴァッレ・ダオスタで農業に専念してきた家系の末裔であり、それまでパートタイムの農家であったが、2005年からはフルタイムで農業に専念。DOCのブドウ畑に投資された約6.5ヘクタールに拡張し、畑の手入れは、その可能性を最大限に表現できるように、最高の農学的技術をもつオーナーが行っています。
この地域には古いお城が多いのですが、ここにも美しい外観のサンピエール城があります。そのお城に近いワイナリーの地下には水源があり、ワイナリーの名前「ラ・スルス」の由来となっています。

比較的手ごろな価格で楽しめるプティット・アルヴィンなどのアルプスワイン、ぜひお試しください。

https://aquavitae.ocnk.net/product-list/166
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