2022年6月

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ヴィタチェ ヴィエイ ド ラペイユ 2018 ドライジュランソン
ワイン雑誌「@wineenthusiast」のジャーナリスト、ロジャー・ヴォス氏が、クロ・ラペイユの最も古いブドウ畑で作られた辛口のジュランソン、ヴィタチェ ヴィエイ ド ラペイユの最新のヴィンテージについての意見と評価を伝えてくれました。

古木の区画をベースに、濃厚で層のある熟したワインに仕上がっています。グロマンサン、プティマンサン種とプティクルビュ種のブレンドで、焼いた洋ナシのようなと凝縮した酸を持つピリッとした質感のワインに仕上がっています。飲み頃を迎えた印象的なワインです。

92Pt
HSE サンテティエンヌ ラム・ヴュー
HSE サンテティエンヌ ラム・ヴュー ブラックシェリフ 700ml 40%

「ブラックシェリフ(黒い保安官)」と名付けられた存在感のあるボトル。このユニークな名前はケンタッキー産のアメリカンバーボン樽で熟成させたラムであることから名付けられたようで、バーボン樽単体でサンテティエンヌのセラーにてじっくりと寝かせたラムです。
サンテティエンヌといえばコニャックやウイスキーの樽を熟成に使ったり、いくつかの異なる種類の樽をブレンドするなど、ユニークかつ革新的な樽使いのラム生産者ですが、今回はバーボン樽の魅力を存分に引き出すためセラー内にて時の魔法を使って作られた魅力あふれる商品です。マルティニーク産アグリコール
ラムとバーボン樽の相性の良さを再認識させてくれるラムと言えるでしょう。
テイスティングノート
香り:バニラとハチミツが一体となって高まっていき、上品なオークの香りにそっと包まれる。
味わい:滑らかなアタックに魅了され、まろやかで甘みのある味わいに続いてフルーティな
フレーバーが爆発する。

価格、お問い合わせはこちらのサイトからお願いいたします。
仏領レユニオン島ラムのアイコン的ブラン 「シャレット ラムブラン トラディショネル」
シャレットを語るには300年もの間、インド洋の真ん中の亜熱帯火山島で、3世紀にもわたってサトウキビを栽培してきた人たちをおいては語れません。その物語はマスカレン、ブルボン、レユニオンと名前を何度も付け替えられたこの島の歴史と混ざり合います。

シャレットは1972年、レユニオンを忠実に体現する本物のラム酒を造りたいと集まった島のすべての蒸留所の手で、何世紀にもわたって受け継がれてきたあらゆる技術を結集して誕生しました。クレオールのラム酒の作り手たちのノウハウが加わることで、シャレットのラムは常にその個性を発揮しています。

シャレット ラムブラン トラディショネル     容量:1000ml 度数:49度

インド洋西部・マダガスカル島の北東にあるフランスの海外県・レユニオン島にある、サバンナ、リヴィエールデュマ、イゾティエの3種をブレンドして作られたブラン。ボトリングまですべての工程をレユニオン島で行っており、レユニオンラムのアイコン的なアイテム。
島内では50%を超える圧倒的なシェアを獲得しており、スパイスやフルーツを漬け込む”ラム・アランジェ”やカクテルベースとしてバーや家庭で楽しまれています。「シャレット」とは、ラベルに描かれているサトウキビを運搬する牛車のことを指します。

香りは、青りんごやパイナップルなどのフルーツフレーバーがはっきりと感じられるが、アルコール臭やアグリコールラム特有の青っぽさはなく、どこまでもフルーティ。
味わいは、3種のブランの良いところが合わさっており、ボディはあるがアルコール感はなく、ここでもフルーティなアロマが鼻腔を駆け抜けていきます。

ドメーヌ ド ラサール バ アルマニャック 1972年
ドメーヌ ド ラサール バ アルマニャック 1972年
容量:700ML 度数:49.6度


サンジュスタンという美しい村でアンドレ・コスト氏が、手間隙かけて造り続けていたこのアルマニャックは、現在はすでに生産を止めており、その貴重なストックを細々とご紹介してきました。コニャックに勝るとも劣らないブランデーであるアルマニャックですが、時代の波に飲まれ、氏のような秀逸な生産者がどんどん廃業していっています。

しかもこのボトルはフィロキセラによりほとんど絶滅寸前となったフォルブランシュ種、交配種をあまり好まない現代の流れに埋もれ、消えつつあるバコ種という、アルマニャックを長年支えてきた品種による貴重なものです。
アンドレ・コスト氏がつくりあげる優雅で複雑極まりない味わいをもつ古酒アルマニャック。

力強いランシオ香に、優しいスパイスの風味、メン
トール、ドライイチジクを伴った深みある優美な味わいを楽しめるはずです。フィニッシュではランシオ香とプルーンの風味にタバコやムスクの香りがかすかに薫ります。
注目のトロピカルな高品質ラム「サバンナ」 インド洋のフランス世界遺産「レユニオン島」から
インド洋西部・マダガスカル島の北東にあるフランスの海外県・レユニオン島。火山島である島の北東サン・アンドレに位置する
サバンナ蒸留所は、1948年に現在の場所に移設されましたが、その歴史は古く1870年代にはラムの製造を始めています。
自社のサトウキビ農園で育まれるサトウキビの大半が丁寧な手摘みで収穫され、製造工程ではトラディショナル、アグリコール、グランアローム、ハイエステルと4タイプの原酒を作り分けている稀有な蒸留所になります。フランス海外県であるため、
コニャックカスクなども使用し、日々新たな可能性を模索し続けている生産者として大変注目を集めています。
サバンナ ラム 5年     容量:700ml 度数:43度
熟成にコニャックの古樽を複数用いることで、力強さと溢れ出す絶妙なアロマとを兼ね備えたトラディショナルラム。コラムスチル使用。ロックが特におすすめです。
心地よいフルーティな香りから、マンゴー、パイナップル、パッションフルーツなどのトロピカルフルーツや、アーモンドやマジパンへと変化していく。味わいに円熟味もあり、かすかなアニシードとともにサフランやカレーといった穏やかなスパイスの風味が骨格を作る。
サバンナ ラム レ・マスト    容量:700ml 度数:45度
サバンナのDNAを体現する、最長9年熟成のトラディショナルラムと6年熟成のグランアロームラムを、約7:1~8:1の割合ブレンド。「マストバイ!」の意味合いをもつ新定番アイテム。発酵期間は、トラディショナル24時間、グランアロームは6~10日で、グランアロームは銅製のSavalle社コラムスチルを使用している。
バナナ、洋ナシ、白桃にまたがるフルーティさと、酸味のあるハードキャンディのような香り。
その後ハチミツや、レーズン、デーツ、アンズといったドライフルーツへと変化していく。マスターブレンダーが商品開発し、今後もバッチ生産となります。
初夏におすすめアルザスワイン
フランス、アルザスにあるリボーヴィレの近く、アルザスのロルシュヴィールのオーラン村で1661年から家族経営を行うドメーヌ、ローリー・ガスマンは51ヘクタールの畑(約40haはロルシュヴィール、約10haはベルクハイム)を、マリー‐テレーズ、ルイ、その息子のピエール・ガスマン、そして17人のスタッフによって管理しています。ビオディナミによるブドウ栽培の原則を取り入れながらも、除草剤を使用するという独特のやり方で、年間平均300,000本を生産。
常に4年分を超えるストック(100万本)を所有しており、飲み頃を待って出荷するビジネススタイル。それは主にフランスの顧客用で、年間生産量の20%のみが輸出されています。
ローリー・ガスマンは、それぞれの土壌の特性に合わせて幾つかのブドウ品種を栽培しています。醸造には大きなオーク樽とステンレスタンクが使用され、素晴らしいエレガンスを備えた、穏やかで飲み易いワインとなっています。
そんなアルザスワインを知り尽くした生産者がアルザスワインに必ず記載されるヴァラエタル(品種)ごとにベストペアリングといえる食事をおすすめしています。

シルヴァーナー
シルヴァーナーは、アルザスの典型的なブドウで、花の香りのする辛口で軽めのワインを生み出します。これらの特徴は、前菜として、あるいは小腹を満たすためのスナックとして、郷土料理のシンプルな料理と完璧に調和します。

オーセロワ
ピノ・ブランとオーセロワは、とても心地よく、控えめで、調和のとれた果実味を持つ軽いワインで、毎日の料理にとても適応します。若いうちはアペリティフとして、またキッシュやパイ、サラダ、前菜などに合わせ、熟成すると、より複雑な味わいの料理と合わせます。

リースリング
土壌の組成に特に敏感なリースリングは、完璧に醸造されると、素晴らしい表現力を持つワインとなります。複雑なアロマを支える美しい酸は、魚介類、魚のソース煮、ザワークラウトなど、風味が際立つグルメな料理と相性がよいです。

ピノノワール
少しタンニンがありますが、果実味が豊かで、個性的な料理、狩猟肉、グリルした肉、皮やソースを使った肉、イノシシ肉、バーベキューなどと完璧にマッチするワインです。

ミュスカ
フルーティで歯ごたえのあるワインは、アスパラガスやコールドカット、寿司やエキゾチックな料理、イチゴ、ベジタリアン料理など、五感を刺激する料理とよく合います。

ピノグリ
このワインは力強く、骨格があり、太く滑らかで、リッチな料理、香り高い料理、高級鶏肉、大きな白肉、マリネしたテリーヌ、クリームやマッシュルームを使った料理と完璧に合います。

ゲヴュルツトラミネール
表現豊かで魅力的なワインは、石灰岩の美しい酸に支えられて、アロマの複雑さが際立ち、甘い/しょっぱい料理、エキゾチックな料理、フォアグラ、スパイシーな料理(サフラン、カレー、ペッパー、シナモンなど)、ブルーチーズ、デザート、ペストリーなどには、欠かせない存在となるのです。

ヴァンダンジュタルディヴ(レイトハーヴェスト)とセレクシオン・グラン・ノーブル(甘口)
高貴なブドウ品種だけで造られた特別なワイン。ミュスカ、リースリング、ピノ・グレイ、ゲヴュルツトラミネール。良い年には成熟の終わりに現れるボトリティス・シネラは、強烈なアロマと爆発的なフレーバー、素晴らしい持続性を持つ、フォアグラ、デザート、素晴らしいチョコレート、強いチーズ、アジア料理にふさわしい寛大なワインになる。

ワインリストにない品種は取り寄せ可能なアイテムもございますのでご希望でしたら是非お問い合わせください。テーブルが豊かになるアイテムセレクトをお手伝いします。