2016年2月

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オーストラリアはまだ建国してから238年ほどしかたってない比較的新しい国です。
筆者の感覚では独立した大陸であるせいか、新しい国とはいえ、建国当時から移住した当時の文化がまだ残されていて、その当時の伝統的なスタイルがそのまま残っている、古い文化がいい意味で維持されている国だと思います。
ワインでいうと南オーストラリア州のバロッサあたりがそういうイメージでしょうか。
今回紹介いたしますのはそんなバロッサのラングメイルワイナリーです。
その歴史は、信仰上の理由からいまのドイツ、ポーランドとチェコの国境付近に位置するシレジアを追われたクリスチャン・オーリックト氏が、自由を求めて7年間で5回もの移住の末に、1842年に家族と共にこの地に移り住んだことから始まりました。オーリックト氏が1843年にこの地に植えたシラーズは、バロッサだけでなく世界で最も古いシラーズの樹として知られています。1932年に最初のワイナリーが建設され、当時は「パラデール・ワイナリー」の名で運営されていました。1996年、バロッサ・ヴァレーに何世代にも渡って住んでいる地元の3名、リチャード・リンドナー氏、クリス・ビター氏、カール・リンドナー氏がパラデールを買収。彼らはまだ残っていた古い建物を修理、ラングメイルの村の建て直し、ワイナリーの改装を行い、ラングメイルの地にちなんで、ワイナリーを「ラングメイル」と名付けました。2011年にリンドナー家の所有となっています。
ラングメイルワイナリーは、シラーズの随一の産地であるバロッサ・ヴァレーと、標高が高く冷涼な気候のイーデン ヴァレーに葡萄畑を持ち、手頃なものからプレミアムレンジまでライム、青リンゴの若々しい香り。ほのかな花の香りと、リースリングに特有の石油香も感じられる。フレッシュで豊富な酸と、リンゴのような果実味が感じられる。引き締まった味わいのワイン。うりういの幅広い価格帯で、エレガントでバランスの良いスタイルのワインを造っています。プレミアムレンジは樹齢70年~100年を超える古木から造られるワインが中心。
全体的なスタイルの感想としてはワインの造りは現代的と言えますが、バロッサの高樹齢のぶどうの樹の実力を感じます。ワインの味は畑の仕事だと確認できるスタイルです。

ラングメイル オルファンバンク シラーズ バロッサ・ヴァレー ¥6,380
平均樹齢は約88年。力強く芳醇な香り。スミレ、チョコレートにセージ、杉、微かにホワイトペッパーの香りも感じられる。ジューシーなラズベリーとプラムの風味が口の中いっぱいに広がる。ホワイトペッパーのニュアンスも感じられる。きめの細かいタンニンがあり、エレガントでバランスの取れた味わい。タンニンも柔らかくなめらかに口の中に入ってきます。

ラングメイル ヴァレーフロアー シラーズ バロッサ・ヴァレー ¥2,890
樹齢は約100年。よく熟したカシス、ブラックベリーの果実香に、樽由来のヴァニラの香り。黒コショウ、シナモン等のスパイスの香りや、皮のような香りも感じられる。ふくよかなアタック。果実の甘さの後に、細やかだがしっかりとしたタンニンを感じることが出来る。
セカンドラインながらタンニンの構成がしっかりしていて、オーストラリアの太陽を感じる味わい。

ラングメイル ステッドファスト シラーズ バロッサ・ヴァレー ¥2,130
ブラックベリー、プラムにスパイスのリッチな香り。樽熟成からくるヴァニラのニュアンスもある。フルーティな味わいで飲みやすく、滑らかなタンニンが口の中に広がり、余韻が長く続く。カジュアルラインで繊細さがあり食事のワインとしておすすめ。

ラングメイル イーデン ヴァレー ドライリースリング ¥2,680
ライム、青リンゴの若々しい香り。ほのかな花の香りと、リースリングに特有の石油香も感じられる。フレッシュで豊富な酸と、リンゴのような果実味が感じられる。引き締まった味わいのワイン。イーデン ヴァレーの代表的な品種リースリング、その特長を十分に感じさせる一本です。

よろしくお願いいたします。
寒い日が続きますので暖かい話でもしてみます。
イスラエルというとみなさんは何を想像されるでしょうか。
ユダヤの国、パレスチナ、イスラムとの対立、キリスト教、世界三大宗教の起源、エルサレムなどがあるかと思います
しかし、ワイン造りについても起源の一つとされています。旧約聖書にも記される紀元前2000年前にはワイン造りが発達し、ヨーロッパ、ギリシャにワイン造りを伝えたルーツの一つにあたる地域と言われます。
地理的に見ても地中海沿岸、地中海性気候の温暖な気候ですが、イスラエル北部のぶどう産地は水利の豊かなゴラン高原、ガリレーはかなり標高が高く、冷涼でぶどう造りに向いていて、キブツも多く農業が盛んです。また、南部の死海より南、エジプト国境のネゲヴ砂漠でも灌漑の発達で昼夜の温度差を利用してぶどう造りが行われています。
7世紀のイスラム征服でワイン造りが1200年ほどストップしますが、その後1848年にワイン造りが再開されて以来、シャトーラフィットロートシルトのエドモン・ド・ロートシルト氏のシャトー参画などもありました。
当初はユダヤ教徒向け、コーシャワインや聖餐用の甘口ワインを造っていましたが、1990年代以降、方向転換が行われました。7世紀にイスラエルの地場品種はイスラムによって絶滅したと言われ、その後、気候区分から南仏品種が導入されていましたが近代は、カベルネソーヴィニョン、シャルドネ、メルロなどの国際品種が入り、ワインも洗練された味わいに展開していきます。世界各地で修行した醸造家たちが集まり、様々な味わいのワインが作られるようになってきました。当初はヴァラエタル(品種)の味わいが顕著なワインが多かったのですが、近年は様々なスタイルが作りだされ期待ができる地域となっています。

今回おすすめするのはユダヤ屈指の名家モンテフィオーレ家が2010年に創設したブティック・ワイナリーです。「イスラエル建国の父」モーゼス・モンテフィオーレ氏の誕生150周年を記念し、その子孫たちが創設したワイナリーです。
 モンテフィオーレの葡萄畑は、旧約聖書の時代より葡萄が育てられていたと言われるジュデアン・ヒルズにあります。高品質なワインを生み出すと注目を集めているエリア。 ワインはエレガントでバランスの良いスタイル。最高級ワインの「ケレム・モシュ」は、「上品なワインで、驚くほどの優雅さと素晴らしいテクスチャー、沢山の魅力を備えている」と評価されています。
モーゼス氏はラフィット・ロートシルトのバロン・ジェームス・ド・ロスチャイルド氏やムートン・ロートシルトのバロン・ナサニール・ド・ロスチャイルド氏とは親戚にあたる人物。そして彼らの造るワインはコーシャ認定を受けています。コーシャとはユダヤ教で定める食べ物に関する規定。ユダヤ教の資格を持ったラバイ(ユダヤ教の指導者)が製造工程をその目で確かめ、ユダヤ教の教義に従った安全な食品であると認定し認定書を発行、認定を受けた食品はその認定マークやロゴをパッケージに表示することが出来ます。

※モンテフィオーレ レッド 
マルベック34 % シラー33 % プティ・シラー33 % 
¥2,550(税抜)
フルーティーな味わい。絹のようなストラクチャーが感じられ、後味はすっきりとしている。マルベックのしっかりとした果実味とシラーのスパイシーさ、プティ・シラーの力強さ、地中海のハーブやイスラエルに降り注ぐ日光の暖かさが感じられます。

※モンテフィオーレ ケレム モシュ
カべルネ・ソーヴィニヨン60 % プティ・ヴェルド34 % シラー6 % 
¥5,950(税抜)
ブラックベリーやプラム、ブラックリコリスのアロマ、スミレのヒント、スモーキーな香り。味わいはイタリアのシラーを思わせるスタイルで、クラシックな味わいが表現されている。こなれたタンニンとバランスの良い酸が感じられ、余韻は長い。シラーは中東が起源であると言われており、ジュデアン・ヒルズでの栽培には適しています。

よろしくお願いいたします。
多くのワインはぶどうの収穫年がそのワインのヴィンテージとして記載されています。
つまり、ワインの生まれ年であります。
筆者はぶどうの実が摘まれてから私たちのテーブルの上でグラスに注がれるまでをよく人生に例えます。葡萄が育った年の天候、栽培家による育成、収穫後の醸造、熟成、瓶詰め、出荷は人生における成長期、飲み手による購入、保存、抜栓、グラスに注ぐ、味わうはまさに人生の成熟期。
自分の人生をワインに重ね合わせてみるのも楽しいと思います。
そして、私たちはそんな自分だけのヴィンテージのワインを探してお届けするお手伝いをします。
具体的な商品はサイトには掲載しませんが、ご希望のヴィンテージをメールで送信して頂きますと、(タイトルはヴィンテージワイン希望と記載してください)該当のヴィンテージワインをご提案いたします。
商品のご購入前にはワインボトルの外見の画像をあらかじめ送信いたしますので、液面の高さ、色調、ラベル、キャップシール等、状態をご確認頂いてからの安心できるご購入システムです。ただし、古酒の性質上、一度ご購入頂いたワインの返品はお断りいただいております。事前のご確認とご検討を十分に行って頂くことをお勧めいたします。

古くは1900年代前半から最新は南半球では2015年のワインがリリースされていますので、1歳から100歳くらいまでの方々には何かのご提案ができると思います。
誕生日、記念日にちょっとぜいたくなヴィンテージワインをテーブルに置いて、大切な人と話を咲かせてみませんか。

お問い合わせはこちらから
aquavitae@xpost.plala.or.jp

よろしくお願いいたします。

Wine Shop Aqua Vitae
店長
河合
2016年2月15日 第百五十八回配信
今日のニュースを見ていましたら、ラグビーワールドカップを盛り上げてくれた日本代表の五郎丸歩選手がフランスリーグ、TOP14のトゥーロンと2年契約をしたとの記事を目にしました。名前も似ているので気になりました。
RC Toulonnais (トゥーロン)は1908年に設立されたラグビークラブでフランス代表に多くのプレーヤーを送り出した歴史的あるクラブで、筆者もトゥーロンと対戦経験もあるので語ることは多くありますが今回はワインのコラムなのでそちらを中心に書いてみます。
トゥーロンの町は海軍基地として成り立ってきた町です。
ヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」で主人公のジャン・バルジャンが刑務所に幽閉され、船のドッグで作業するシーンがありましたがまさにその場面がトゥーロンなのです。
食についていうなら、マルセイユとニースの間に位置しているプロヴァンス地方なので料理は、オリーブオイルで焼いた魚に、トマトやラタトゥイユ(野菜の煮込み)や、ゆでたコメなどが付け合わせられている、これがプロヴァンス風です。
山が海にせり出す地形でそこで取れるハーブ、オリーブオイル、魚の料理が素晴らしい。
そこに合わせたいおすすめワインは
バニョール カシ ロゼ
バニョール カシ ブラン
ベギュド バンドール ルージュ
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/45

ちょっと、イタリアを感じるラテンの料理とお手軽に楽しめるプロヴァンスワインのマリアージュを春に楽しんでいただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。


ワインの味わいを決定するブレンドはオーナーと醸造長たち少数で決定されるものです。
つまり、その人たちの嗜好、味覚、食の経験によるところで味が決定してしまいます。
筆者がバックパックでいろいろな地域を回っているとき不思議な体験をしました。
モロッコ、チュニジア、トルコなどイスラム教圏の国を旅する時に予備知識としてその戒律について知る必要があると思い、いろいろ調べていました。当然、イスラムではハラームと言われる飲酒は禁じられています
しかしながら実際に当地を訪れてみるとその考え方については様々な対応がありました。
戒律や建前では飲酒は大罪とされていますが、歴史をさかのぼるとイスラム法以前は普通に飲酒があった歴史がありますし、信仰やクルアーンの解釈にも人によって違いました。

私がイスラム教圏の町を乗り物で移動していると、同じ方向に行く人と知り合いになりました。その人がカフェに行こうと言ってくるので、ついていきました。
そうすると、その人は、カフェで「今日は暑いから、冷たいビールかワインを飲もう」と言いだしました。私はちょっと不思議な気がしました。イスラムでも普通にアルコールを飲むのだなあ、と。
そうしてカフェの店長にアルコールのオーダーをすると、その店長はオープンカフェのシートから窓もない小部屋を案内してくれて、「ここで飲んでくれ」と言いました。
私たちはその何もない小部屋で悪いことをしているかのような意識の中、アルコールを飲んだという不思議な体験をしました。
やはり、表立ってアルコールを飲むのはイメージが良くないようですが、実際は普通に飲まれているのが良く分かりました。
帰国してからいろいろ調べてみるとイスラム原理主義の考え方にほど遠い地域、例えばトルコ、モロッコ、チュニジア、バルカン半島の旧ユーゴ圏の国はヨーロッパスタイルの食事で普通にワインも飲んでいるし、中央アジアの国々の人々もハードリカーを飲んでいるのを目にします。
そういった地域のワインはやはり、イスラム圏のスパイシーな味わいの肉料理に合うブレンドになっているイメージがあります。

そんなイメージのワインは
クロアチアの
イロチュキ ポドゥルミ カピストラン ツルニ セレクテッド 2013 (赤)http://aquavitae.ocnk.net/product/39

ハンガリーの
パンノンハルミ アパーチャーギ ピンツェーセト パンノンハルミ トリコシュ レッド 2013 (赤)
http://aquavitae.ocnk.net/product/41

がおすすめです。

その後も興味を持っていろいろな資料を読み進めていくと、
イスラム教において酒が禁じられているにはあくまで現世においてであり、天国ではむしろ飲酒が讃えられていることから、神秘主義詩などでは酒への称賛が詠まれているが、それらは文字通りの酒への賛美ではなく、真の意味は神への称賛だとされる。
とあるようです。

スペインでもイスラムがイベリア半島を支配していた時代にぶどうの樹を抜いたとされていますが、実際には全て撤去されていたわけではなく、そのままにされていたぶどうの樹もあったようです。

また、戒律が厳しいとされるイランでも歴史的に見てペルシアは飲酒が盛んであり、酒をうたった多くの神秘主義詩があるほか、国民詩人、オマル・ハイヤームの四行詩、ルバイヤートは世俗的立場から飲酒の享楽をうたっています。
そんなルバイヤートのワインもございます。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/46

結論としておいしいものは世界のどの地域でも楽しまれているのだなあと実感した次第です。

よろしくお願いいたします。
2016年2月8日 第百五十六回配信
オーストラリアワインを扱うことになりました。これまではヨーロッパ主体の品揃えでしたがいろいろリクエストもあり、オーストラリアワインも新しいアイテムをそろえてみることにしました。オーストラリアワインと言っても大きな大陸ですからどこから扱うか考えてみました。
オーストラリア大陸全体の割合から見たらブドウ産地はほんの数パーセントくらいです。
しかし、多様な気候区分のみならず、オーストラリアのワイン産地の特色は人種にあるといってもいいくらい、移民の歴史とそのスタイルが密着しているといってもいいでしょう。
実際に滞在してみると、イギリス人文化圏、ドイツ人文化圏、イタリア人文化圏、スペイン人文化圏など細かくコミュニティーが分かれていますのでそのコミュニティーの特色が良く出ているように思えます。
そんな多様なアイテムの中でやはり基本の古い歴史のある生産者から選んでみました。
時代の流れがあってもポリシーの変わらない生産者たちです。
オーストラリアワインは基本、コモンウェルス(元の英国領)ですからロンドン向けのマーケットをにらんで造られたワインスタイルからスタートしています。
そこに様々な移民が入り、それぞれが好きな味わいを作り上げてきました。
近年はほかのニューワールドに押されがちなオーストラリアワインですが、二百数十年の歴史の中で守り続けてきたスタイルを再考してみるとまた新しい発見があるはずです。

その中でお買い求めやすい価格帯で土地と歴史の味を感じるスタイルのワインをピックアップしてみました。

aus-mcv-0001 ダーレンベルグ・フットボルト・シラーズ S'12
http://aquavitae.ocnk.net/product/389
aus-tas-0001 デヴィルズ・コーナー・ピノ・ノワール S'14
http://aquavitae.ocnk.net/product/390
aus-tas-0002 デヴィルズ・コーナー・リースリング S'15
http://aquavitae.ocnk.net/product/391
aus-vic-0003 タービルク・タワー・シラーズ S'13
http://aquavitae.ocnk.net/product/392
aus-vic-0004 イエリング・ステーション・リトル・イエリング・ピノ・ノワール S'14
http://aquavitae.ocnk.net/product/393

是非お試しください。
よろしくお願いいたします。
南アフリカワインの新入荷です。
今回の入荷アイテムは南アフリカの古い土地で若い生産者が造る新しいタイプのワインです。
筆者の試飲したイメージでは南アフリカのこれまでの味わいのイメージもやや残しながらも世界のマーケットが求める味わい、若年層の求める味わいのイメージ、壮年層の求めるなつかしい旧世界の思いである味わいを新しい大地で実現したハイブリッドなワインだと思いました。
価格もお求めやすい価格帯のアイテムを選びました。体に自然に入ってくるナチュラルスタイルと後に感じる余韻がモダンスタイルの食事にも合わせやすい。
おすすめのシリーズです。

sa-str-0004 クライン ザルゼ セラーセレクション ピノタージュ 2014
http://aquavitae.ocnk.net/product/381

sa-str-0005 クライン ザルゼ セラーセレクション カベルネソーヴィニョン 2014
http://aquavitae.ocnk.net/product/382

sa-str-0006 ル リッシュ シャルドネ 2015
http://aquavitae.ocnk.net/product/383

sa-sw-0001-bio A.A.バーデンホースト セカトゥール シュナンブラン 2015
http://aquavitae.ocnk.net/product/385

sa-sw-0002-bio A.A.バーデンホースト セカトゥール レッドブレンド 2013
http://aquavitae.ocnk.net/product/386


よろしくお願いいたします。
2月に入り、バレンタインデー商戦にワインを、と考えておりました。
弊社取扱いのスパークリングワイン、
チェッロ プロセッコ (イタリア ヴェネト州)
http://aquavitae.ocnk.net/product/377
がございますが、こちらのラベルはロミオ&ジュリエットの舞台でもあるイタリアのヴェローナ郊外で造られるプロセッコになぞらえて愛をモチーフとしたラブリーなラベルです。
ハートマークのラベルのワインは世の中に多々ありますが、このスパークリングワインに注目した理由はほかにもあります。
この生産会社、チェッロ エ ティエラ社、(英 スカイ&アース社)Cielo e Terra Gruppo Cantine Colli Berici の取り組みに注目したからです。
この会社は様々な「プロジェクトブルー」と呼ばれる社会貢献活動に取り組んでいます。
アフリカの井戸掘削、CO2削減を目的としたエコノミックボトルの使用、貧困地域への労働機会の創生とシェアなどを行っています。
実際に行われてきた活動として、
西アフリカのシエラレオネで31本の井戸を掘削し、20年間で2万人にきれいな水を提供する。
オーガニックワイン会社EKUOの設立で雇用機会を創出する。
コロンビアのメデジン市で200人の恵まれない子供たちに食事、勉強、遊びの機会を与える。
EKUO社の有機ワインの売り上げ5%を上記のプロジェクトに割り当てる。
ことを行っています。

バレンタインデーでの男女の愛もメディア、商業として大々的に取り上げることも多いに結構なことですが、こういった形の愛の活動もみなさんに知ってほしいと思います。
このプロセッコを一本飲むことでアフリカや南米の子供たちに笑顔が生まれるかもしれません。

原文:http://www.cieloeterravini.com/it/progetto-blu.php
よろしくお願いいたします。

Wine Shop Aqua Vitae
店長
河合
相変わらず寒い日が続いております。
寒い日に飲み物を飲みたくなる気分ということについて考えてみました。
まず、熱いお茶やお味噌汁などですが、ここではワインに限定すると前回ご紹介したホットワインがあります。今回はそれを外して考えてみます。
熱くないワインではどうでしょうか。カカオや凝縮した果実味を感じる味わいではないかと思います。
こういう味のワインを挙げてみると

arg-mdz-0002 ドニャパウラ エステート カベルネソーヴィニョン 2015
http://aquavitae.ocnk.net/product/365
arg-mdz-0003 ドニャパウラ エステート マルベック 2013
http://aquavitae.ocnk.net/product/366
sp-arg-0001 サン アレハンドロ レイシス デ ガルナッチャ 2013
http://aquavitae.ocnk.net/product/241
sp-arg-0002 サン アレハンドロ レイシス デ テンプラニーリョ 2013
http://aquavitae.ocnk.net/product/242
it-tsc-0011-ntr カサーレ ダヴィッディ カイノーザ キャンティ コッリ セネージ 2013
http://aquavitae.ocnk.net/product/378
it-pgl-0006-org フェウディ ディ グアニャノ サリーチェ サレンティーノ 2014
http://aquavitae.ocnk.net/product/379
it-pgl-0007-orgフェウディ ディ グアニャノ テラマーレ ネグロアマーロ サレント 2013
http://aquavitae.ocnk.net/product/380
it-tsc-0005-bio カンピ ヌォーヴィ モンテクッコ サンジョベーゼ リゼルヴァ 2010
http://aquavitae.ocnk.net/product/81
it-scl-0014-org サンタテレザ チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア クラシコ オーガニック 2012
http://aquavitae.ocnk.net/product/340
it-scl-0015-org サンタテレザ インシエメ ネロダヴォラ オーガニック 2013
http://aquavitae.ocnk.net/product/341
it-scl-0003-org サンタ テレザ フラッパート 2012
http://aquavitae.ocnk.net/product/82
sp-leo-0001-bio ロサーダ エル パハロ ロッホ 2014
http://aquavitae.ocnk.net/product/373

まだまだいろいろありますが、これらのワイン産地の共通点は暑い土地ではありますが、昼夜の温度差が大きく、果実味だけではなく酸やミネラルとのバランスが良いということです。つまり、一口だけではなく飲み飽きしない味わいです。
是非お試しください。よろしくお願いいたします。