2018年1月

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ラングドックワイン 自然と大地を敬愛する。
2018年1月30日 第三百五十六回配信
フランス南部スペインとの国境近くにラングドック ルシヨン地方という地域があります。
ここのエリアはフランスの文化というよりも地中海沿岸の文化が色濃く残り、公用語のフランス語とともにカタルーニャ語というプロヴァンサル語の仲間といえる言葉が話されています。
そんな中に若い生産者がローマ時代から続くワイン文化に再び光を当てようとしています。

ドメーヌ ジュリアン ペイラス
フランスの地中海沿岸の都市、モンペリエ、セートから山に向かって北側、ポーアンという村にあるジュリアン ペイラスという。自然に敬意を持ち、よりナチュラルにワインを造りたいという思いから、ビオロジック栽培、SO2無添加(瓶詰時にも無し)にこだわった造りをしています。
http://aquavitae.ocnk.net/product/573

ドメーヌ ピック ジョアン
ジャン・ソレと妻のローラ・パルセが作ったドメーヌ ピック ジョアンさらに南のスペイン国境付近、ピレネー=オリアンタル県のバニュルスとコリウールの、地中海に沿った 段丘に7ha余りの自社畑を所有しワイン作りに情熱を注いでいます。がけの様な急斜面に植えられた葡萄は厳格に管理された古樹の平均樹齢は60年で、地中海で生まれる海のさわやかさが伝わるワインならではの味わいを引き出します。
http://aquavitae.ocnk.net/product/489
http://aquavitae.ocnk.net/product/488

ドメーヌ アルレタ
ドメーヌ アルレタの畑はペルピニャンから約30㎞、フィトゥーから約10㎞のオプル・ペリヨ村に5.5haを所有するが、カーヴは100kmほど離れたカルカッソンヌに所在。当主のブノワ・アルレタズ氏は実家が所有していた国際品種が植わっていたコルビエールの畑は継がず、古樹の地場品種を求めた結果この辺りの奥地に至った。畑の樹齢は35~115年と非常に古く、自然と収量が落ちる(15~20hl/ha)。
ワインの印象は非常にタフで抜栓後、2か月程度放置しておいても味わいがどんどん変化していき、その味わいが楽しめるのは驚きの一言。少なくとも2日前には抜栓しておいておきたいと思います。そして長期熟成にも耐えられる可能性も感じます。
http://aquavitae.ocnk.net/product/592
http://aquavitae.ocnk.net/product/591

早春はヴェネトから
ヴェネト州のソアヴェで作られるワインの特徴はアーモンドやチェリーの香りを含み、新鮮ですっきりして、しかも厚みのあるしっかりした味わいです。これはガルガーネガというぶどうを主体にトレッビアーノ、ピノビアンコ、シャルドネなどをブレンドして厚みと酸の味わいをましているのですが、
今回紹介するフォルナーロ ソアヴェ クラッシコはブレンドによる味わいの豊かさではなく、テロワール、つまりこの地区での最上のエリアのひとつ、ラ ロッカの上部の畑から作られた上質の葡萄100%で造ります。
ミネラル感があって引き締まった第一印象と、中盤以降のふくよかさが良い。
80年代、生産者のダミアーノの父と叔父がブドウを栽培し、地元だけで流通させるためのワイン醸造もしていましたが、事業化し、輸出したのがダミアーノの手腕によるものでした。
早春に出荷される野菜や春の魚、に合わせれば豊かな味わいが楽しめます。
http://aquavitae.ocnk.net/product/433

イタリア新着 原点回帰の銘醸ワイン
イタリアのピエモンテとトスカーナは1980年代からワインブームを起こした銘醸ワインといえる存在です。
そのころはトスカーナではスーパータスカンといわれるカベルネ、メルロ、シャルドネといった国際品種のクオリティを高めたワインを作った時代でした。しかし2000年以降は各地方での土着品種の見直しが始まり、それぞれの地方がそれぞれのカラーを出すことに力を入れてきました。今回ご紹介するピエモンテ、トスカーナでも昔のスタイルを見直したワインが若い生産者によって作られています。

ピエモンテの生産者、クレアルトはジェノアで鉄道のエンジニアとして働いていたルイージとその妻エレオノーラの2人が、バルべーラ種の生まれ故郷でもあるモンフェラートの美しい景観と素晴らしいワインに出会い、魅了されて移住を決意。
アグリツーリズモも経営しており、クレアルトのナチュラルなワインとオーガニックで栽培した小麦粉や野菜を使用したアンドレア達の料理を、モンフェラートの美しい景色と共に楽しむ事ができます。
http://aquavitae.ocnk.net/product/50

トスカーナの生産者、カーサ ディ モンテはフィレンツェとサンジミニャーノの中間に位置するキャンティ・モンテスペルトリにあるファミリー経営のワイナリーです。
ここの作るキャンティは今では珍しくなった、昔のキャンティブレンド、サンジョヴェーゼ、カナイオーロに、白葡萄のトレッビアーノ、マルヴァジアを加えたクラシックなブレンドで造られる赤ワイン。
スミレ、ラベンダ、ほんのり土やジュニパーベリー、ほのかにミントやオレンジの皮を感じさせる清涼感があります。
http://aquavitae.ocnk.net/product/713

Aqua Vitae
河合吾朗
フランス ブルゴーニュ新着 普段飲みで楽しむピノ。
ゴヌー一族はムルソー村に本拠地を置くアンリ・ゴヌーという優れたブドウ栽培家の一族で、1972年、彼の死後相続によって2つのドメーヌに分割されました。
1つがムルソー村に本拠地を置くドメーヌ・フランソワ・ゴヌー、もう一つが古典的ワイン生産者として知られポマールに本拠地を置くドメーヌ・ミシェル・ゴヌー。このジャンミシェルはフランソワ・ゴヌーの息子でアンリ・ゴヌーの孫、ミシェル・ゴヌーの甥に当ります。1978年から父親とともにドメーヌ・フランソワ・ゴヌーで働いていましたが、1990年に父親のドメーヌ、フランソワ・ゴヌーから独立し、母親の家系が所有している6haにも満たない小さな畑でブドウを栽培しています。
1991年にセラーを新調し、熟成を行う為に深く涼しいセラーを造りました。現在ではムルソー、ポマール、ピュリニー・モンラッシェ、ヴォルネイでワイン造りを行っています。
伯父のミシェル・ゴヌー同様に偉大な年の一部のワインはドメーヌが所有するセラーで熟成させた後に出荷され、リリース価格は現行ものと出来る限り同等の値段で出されるため、飲み頃を迎えたワインがお買い得な値段で出てくる優良生産者です。
使われている葡萄品種、ピノ・ファンは、繊細なピノを意味します。ピノ種の中で、果粒が小さく果皮が厚いために、味わいの特徴の際立ったワインを造ることができるとされるが、幹が真っ直ぐに育たず収量が低い栽培の難しい品種ですが、その果汁は驚くほどの凝縮感に溢れています。
飲み頃を見極めた熟成時期と果実本来がもつ力強さのバランスがちょうどよく、ブルゴーニュワインとしては入手しやすく、ブルゴーニュワインのキャラクターが楽しめます。

http://aquavitae.ocnk.net/product/712
2月の食材にワインを合わせる。
この時期から2月までの厳冬期は暖かいお鍋や和食が恋しい季節です。
こんな季節は暖かい日本酒でも合わせたくなるイメージですがワインもおすすめです。
スパークリングやシェリーのフィノ、アモンティリャードなど酒精強化ワインなどある程度の長期熟成をして出荷しているのでこの香りがカツオや昆布のだしにとてもよく合います。
また、アルザス、ドイツ、オーストリア、イングランドや東欧もの白ワインもおすすめです。
リースリングやゲヴュルツトラミナーなどはいいお値段ですが、このあたりですとピノブラン、シルヴァネール、シャスラなどはお手頃です。東欧やオーストリアにもネームバリューは低いですがお買い得なアイテムがあります。この地域も昔からフランスのスタイルを目指し、追いつけ追い越せでワインを作っていたからです。
だしと言えばこの時期の旬は大豆なんですね。大豆の収穫時期と合わせて水の冷たいこの時期はお豆腐やおからの料理がおいしいのです。
豆腐やおからの料理にもカツオや昆布だしが使われている料理が多いのでもちろんこれらの料理におすすめです。
このような日常の食卓にぜひ合わせていただきたいアイテムをそろえておりますのでご希望、お問い合わせがございましたらご連絡お待ちしております。
スペインワイン 春の息吹と共に
春のこの時期、千葉ではすでに菜の花など春の息吹が出荷されています。
この野菜に合わせてみたい白ワインが入荷します。

スペイン北東部のバスクエリアと北西部のヴァジャドリーのルエダエリアの白ワイン。
バスクはオンダビリアの地域の優れた畑から選ばれたオンダラビスリという絶滅しかけた品種。ルエダはヴェルデホ、ここもスペインでは屈指の白ワインの産地です。

バスク ゲタリア
イルスタ ゲタリアコ チャコリーナ イルスタ ベレシア 2015
http://aquavitae.ocnk.net/product/440

バスク ビスカイア
ゴルカ イサギレ G22 2015
http://aquavitae.ocnk.net/product/709

カスティーリャ イ レオン ルエダ
ボデガス デ アルベルト ヴェルデホ エコロヒコ 2015
http://aquavitae.ocnk.net/product/710

ご希望、お問い合わせがございましたらご連絡お待ちしております。

ジョージア クヴェヴリワイン入荷
コーカサス地方で8000年以上前からワイン造りが行われているジョージアからお手頃価格のワインが入荷します。
ジョージアワインの特徴はジョージアの固有品種を使って古代から伝わる伝統製法によって作られることに特徴があります。2013年12月にはユネスコ世界無形文化遺産として多声音楽のポリフォニーとともに世界に認められることになりました。
この伝統的なワイン造りはクヴェヴリといわれる卵型の粘土製甕にブドウの房ごと入れて発酵させる製法、このクヴェヴリは温度、湿度を安定させるために地中に埋められます。そして発酵、熟成をここで行い、その過程で何も足さず、自然に任せます。果皮や果梗に含まれるビタミンCやタンニンが酸化防止の効果を生み、その結果ポリフェノールも多く含むワインになりました。まるで葡萄をかじっているような自然の味わいが楽しめます。

KTW ツィナンダリ ルカツィテッリ 2013 白 ¥1,530
KTW キシ 2014 白 ¥1,790
KTW ルカツィテッリ クヴェヴリ 2016 白 ¥2,550
KTW グラミシヴィリ マラニ チヌリ 2015 白 ¥2,980
KTW サペラヴィ 2015 赤 ¥1,580
KTW キンズマラウリ サペラヴィ 2014 赤 ¥1,870
KTW ロイヤル ムクザニ サペラヴィ 2015 赤 ¥2,130
KTW サペラヴィ クヴェヴリ 2016 赤 ¥2,720

http://aquavitae.ocnk.net/product-list/54

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Aqua Vitae