ボジョレ・ヌーヴォの意味を考えてみました。

今日はボジョレ・ヌーヴォの解禁日です。近年はブームもやや下火になり、輸入量も下がってきたようですが、お祭りは相変わらずですね。
今年のキャッチコピーは「過去にグレートヴィンテージと言われた2009年を思い起こさせます」、ボジョレ・ワイン委員会のコメントは「記憶に残る素晴らしい出来栄え」となっています。
年々、キャッチコピーを考えるのも大変になっているのではないでしょうか。

2011年は「100年に一度の出来」、
2009年は「過去最高と言われた2005年に匹敵する50年に一度の出来」、
2010年は「2009年と同等の出来」
2005年は「タフな2003年とはまた違い、本来の軽さを備え、これぞ『ザ・ヌーボー』」、
2003年は「110年ぶりの当たり年」、
2002年は「過去10年で最高と言われた2001年を上回る出来栄えで1995年以来の出来」、
1999年は「1000年代最後の新酒ワインは近年にない出来」、
1995年は「ここ数年で一番出来が良い」、
1996年は「10年に一度の逸品」
と、ふぅー、なんか疲れてきました。結局何がいいのやら・・・。

お祭りを盛り上げるための苦肉の策に見えなくもないですが、ヌーヴォー販売に関わる人たちのご苦労が垣間見えますね。(笑)
では、単に一飲み手としての側面から見るとどう見えるでしょうか。
ブルゴーニュで造られているワインのほとんどはピノノワール種と言われるぶどうから造られますが、ヌーヴォーはピノノワール種からはほとんど造られることはありません。
ガメ(gamay)種という、ブルゴーニュ南部からローヌ北部で大柄で粒が大きく栽培しやすいぶどうから造られています。
フレッシュ、フルーティな味わいでピノノワール種に混ぜられることもあります。
そしてヌーヴォワインというのは収穫祭でその年のぶどうの出来を確認し、ワインを購入する人にとっては、その年の購入量を決めるための目安ともなるイベントなのです。
こういう新酒の収穫祭はぶどうの産地ならどこの地域でもやっていることでボジョレだけが特別なことではありません。
筆者の考えでは新酒の出来を試飲して確認したなら本来そのあとにリリースされるボジョレ・ワインのほうも興味を持ってみませんか?試飲して興味も持たず、何も買わずにかえるのはちょっと寂しい、もう一歩進んでみてはどうでしょうか、ということを皆さんに伝えたいわけです。

ボジョレ地域で造られるワインは素晴らしいワインがたくさんあります。この地域の中には10のAOC(原産地統制呼称)エリアがあります。

サン・タムール (St. Amour)
シェナ (Chenas)
ジュリエナ (Julienas)
シルーブル (Chiroubles)
ブルイィ (Brouilly)
コート・ド・ブルイィ (Cote de Brouilly)
フルーリー (Fleurie)
ムーラン・ア・ヴァン (Moulin a Vent)
モルゴン (Morgon)
レニエ (Regnie)

それぞれに素晴らしいワインを造っています。
ガメ種のワインを前述ではフレッシュ、フルーティなワインと称しましたが、現地では上記の生産地から造られ、熟成したクリュ・ボジョレという素晴らしいワインがあり、試したことがありますが、その出来は素晴らしい、の一言でした。地元のレストランでの食事はいまでも記憶に残っています。

おすすめのクリュ・ボジョレです。(取り寄せになります。)
ジュリアン・スニエ (価格表示は税抜)
当主のジュリアン・スニエ氏は20歳からワイン業界に入り、ブルゴーニュの著名なドメーヌで修業し、モメサン社でクリュ・ボジョレの醸造責任者を務め、2008年に自身のドメーヌを設立しました。畑仕事がワイン造りでは一番重要であるという考えの基、畑の管理はビオディナミにより丁寧に行っています。

レニエ 2014 \2,980
モルゴン 2014 \3,230
フルーリー 2014 \3,230
レニエ サンスフル(SO2(酸化防止剤・二酸化硫黄)無添加) 2014 \2,980
フルーリー サンスフル(SO2(酸化防止剤・二酸化硫黄)無添加)  2013 \3,400

よろしくお願いいたします。