循環させるということ

興味深い記事を見つけました。

カナダのアルバータ大学医学部&歯学部の記事によると、特定の果物、ナッツ類、赤ワインに含まれるポリフェノールという物質があるのは周知の事実ですが、同様に含まれるレスベラトロールという物質を摂取することによって運動トレーニングに近いパフォーマンスを発揮させるということです。
http://www.med.ualberta.ca/news/2012/june/resveratrolmaybeanaturalexerciseperformanceenhanceruofamedicalresearch

私は医師ではありませんので深くは言及できませんが、この物質が血流を促進させることによって心機能と筋力を向上させ、血管拡張反応を改善し、動脈硬化を防ぎ、脳への血流量も増加させることで認知症の予防にもなるとのことです。
さらにヨーロッパの研究チームは肥満男性にレスベラトロールを投与したところカロリー制限をしたことと同等の効果を得たことも報告されているそうです。
まだ研究段階ですが、筆者もトレーニングを定期的に行っている実感からすると確かに筋力トレーニングはトレーニングの部分、あるいは体全体に血液を送りこむ動作をおこなうことによって筋繊維やその他の機能に刺激を与え、その後の超回復により、機能向上を図る行動です。

この場合は、レスベラトロールを体内に取り込むことで血流促進による効果を期待しているということになるでしょうか。

しかしながら、この記事の下に記載してある読者のコメント欄にも注目しなければなりません。
赤ワインについてはアルコールに対してのセルフコントロールができるかどうか、レスベラトロールの摂取量と効果の相関関係についてのコメントも見逃せません。
たしかにフランスの過大広告、摂取過多による弊害にも十分注意が必要です。
何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。

筆者は今後、その効果を意識してトレーニング効果と比較しながらワインを試してみたいと思います。

興味があるかたは是非一度お試しください。
よろしくお願いいたします。