ブルゴーニュここが狙い目

最近はブルゴーニュワインのお手頃価格を探しているという声をよく伺います。
ブルゴーニュワインの洗練さと日本人のこまやかな味覚が合うのでしょうか。
しかしながらブルゴーニュの生産者のほとんどが家族経営であり、大型輸出に耐えられる生産量を持っているところは多くありません。
また、畑の区画も細かく分かれているので大量生産をすると細かいテロワール(地味)の味わいが伝わりにくくなると思われます。
そのうえ、近年の天候不順で生産量が下がる年もしばしば見受けられます。
暑い、寒いだけではなく、雹の被害もあるのです。こちらはソフトボール並みの雹が降ってきます。ぶどうの樹にとってそんなものが降ってきたらひとたまりもありません。
ブルゴーニュの銘醸地で造られるワインはほとんどが高価なアイテムであり、少量生産ですから普段使いをするにはなかなか大変です。
しかし、必ずしもそういうアイテムばかりではなく丁寧に探していくと比較的安価でいいアイテムが見つかります。
ブルゴーニュでは比較的、コートドールより南、特にマコンあたりは生産地が比較的広く、味わいもよいアイテムが揃っているのでこのあたりを探してみるのが良いかもしれません。
マコンはブルゴーニュ南部で日照量も多く、完熟したぶどうから造られているので果実味豊かなタイプが多いのですが、マコン北部のあたりになるとややエレガントなスタイルのワインが良く見かけられます。
その中でお勧めなのがヴィレ・クレッセという地域で造られているワインです。
ここはヴィレ村とクレッセ村の二つの村からなる地域です。1999年に単独のアペラシオンに認定され、豊かな果実味に酸やミネラルなどの味わいの構成要素が濃密です。そして全体的な印象は優雅でチャーミングな味わいです。

テヴネ エ フィス ヴィレクレッセ テット 2008 (白)
http://aquavitae.ocnk.net/product/273

こちらのワインは一部貴腐菌が付いたぶどうを使用しているので蜂蜜のような濃密な果実味とミネラル、酸のバランスが上手く取れているのが特徴です。ブルゴーニュワインでは比較的お買い求めやすいアイテムです。

一度お試しください。
よろしくお願いいたします。

Wine Shop Aqua Vitae
店長
河合