アンデスからの新しい風

アルゼンチンは本当に油断できない場所です。昔、エセイサ空港で荷物を壊されそうになったり、まあまあ打ち解けたかなと思った人に騙されそうになったり、ととにかく毎日常にある程度の緊張感と警戒感が支配していた毎日でした。
アルゼンチーナはよくヴィヴェサクリオージャと言われますが開拓精神が豊かなせいか人を出し抜いて生きていくような方々がたくさんいるような気がします。
でもそれは悪い意味ではなくどんな場所でも生きる力があるということです。サッカーやラグビーでもその気質で世界トップレベルになっているのです。
さて、話はワインに戻すとこれまでのアルゼンチンワインはほとんどが国内消費向けにつくられていたせいでアサード(焼肉)に合う力強い凝縮感のあるワインが主流でした。
アルゼンチンは好きな国ですが日本のマーケットには合わないと思っていました。
しかしながら、
ドニャパウラ エステート マルベック
http://aquavitae.ocnk.net/product/366
ドニャパウラ エステート カベルネソーヴィニョン
http://aquavitae.ocnk.net/product/365
はそのエレガントさから日本のマーケットに合う商品だとテイスティングで感じました。
価格、味わいはデイリーの食事にも合わせやすい。それでいて、酸やタンニン、果実味などの骨組みはしっかりしたものを感じる。
カベルネソーヴィニョンのヴィンテージは2015年ですが若すぎるのではなく南半球ですから半年ほど収穫が早いのです。
まさに、ヴィヴェサクリオージャにすっかりだまされてしまったという実感を思い起こさせる一本でした。

是非お試しください。
よろしくお願いいたします。