フランス新着 ミネラルウォーターだけではありません。

オーベルニュ地方から新しいワインが入荷しました。

フルール ド ヴィーニュ グラニティック 2011 
http://aquavitae.ocnk.net/product/405

オーベルニュといえば火山地帯で、以前は携帯電話の電波すら通じてなかった場所であり、温泉やミネラルウォーターで有名ですがそればかりではありません。
実はこのオーベルニュ地方は200年ほど前、ワインの生産はボルドーに次ぐ生産量2位のエリアでした。1870年代のフィロキセラといわれる病虫害により壊滅的なダメージを受けます。そしてその生産者や農家さんたちはこの近くのクレルモンのミシュラン工場の労働力になり、ぶどう畑が麦畑やトウモロコシ畑に転作されたことをきっかけに衰退していきます。
2000年以降、オーベルニュ地方のワインが見直され、2011年には原産地統制呼称が与えられます。
今回ご紹介しているこのワインの生産者、フルール ド ヴィーニュ(ぶどうの花)のオーナー、ステファニさんは2005年に親から畑を引き継ぎました。こちらのぶどうは平均60年以上のものばかりです。オーベルニュの土地の特徴でもある花崗岩と玄武岩の古い地層から育つぶどうの味わいはミネラルを感じます。そこでビオディナミ、完全有機化で環境やぶどうに優しい農法で作られるワインはこのステファニさんの人柄を表している味わいといえるでしょう。
オーベルニュ地方のチーズといえばアオカビタイプのブルーチーズが主流ですがぜひ試して頂きたい組み合わせです。

よろしくお願いいたします。