自分にとってのベストレストラン

自分にとってのベストレストラン
イギリスのレストラン業界誌による世界のベストレストラン50が発表されました。
今年はイタリアの「オステリア・フランチェスカーナ(Osteria Francescana)」が1位に輝いたそうです。イタリアのレストランが優勝したのは、今回が初めてだそうです。
日本のレストランでもNarisawa(青山)、龍吟(六本木)がランクインしています。
2002年に始まった同賞では、フードライターやシェフ、レストランオーナーや食通など972人の「独立した専門家」が選考委員を務めているとのことですがいろいろな議論がわいています。
フランス人シェフがベスト10に2人しかいないとか、料理じゃなくて芸術だとか。。。
近年はこういう世界的な広報活動によって評価を高めてお客様を集めるレストランも多いので、もともとある料理を評価されて世界に認められるというものとは違う存在のレストランも多いのではないでしょうか。
自分の嗜好は批評家が決めるのではなく自分自身で決めるものなのでそれぞれのベストレストランを持つことで異論はないと思います。
そんな中でもともとあった美食の地域というのがフランスとスペインの国境にあります。
それがバスク地域です。この地域は食材にも恵まれ、バスク人自身も古くから海洋に漕ぎ出し、海の食材や他国の食材を求める歴史がありました。バスク地域の各都市の紋章を見ると多くの町の紋章に船とクジラが描かれていたり、大航海時代に最も早くカカオを持ち帰り、フランスで一番最初にチョコレートを食べられたと言われています。いまでは赤ワインにコカ・コーラを割ったカリモチョ(Kalimotxo)なんかもあり、日本では考えつかないような組み合わせも試されたりしています。
そんな中で常に評価されているワインがバスクでも作られています。少なくとも世界でも認められる食材に合うようにブレンドされるワインたちですからその味わいも洗練されています。
これからの季節にかけて試したいアイテムをたくさん揃えていますので、ぜひチェックしてみてください。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/61
この地域のトップレストランでも採用されているワインたちですが、その評価よりもこの地域のレストランと日本料理の交流が深く、料理の嗜好について考え方が近づいているという部分に注目しています。

よろしくお願いいたします。