パンとワイン

パンとワイン
今日、日本が今年の世界文化遺産登録を目指している「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎、熊本県)について、政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)への推薦をいったん取り下げて再提出する方針を固めたというニュースがありました。
長崎の教会群は何度か足を運んだことがありますが、これらの文化遺産の展示物を見ると感じるものだと思いますが、ユネスコが求める世界基準である禁教の歴史と日本のアピールしたいこの時代の東西の交流の歴史、ここにギャップがあったようですね。
歴史の深い部分は専門家にお任せして、こういう話題がでると思いだすのは「パンとワイン」。私はキリスト教信者ではありませんが観光として教会のミサや以前住んでいた地域でのボランティアに行くと聖餐としてパンとワインが振舞われることがありますが、ワインもごく軽い味わいでした、あるいは東ヨーロッパの正教会では甘いワインだったこともあります。パンはその地方によって違うのですが小さいパン、あるいはパンではないウェハース(ホスチア)を貰う、または口の中に入れられることがありました。
よくパンをワインに浸して渡されることもありました。
この時思ったのは、パンとワインのうまい食べ合わせを選ぶことはできないか?!ということです。俗っぽい意見ですが同じ食べるならうまいものがいいに決まってます。
西ヨーロッパのホスチアのようなイースト菌の用いない、例えばサルデーニャのカルタ・デ・ムシカ(楽譜ではありませんよ)のようなパリパリのパンなら塩味が効いているので海の近くの畑で造られるようなミネラルの感じる白ワインかフィノやオロロソのようなシェリーがいいですね。
しかし聖餐用ワインは赤ワインしか見たことがなく、白ワインはなぜ使われないのか?尊血であるゆえの赤ワインであろうかとおもいますが聞いてみる機会がありませんでした。機会があれば尋ねてみます。
あと面白い話だったのはパンにワインを浸して信者にあたえるのはセットで聖体としている建前があるらしいがお年寄りと小さな子供が多いのでぱさぱさのパンだけだと喉に詰まらせる危険があることを危惧してらしいという。
塩味とのワインの相性は使う食材にもよりますが、ぴったりのワインをおすすめいたします。