この時期のおいしさ

台風一過で気温が上がってきました。

ワインのサービス温度のセオリーがあるのですが、真夏にワインを飲むときは温度を下げても面白いかもしれません。

ただし、温度を下げると、白ワインの場合はおおむね、果実味の感じ方が弱くなり、酸やミネラルを強く感じます。

赤ワインの場合だと、タンニンの渋みがやや強くなります。

食事と合わせる場合は良いコンビネーションが見られる可能性があります。

暑い国ではワインに氷を入れて飲む場面を見ることがあります。

スペインのへレスやバスクではシェリーやチャコリンをキンキンに冷やして飲み、そのあとにおつまみとしてぶどうの実を食べることがあります。

これは意外に良い相性を感じます。

冷たい赤にはハモンやチョリソの冷たい脂にややタンニン分の強い味が合います。

夏はビールや冷えた焼酎もいいですが、セオリーから外れたワインの飲み方をすることによって新しい発見が見られることがあります。

ぜひお試しください。