天空のぶどう ~アルザスワイン街道を行く~

天空のぶどう ~アルザスワイン街道を行く~
アルザスワインを試飲する機会がありました。その時に意見交換もするのですが、お伺いした意見の中で、
「アルザスってフランス北部にあるのに果実味がしっかりしていて凝縮感もありますね。」という話を伺いました。醸造のスタイルはそれぞれの生産者が独自のスタイルを持っているにせよ、アルザスって実はすごく暑い場所なんですよ、という話をするとびっくりされていました。
生産者に聞いても、自身の滞在体験でも8月の暑さは尋常じゃない程の日照りだったことが多く、積算日照量でも地中海沿い、スペイン国境と接した町、ペルピニャンに次いで2番目に多い地域なのだそうです。
これは天候の影響もあるのですが、この地域に大きな影響を与えているのはドイツ国境のライン川に並行して横たわるヴォージュ山脈の影響が大きいようです。
雲の流れが山でストップしてフェーン現象のように乾燥した空気が流れ込みます。
夜の気温がそこそこ下がりますので、夏の朝は霧が山を覆います。その様はまるで雲海の中にいるようです。
朝はこの気候がぶどうに良い影響が与えているのだと感じる瞬間です。

このアルザスワインエリアをストラスブールからコルマールまで縦断するアルザスワイン街道を走るツアーバスがあります。各所のワイナリーに立ち寄り、食事と試飲を繰り返します。コルマールにたどり着くころには酔っ払いの集団です。
こんなグループに混じって試飲を続けていると日本では主流の高級品種、リースリング、ゲヴュルツトラミナーは素晴らしい味わいで納得させられるのですが、アルザスの料理と合わせてうまく引き立てくれるのはピノブラン、シルヴァネール、ピノグリ、ミュスカ、シャスラやそのブレンドのなど日本ではあまり目立たたない品種であることに気が付きました。
その味自体は控え目ですが、アルザス料理の味わいをうまく引き立てているのです。ワイン自身が光を放つのではなく、料理のスパイスのような役割を果たすワインって面白い。
こんなわき役的なワインにも注目していかないとと勉強させられることがありました。
特に春のアスパラは有名ですが野菜のうまみとの相性が良いイメージを持ちました。
こんなワインを当店ではおすすめしております。是非お問い合わせください。

よろしくお願いいたします。