イタリア、クロアチア新着情報 注目のアドリア海

イタリア、クロアチア新着情報 注目のアドリア海
ワイン用のぶどうのみならずイタリアの農業における有機栽培で注目を浴びているエリアがアドリア海沿いにあります。
ご紹介するのはプーリアのカステル デル モンテ、アルタ ムルジャ国立公園付近にあるカルペンティエーレ。標高600mの位置にあり、世界遺産カステル デル モンテ城から2km程度はなれたところに本拠地を構えます。
13世紀に神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世によって建築されたお城を中心にさかえたエリアですがこの時代にタイムスリップしたような感覚を受けるエリアです。現地に行ってみると若い人たちがこの地の再生を目指して観光や農業など様々な分野で働いているのをみると新しい文化が生まれるのではと期待させる土地です。
その地で伝統のある品種、ウーヴァ ディ トロイア、ボンビーノ ネロから現代的な自然派スタイルのワインを生み出します。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/29

もう一つはマルケ州で古くから造られているビアンケッロというぶどうにフォーカスしてワイン造りをしているアグラリア・グエリエリ。
この地は古くからぶどう造りを行っていることが記述されています。ローマの歴史家タキトゥスは第二次ポエニ戦争におけるメタゥルス(メタウロ)の戦い(紀元前207年)について「この戦いのカルタゴ軍の敗因は、戦場だったメタウロ川周辺に漂う白ワインの芳しい香りとその味の虜になってしまったから」と書き記しています。
この地でグエリエリ家がオリーブ、小麦、ぶどうなどトータル的な有機農法を行っています。
ぶどうの味を自然に引き出したそのビアンケッロは注目です。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/80

クロアチアの首都、ザグレブ郊外のモスラヴィーナで造られるこのエリアにしかないシュクレット種にフォーカスしてワインを造る生産者、ヤンチャール。
完熟時にオレンジがかった黄金色になり、赤みを帯びたソバカスのような斑点が出ることからドイツ語の「斑点」や「朱」を意味するシャーラ(scharlach)が語源となり名前となったと言われています。
味わいもドイツ系白品種のような軽いミネラルがあり、ドイツ文化の影響を感じるクロアチア料理にマッチし、食事に寄り添うデイリーワインです。
http://aquavitae.ocnk.net/product/516

よろしくお願いいたします。

Aqua Vitae
河合