世界地図を捨てる。新しいワインのカテゴリ

世界地図を捨てる。新しいワインのカテゴリ
ワインリストを作成していて、かならず最初にこのワインはフランスワインです。イタリアワインですと、生産国や地方の説明から入ります。
はたして、この説明は必要なのかと思うことがあります。
食文化がグローバル化、特に東京なら世界中の食材が揃う場所であり、様々な味わいが国境という線引きで説明できるのかと。
ぶどう品種も独自性はあるものの世界の移民が苗木を持って、他国でオリジンの品種を植えて、独自の味わいを作り出すということはよくあります。
そしてフランスやイタリアの旧世界のワインメーカーが他国で資本を投下し、新しいブランドを作る。こんなことがここ数年で当たり前になりました。
そうなるとわざわざ何十万も払って高額なワインを飲む価値があるかどうかを考えます。
もちろんその値付けにはバックボーンがありますのでブランドイコール価格というアイテムだけではないので一概には言えません。
他方、デイリーな価格で美味しいワインを聞いたことのない地域で発見することにはまた違う喜びがあります。
やがて、生産地の説明や特徴があまり意味をなさなくなる時代も来るのではないかと思います。
そして、そんなワインをお勧めしていきますので、リーズナブルなワインのお問い合わせをお待ちしております。