トカイワインの可能性

トカイワインの可能性
2017年01月23日 第二百七十一回配信
冬は暖かい食べ物か甘めの食べ物を食べるとホッとします。
世界三大貴腐ワインの生産地の一つ、ハンガリーのトカイでは近年甘口ワインだけでなく辛口のスティルワインが多く生産されるようになりました。
ここで造られる主要品種はフルミントというぶどうですがこちらは貴腐ワインも普通のワインもこの葡萄が使われます。
ここの生産者、シャトーデレスラを試飲しました。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/90
フルミント種主体でシャルガムシュコタイ種を加えたブレンドで造られたワインですが、ドライ、セミドライともにドライな味わいの中に凝縮した果実を感じます。
これはブレンドの際に貴腐のついたものかレイトハーベストのぶどうが入っているなと感じさせられます。
トカイワインの銘柄のなかにトカイ・サモロドニという甘口と辛口のブレンドワインがあります。
アスーという貴腐ワインが、貴腐ブドウと貴腐化していないブドウをそれぞれ別々に一次発酵させてからブレンドして作られるのに対して、貴腐ブドウとそうでないブドウとを選別しないでそのまま作ったワインです。
このサモロドニというワインに近いドライワインという感じですね。
夜に晩酌しているとホッとする味わいでした。とはいえ酸もしっかりしているのでごはんの味わいを邪魔することなく寄り添います。
価格もお手頃でこの冬もお勧めの白でお買い得と言えます。
ぜひお試しください。宜しくお願い致します。

Aqua Vitae
河合
http://aquavitae.ocnk.net