コルシカ島、人の性格がワインを造る

コルシカ島、人の性格がワインを造る
パリはめちゃくちゃ寒いみたいなので最南端のコルシカ島のお話です。
コルシカ島はいまはフランス領ですがイタリア、イスラムの影響を受けていて、そこに住む人はフランス人ではないようだと言われています。実際秘密主義、孤高主義と言われる人が多かったと言われていてコミュニケーションがとりづらい人が多いようです。言葉もコルシカ語という別の言葉を85%以上の人が普段から話しているそうです。もちろんフランス語も話せますから観光客相手はフランス語です。
こんなコルシカ民族主義をパロディにしたジャン・レノが主演している映画、コルシカン・ファイル(
L' Enquete Corse)を見るとそのキャラクターが良く描かれています。
実際にそんな孤高の人たちが自家用のワイン造りをしていたころはよかったのですが商業用のワインを造るのには大変な苦労があったようです。アフリカからの引揚者ラバトリエ、ピエノワールなど差別もあり、協同組合を組織するのにとても時間がかかりました。
近年は沿海部の湿度の高い場所だけではなく、高地の冷涼な畑で地元の品種、ニエルッチュ、シャカレッロ、ヴェルマンチヌだけではなく外来種とのブレンドで造られるようになり、ようやくお手頃価格でよいワインが入荷します。人々はちょっとフランス人とは違うキャラクターですがワインもちょっと違うキャラクターが楽しめます。これからいろいろと紹介していきます。ぜひ、お試しください。宜しくお願い致します。
Aqua Vitae
河合
http://aquavitae.ocnk.net