イタリア新着 イタリアのかかとには宝の山

イタリア新着 イタリアのかかとには宝の山
近年のイタリアワインはどのエリアも価格が高騰し、味わいのレベルに見合わないワインも増えてきたように思えます。
そんな中でイタリアの南はリーズナブルな価格のワインがまだまだたくさんあります。
一方、イタリア南部の格付けはフランスやイタリア北部のようにエリアが細分化されていませんので良いワインと平凡なワインが同じエリアで造られています。
まさに玉石混交なエリアであるだけにいろいろと探し甲斐のある地域の一つだと言えます。
その中でサレントとワインと言えば赤ワインが注目されがちですが今回紹介するのは白ワインです。
ラストレ マッセリア サレント ビアンコ クリタ http://aquavitae.ocnk.net/product/612
こちらを最初試飲した時はオリスターノなどのサルディーニャやシェリーのフィノのような酸化熟成を軽く感じました。
これから暑くなる時期に魚料理と食べたくなる味わいです。
このエリアは地中海の文化の交差点といえる場所で特にギリシャの影響が大きい地域。
現地の方言でもグリコと言われるギリシャ方言を話す人がいたり、オリーブの生産がイタリアで一番多かったりしてギリシャの香りを感じます。
商品名のクリタもギリシャから伝わる粘土で作られたテラコッタと言われる素焼きの焼き物から来ています。
また、生産者の名前でもある中世の貴族豪族たちが暮らした、マッセリア(masseria)とよばれる田園の荘園屋敷は、サレント半島のいたる所にあり、風光明媚な昔ながらの光景が展開されています。
そんなのんびりした夏を感じさせる雰囲気の中ですっきりとした味わいの白ワインのグラスを傾けるリラックス感を体感してほしいものです。

以上
よろしくお願いいたします。