フランス新着 ゆったりお家で飲みたいワイン

フランス新着 ゆったりお家で飲みたいワイン
ドメーヌ ラぺ p&f ブルゴーニュ アリゴテ 2015
ブルゴーニュの白ワインといえばシャルドネですが、地元や生産者が普段楽しんでいる白ワインはアリゴテ。日本では酸っぱくて酸が強いイメージがありましたがいまはかなり洗練されています。しかも安い。こんなワインがあってありがてえ(アリゴテ)すみません。
ここのラぺの本拠地も白ワインの最高峰コルトン・シャルルマーニュが生まれる「コルトンの丘」がまたがるペルナン・ヴェルジュレスが位置するコート・ド・ボーヌ地区の最北端には、ひときわ目をひく丘があります。
「コルトンの丘」と呼ばれるこの丘は、アロース・コルトン、ペルナン・ヴェルジュレス、ラドワ・セリニの三つの村にまたがっており、その最上の斜面では、ル・モンラッシェと並ぶ白ワインの最高峰、シャルルマーニュ大帝にちなむ銘醸コルトン・シャルルマーニュが生まれます。そんな場所で造られたアリゴテは注目です。

エクサン・プロヴァンスから北へ12km行ったピュイ・サント・レパラード村という小さな村にドメーヌの本拠を置いています。1975年に先代が設立したドメーヌで、現在は 娘のキャロル・サラン夫婦とその子息で運営されています。栽培はビオロジックにて管理され、厳しいAB認証も獲得しています。当主曰くプロヴァンスこそがビオを実践するのに最も適した環境であると主張しており、その効果が葡萄に良く反映され、干ばつ続きの近年でも良いワインを生み出す原動力になっていると言います。

赤のトラディション ルージュは南仏らしい赤い果実や香草のはつらつとした香り。上品で柔らかいナチュラルな味わい

VIN CUIT ヴァン キュイは、直訳すると“煮たワイン”。ドイツ語圏のホットワイン、グリューワインやヴァンショのように本当に熱した熱いワインではなく、加熱処理したワインなのでこう呼ぶ。
ヴァン キュイは甘口のワインで、ぶどうだけではなくりんごや洋ナシの場合が多く、発祥はスイス。
フランスでは食前酒や食後酒として知られていて、南仏では、クリスマスにならぶ13DRSSERTSトレーズ デセール(13種の小さなつまみ菓子)と楽しまれています。トレーズ、13は縁起の良くない数字「13」を食べてしまって厄払いをするとか、キリスト+12人の弟子=13だから,とかいろいろと理由はあります。
その内容はナッツや果実など地方によって違いますがナッツ、ヘーゼルナッツ、イチジク、アーモンド、レーズンは4人の乞食とも呼ばれ,更には4つのカトリック修道会の象徴とされています。
その13の中にあるヴァン キュイはマスカットアレクサンドリアで造られ、甘くておいしいワインです。