スペイン新着 ヤギが育てる自然派ワイン

スペイン新着 ヤギが育てる自然派ワイン
カタルーニャはスペインの中にあってカステジャーノとは一味違うキャラクタと文化を持つ人々が住む土地。
比較的前衛的な彼らの挑戦者意識は高く、ワインにあっては2000年代からその気運が日本でも感じられるようになりました。
ぺネデスのブドウ栽培農家でブドウを他のワイナリーに販売していたミチャン家、4代目のジョセップ・ミチャンは16歳からワイン造りの経験を積んできました。 1985年、彼は低価格中心の大量生産をやめ、1987年にルシャレル・ブランドを立ち上げ、様々なスタイルのワイン造りを体得。有機栽培やビオディナミ農法に乗りだしました。
チャレ・ロはスパークリングワインのカヴァを作る品種の一つであるが、房が小さめで皮が厚い。果皮を口に含めば甘く、また酸度もある。単一で白ワインを造るとボディがしっかりしており、わずかに渋味を感じることもあるが、理想的なアルコール度数に達する品種です。
彼はこの品種に可能性を感じファミリーで新しいドメインでワインを造る挑戦を始めました。
そして彼らのポリシーは以下の通り、
◆ルシャレル ワインの特徴
(1)果実の風味
樽香は控え目。フレッシュさと、ブドウ品種特有の風味を重視しています。
(2)世界的ブドウ品種の栽培
標高500メートル以上あるペネデスでも最も涼しい畑で、ピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、といった高級品種が栽培されています。
(3)長期熟成スパークリング
最も若いものでも、最低15ヶ月は熟成させています。
(4)地元のブドウ品種「チャレ・ロ」
「チャレ・ロ」は地元を代表する白ブドウ品種で、ルシャレルの全てのスパークリングワインの主要原料となっています。そしてワイナリー名の由来ともなっています。
XAREL.LO ⇒ LOXAREL *ルシャレル=チャレ・ロの語順を倒置した造語
そしてユニークなラベルもこのワインの特徴の一つといえます。アマルテアはギリシャ神話に登場する”優しい女神で、ゼウスの育ての親である妖精の名前。 しばしば山羊の姿で表わされます。山羊、角、そして星の運行はビオディナミ農法の基礎を成すものであり、山羊の角はビオディナミ農法で使われるP500プレパラシオン(自然物質から生成された調合剤)の主原料で、ビオディナミの根源のひとつです。ここでは畑に山羊・羊を飼育しています。未熟な青いブドウにはグルコース(ブドウ糖)が含まれないため、ブドウをよけて周辺に繁った葉だけを食べてくれます。
もう一つの赤白ワイン、ア パルは No Protectの意味。酸化防止剤無添加を、無防備な頭(スキンヘッド)に喩えたユーモア溢れるラベル。
このナチュラルワイン。ぜひ、おためしください。