フランス新着 伝統ある地面

フランス新着 伝統ある地面
ロワール川中流にあるトゥールから40㎞北東のブロワに近いモンティ村は、かつてブロワ伯爵の領地でした。
その中のクロ(石の壁で囲った土地)の中にテュブッフという名前の畑がありました。その後、シャティヨン、オルレアン家の領地となる、評価の高い土地でした。16世紀には国の領地となりフランソワI世とクロード女王が手をかけて管理しました。
そんな土地から生まれたワイン、ゲルリーは、コ(マルベック)とガメのブレンドですが、おそらくはそれまで持たれていた品種のイメージはまるで変わるような作品です。
品種の特性というよりむしろ土地のキャラクタが反映されたような近代ワインの中にあって昔のワインはこう造られていましたと表現するような味わいです。
土壌はシレックス土壌、それは。珪質と粘土質から構成された土壌で、そこで造られるワインはスパイスのニュアンスと火打ち石のような冷たくて硬いミネラルが特徴的、締りのある、密度の高い長熟ワインの可能性を感じさせる味わい。
当店でもそのワインの耐久検証を行ってみたところやはり抜栓後の時間経過と酸化による変化は緩やかでスパイス、ミネラル感は日に日に角が取れて落ち着きをみせるも果実の筋肉質、ミネラルの骨格はいささかも衰えることなく時間経過による味わいの変化を期待させます。

当店では3ヴィンテージをご用意しております。
近年のロワール地域のヴィンテージごとの天候の変化が激しく、年ごとのキャラクターの違いが感じられますが、それ以上に土地の影響がしっかりしておりますのでいまも葡萄のエキスが楽しめますが、長期熟成の可能性も十分にあり、セラーの財産として楽しめる一本です。

ル クロ デュ チュ ブッフ トゥーレーヌ ラ ゲルリー 2017(赤)
http://aquavitae.ocnk.net/product/835
ル クロ デュ チュ ブッフ トゥーレーヌ ラ ゲルリー 2016(赤)
http://aquavitae.ocnk.net/product/834
ル クロ デュ チュ ブッフ トゥーレーヌ ラ ゲルリー 2014(赤)
http://aquavitae.ocnk.net/product/833

ぜひ、おためしください。