モルドヴァ新着 新しい時代のワイン

モルドヴァ新着 新しい時代のワイン
モルドヴァという国はルーマニアの東隣、公用語はモルドヴァ語というもののその実態はルーマニア語と変わらず文化もルーマニアそのもの。ロシアの影響を受けて文化や国境が引かれる結果になり、いまの状況になっています。ワイン造りも同様で歴史上ではモルダヴィアの北の村の近くで発見されたぶどうの葉の化石は、およそ6〜2500万年前からこの地でブドウが自生していたことを示しています。またぶどうの種の痕跡も発見され、それはBC2800年まで遡るもので、当時からブドウ栽培がおこなわれていた証拠が見つかっています。
しかしながら現在の葡萄造りを形作るのは1991年のソ連をはじめとした社会主義体制崩壊後のことでそれまでは大量消費、ロシア人嗜好の甘い味わいのワイン造りが主流だったがそれが崩壊してマーケットが西側を向き、資本主義社会から外資が投下された結果の洗練されたワイン造りが主流となりました。
文化的に言うと1867年のパリ万博で高評価を受けたルーマニアやモルダヴィアのワインは同じラテン系のルーマニア人、モルドヴァ人にとってあこがれだったパリでの評価を目指した努力の結晶と言えるべきものでした。その時代から自分たちの環境にあるものからボルドーワインをアイコンとしてボルドーと同じ緯度の産地で外来品種や地元品種のブレンドなどでそのワインを造りだしました。
東ヨーロッパは西側に比べて地味なイメージですが、ヨーロッパ最貧国の利点を利用して、コストを安く抑え、若い生産者が洗練されたワイン造りにチャレンジしています。
ある意味、これからの世界のビジネススタイルを実践しているのではと思わせます。
価格もお手頃ですが、安かろう、悪かろうではない洗練された味わいをお試しください。
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ブルガリアワインも同様の道をたどっておりこちらもおすすめです。
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ご検討よろしくお願いいたします。