イタリアワイン 残念?!な境遇にあるワイン

イタリアワイン 残念?!な境遇にあるワイン
2018年12月28日 第四百二十一回配信

ざんねんなワイン、マラノッテ。同じ陰干しをするワイン、アマローネがこれほど世界的人気を誇っているのにその隣で同じ製法で造られたマラノッテがなぜ衰退傾向なのか。7世紀から18世紀まで栄えたセレニシマ、ヴェネツィア王国が大西洋を渡るときにそれに耐えうる葡萄を探して研究されつくしたワインで当時は高い評価をうけたようです。しかし、アマローネがカセットに入れて陰干しするのに対して、マラノッテは一房、一房壁にかけて干さなければいけないと言う農家さんにとってはめんどくさいルールがあったからのようで。だれもそれをやりたがらない。おまけにこの名前の由来がMal=悪いノッテ=夜でキリストの最後の晩餐に飲んだ縁起の悪いワインだと言われているから・・・
しかし、肝心の味わいはアマローネに負けず劣らずの素晴らしい出来です。

サー・ジョン・カーワンプレゼンツ JK14 ピアーヴェ マラノッテ DOCG(赤)
http://aquavitae.ocnk.net/product/792

よろしくお願いいたします。