古い文化の保存に務めるマラノッテ

古い文化の保存に務めるマラノッテ
イタリア、ヴェネチア・ピアーヴェのマラノッテに使われるぶどう品種、ラボーゾ・ピアーヴェ、ヴェロネーゼは西暦181年までさかのぼることが出来ます。
その生産地域はヴェネツィアのラグーンに接する内陸部のトレヴィーゾ平原を流れるピアーヴェ川沿いに広がります。その昔、ローマ人による領土拡張のための戦争や野蛮な侵攻のためその畑が破壊され一度、絶滅の危機を迎えましたが、ヴェネツィア王国の隆盛とともに復活した葡萄。それは大西洋の長い航海に耐えられるワインの開発のための品種だったからです。
しかし、この葡萄は晩秋に熟成し、収穫されるため病気に侵される可能性が高く、りんご酸、酒石酸を多く含みタンニンも強く、植物の青い香りを特徴としていたため、その管理はとても難しいものとされてきました。
しかし、ワイン生産者はそのキャラクタを生産、醸造、品質管理が出来れば素晴らしい個性に変わることを知っていたのでその素晴らしいワインの提供に務めました。それは収穫した新鮮な葡萄をラックに置いて、陰干しさせることで酸、タンニン、アロマに強いキャラクタを持っていたぶどうに柔らかい味わいにしていきます。
そして飲み頃になるのを待って出荷します。今回リリースしているワインのヴィンテージも2011年ですが最新ヴィンテージです。
そんな手をかけた歴史のあるワインは歴史ある村ごと保存することによって食文化の一つのピースとして生き残ります。

http://aquavitae.ocnk.net/product/792

よろしくお願いいたします。