オーストラリア新着 バレンタインデイに天使の分け前を

オーストラリア新着 バレンタインデイに天使の分け前を
英連邦の一部だったオーストラリアでは長く葡萄が造られていますが20世紀初頭はそのほとんどが英国に輸出されていました。そのワインは酒精強化ワインがほとんどで、豪州国内の需要も甘口のワインや酒精強化ワインの比率が高まった時代でした。しかし生産過剰によるワイン価格が下落し、多くの葡萄畑で生産を取りやめる流れになり、さらに干ばつ、フィロクセラの追い打ちもかけて、ワイン産業は苦難の時代でした。
オーストラリアは孤立した大陸であるが故、その輸送距離の長さもあってどうしてもタフなワインを作らざるを得ないこともあり、英国に到着する頃にはその品質劣化が見られる状況でした。
第二次大戦後、ワインブームを経て、そのスタイルもエレガントに変わってきましたがそのノスタルジーを追求する動きも出てきました。

このダーレンベルグでもマクラーレンヴェイルで最も古いグルナッシュを小さな古樽で最長40年(平均15年以上)熟成させた酒精強化ワインに2年ごとに少量のグルナッシュと場合によりシラーズの酒精強化ワインを足していきます。
樽で熟成を行うと同様に目減りし、同じように「天使の取り分」「天使の分け前」と呼ぶ。ワインの場合は、樽の中の液量が減り樽の中の空気との接触で酸化が行われるとワインの劣化につながるため、予めガラス瓶などに分けておいたワインを樽に補う「ウイヤージュ」が行われます。
この作業のお陰で葡萄の熟成させたまろやかな甘みを楽しむことが出来るようになるわけです。

2月14日のバレンタインデイにはこういうプレゼントも楽しいのではないでしょうか。
ダーレンベルグ ノスタルジア レア トウニー (375ml)
http://aquavitae.ocnk.net/product/978