スペイン、アンダルシア 冷やして飲みたい赤ワイン。
梅雨もようやく終わりが見えてきて、遅まきながら本格的な夏を迎える季節になりました。こんな時期は冷たい白ワインといきたいところですが、冷やしておいしい赤ワインもおすすめです。
それはアンダルシア産のワインですが、ここも自身が夏に訪れたときはいつも蒸し暑い記憶があります。
そんな中で飲むワインは冷やしてサービスされることが多かったように思います。
そんな赤ワインの中でもこのカディス県で独自に作られるティンティージャ デ ロタ種について書いてみます。
ティンティージャ デ ロタは、へレス地方原産の葡萄品種です。ロタはサンルーカルとエル・プエルトの間にある海岸沿いの町で、同名のワインと米海軍基地と空港があることで有名です。しかし、この基地建設が、多くの葡萄畑を消滅させざるを得なくなった理由の一つであり、今では希少なワインとなっている原因でもあります。
もともと収穫量の少ない木からは、小ぶりで丸みを帯びた葡萄ができ、皮は非常に黒く、酸味はかなり高い。この品種はオーストラリア、フランス、アルゼンチン、リオハで使用されているグラシアーノと遺伝的に同一であると言われていますが、アンダルシアでは、ティンティージャは少なくとも500年前から存在しており(リオハの記録よりも長い)、このワインは19世紀から20世紀初頭、特にイギリスではかなり人気があったが、その収量の少なさと、現在ではこの地域以外での名声を考えると、生産量が限られているため、入手が困難だと言われています。生産もそのほとんどは甘口ワインになることが多いようですが、今回ご紹介するワインは全て辛口のカテゴリになります。実際に氷をいれて冷やして試してもそれほど果実が収斂される感覚もなくタンニン分の硬さを感じさせない凝縮感が感じられました。
ロタのテロワールは、砂質で貧弱な土壌(アリーナ)を中心に展開しています。このため、ブドウの木は、砂の下の粘土質に達するまで、非常に深く根を張ります。これがシェリー産地のティンティージャがフィロキセラの影響を受けていない理由のひとつとなっています。
アンダルシアといえばシェリーをはじめ白ワインが有名で、日本ではまだまだ少ないこれらアンダルシアのワインをこの夏にぜひお試しください。
ジバルビン ティント ホヴェン 2014 (赤)
カディス・クリアンサ 2013 (赤)
ティンティーリャ ヌーデ 2016 (赤)
https://aquavitae.ocnk.net/product-list/40
それはアンダルシア産のワインですが、ここも自身が夏に訪れたときはいつも蒸し暑い記憶があります。
そんな中で飲むワインは冷やしてサービスされることが多かったように思います。
そんな赤ワインの中でもこのカディス県で独自に作られるティンティージャ デ ロタ種について書いてみます。
ティンティージャ デ ロタは、へレス地方原産の葡萄品種です。ロタはサンルーカルとエル・プエルトの間にある海岸沿いの町で、同名のワインと米海軍基地と空港があることで有名です。しかし、この基地建設が、多くの葡萄畑を消滅させざるを得なくなった理由の一つであり、今では希少なワインとなっている原因でもあります。
もともと収穫量の少ない木からは、小ぶりで丸みを帯びた葡萄ができ、皮は非常に黒く、酸味はかなり高い。この品種はオーストラリア、フランス、アルゼンチン、リオハで使用されているグラシアーノと遺伝的に同一であると言われていますが、アンダルシアでは、ティンティージャは少なくとも500年前から存在しており(リオハの記録よりも長い)、このワインは19世紀から20世紀初頭、特にイギリスではかなり人気があったが、その収量の少なさと、現在ではこの地域以外での名声を考えると、生産量が限られているため、入手が困難だと言われています。生産もそのほとんどは甘口ワインになることが多いようですが、今回ご紹介するワインは全て辛口のカテゴリになります。実際に氷をいれて冷やして試してもそれほど果実が収斂される感覚もなくタンニン分の硬さを感じさせない凝縮感が感じられました。
ロタのテロワールは、砂質で貧弱な土壌(アリーナ)を中心に展開しています。このため、ブドウの木は、砂の下の粘土質に達するまで、非常に深く根を張ります。これがシェリー産地のティンティージャがフィロキセラの影響を受けていない理由のひとつとなっています。
アンダルシアといえばシェリーをはじめ白ワインが有名で、日本ではまだまだ少ないこれらアンダルシアのワインをこの夏にぜひお試しください。
ジバルビン ティント ホヴェン 2014 (赤)
カディス・クリアンサ 2013 (赤)
ティンティーリャ ヌーデ 2016 (赤)
https://aquavitae.ocnk.net/product-list/40