お手軽甘口ワイン始めました。

お客様からの問い合わせで甘口ワインは取り扱わないのですか、とよく聞きました。
その時にいつも考えるのはもともとのデザートワインのコンセプトです。
デザート時にケーキやフルーツのお伴に供されるわけですが、甘いデザートを上回る甘さでカバーすることによって、口の中をクリアしていく役目を果たしていると思うのです。

現在のレストランシーンは以前よりもデザートを重視することがなくなっているお客様が増えてきているのではないかと思われます。
以前は、デザート時になるとソムリエさんがカートを押してきて、チーズ、デザートなどお好みでとりわけ、葉巻などのサービスも行っていました。
しかし、そういったサービスも簡略化され、ペドロヒメネスなど甘口シェリー、ポート、などの消費が落ちていると聞きます。

そんな中で、甘口ワインの需要について悩んでいましたが、カジュアルにお手軽に楽しめるアイテムならいいかなと思い、色々探しました。

そんな中でおすすめの2アイテムです。

fr-loc-0016 ジャン クロード マス アストラック ミュスカ 1/2
cl-col-0004 コノスル コセチャ ノーブレ レイト リースリング 1/2

この2アイテムは同じ甘口ワインでもその製法が違います。

アストラック ミュスカはヴァン ドゥ ナチュレルという直訳すると天然甘口ワインと言う意味ですが、内容は違っていて主に南フランスのラングドック・ルーション地方で造られます。造り方はポルトと同じように発酵途中でブランデーを加えて果汁中の糖分を残す方法です。

代わって、コセチャ ノブレはレイトハーベストと言って、収穫時期を遅らせることによりぶどうの房が乾燥して天然の糖分が凝縮された遅摘みぶどうと少量の貴腐葡萄から造られます。

いずれの商品も手間もかかるうえに生産量も少ないワインですがお買い求めやすい価格です。一度、比較試飲などお試しするのはいかがでしょうか。
よろしくお願いいたします。