雨の日には

今週末は台風が2つも接近して、日本のほとんどの地域の天気は荒れ模様です。
千葉でも竜巻が突発的に発生するなど外出するのを躊躇するような状況です。
そんなときには、ウチの中を充実させることをやってみるのもいいかと思います。

その中でも提案するのはテーブルの上の充実。
個人的な見解ですが、外食に行くのは、食事をするためだけではありません。
心地よいサービスを受けたり、コミュニケーションをとったり、そのレストランのコンセプトとなる内装や調度品を楽しんだり、にぎやかな中でおしゃべりを楽しんだりという、普段体験できない異空間の中に自分を置いて、気分を換えてみたり、一時の現実逃避を楽しんでみたりという目的もあると思います。

テーブルの上という小さなエリアですが、そんなことをウチの中で再現することが、工夫次第で十分楽しめるものになると思います。

私がこれまで見た経験でいくと、どの国でも共通していえることは、もてなす側のホスピタリティがすごい人が多かったように思います。

例えば、イスラム圏やヨーロッパ圏だと、来客用の豪華な絨毯を部屋に敷き詰めて、料理を並べるだけでなく、ホストの家族が自分のウチの中に関わらず、全員一張羅に着替えてゲストを迎えます。その時は普段お伺いしているウチが全く別の世界になるような気がします。

そんなホストもあるかと思えば、ヨーロッパでのお金のない学生同士での食事会だと、安く食材を買って、調理して、サービスをします。
テーブルに造った食事を全部並べるのではなく、一つずつサービスしていきます。
例えば、ワインの入れたグラスを出して、前菜を出します。トマト1個。それを食べたら、お皿を下げて、トルティージャを一つ、またそれを食べたら、お皿を下げて、焼き魚を一つ・・・というように。
普段食べるような食事でもこんなやり方もあるのか・・・とうなってしまいます。国が変われば作法も変わるのだなと。

お金をかけるホスピタリティもあるけど、お金をかけない招いた側の気持ちが伝わるやり方もあるのだなと勉強になりました。

うちのショップも安くても、造り手の思いの伝わるアイテムをそろえております。