品種が同じで造る場所が違う

品切れしておりましたスペインワイン、ボデガ パルド トロサの造る、センダ ラス ロカス ボバル http://aquavitae.ocnk.net/product/321
が2013年の新しいヴィンテージで入荷しました。

このワインはスペインの地中海沿いの町、バレンシアから内陸部に入った小さな町、アルバセテを中心としたDO マンチュエラという場所で造られています。カタルーニャ南部、バレンシアを中心とした地域で古代ローマ時代から育てられる品種ボバル種を中心に赤ワインが多く造られています。この地域は内陸部の大陸性気候に属しています。砂漠のようなドライで乾燥した気候ですが、地中海からの湿った風、レバンテや二つの河川に挟まれた地域ということで周りの地域に比べると比較的湿潤な土地です。しかしながら直射日光の厳しい土地なのでここで育つボバルは葉を大きく育て、陽射しを遮る形でぶどうを守ります。
樹齢が古いエリアが多いため化学肥料などの薬品も一切使用しないオーガニックぶどうを使用しています。
そんな地域で育つボバルは黒チェリー、こけもも、チャーミングな果実味が特徴です。すでにリリースしている隣のエリア、ウティエル レケーナで造られたヴィラ デ エステナス プリマムボバル http://aquavitae.ocnk.net/product/305
の煮詰めたブルーベリーのような味わいとは違います。
まさに、DO(原産地呼称制度)違いを感じられるワインですので、ぜひ比較してみてください。
よろしくお願いいたします。