フランス新着ワイン 親の七光りではない二代目の挑戦

フランス新着ワイン 親の七光りではない二代目の挑戦
最近テレビを賑わせる、有名俳優の二代目の話題が良く出ています。
今回紹介するのは、親の七光りに頼らず、ワイン造りにチャレンジしているひとたちのワインです。
メゾン フランソワ ニコライ カリニャン ヴィエイユ ヴィーニュ
http://aquavitae.ocnk.net/product/478
こちらはモエテシャンドン創業一族という由緒正しい家系、ブルゴーニュ、サヴィニ レ ボーヌの名門でもあるシャンドン ド ブリアイユが「ぶどうとワインに最高の条件」とは、というテーマで始めたネゴシアンです。
この方のwebサイトを訪れるとワインの販売という色を微塵も感じさせません。
自分のプレゼンテーション、フィロソフィーと課題、作業報告らしいものが書き綴ってあります。その様は研究室のようです。
ワインを売り物にしているというよりもワインという媒体を通して自然とはどうあるべきか、などと哲学も確かに感じます。それぞれのワインも数樽しか造ってない、ある意味未来志向なワインと言えます。

ドメーヌ ド ロクル ルージュ ルージュ ピノノワール
http://aquavitae.ocnk.net/product/479
こちらはシャンパーニュでのビオロジック先駆けと言える、アンドレ・ボーフォールの長男、エメリック氏が南フランス、ニーム郊外で挑戦しています。
南仏らしい平屋の地味な建物ですが、この方のすごいのはこの暑い南仏の中で涼しい峡谷、高原を探してスパークリングワインやピノノワールを造っていることです。しかも、当地はコート デュ ローヌと同じ土壌であること。
そこで造られるワインは繊細さが感じられるということです。
シャンパーニュ地方から遠く離れたニームで自分のスタイルを貫き通す、まさに人生修行ですね。そんな頑張っている人を応援したいものです。

よろしくお願いいたします。