国によって呼び名が変わる東ヨーロッパの葡萄品種

国によって呼び名が変わる東ヨーロッパの葡萄品種
チェコはピルスナーなどのビールのイメージですがカルパチアなどスロヴァキア、ウクライナと隣り合う南西部エリアではワインの文化が存在し、そのワインと地元の料理のペアリングも楽しめます。
チェコが17世紀にドイツに割譲したラウジッツから黒いダイヤ、褐炭が出て、ドイツの興行を支える産業になりましたが、いまチェコの産業を小さく支える黒いダイヤ、ネロネット。サン・ローラン、ブラウアー・ポルトギーザー、アリバーネットのブレンドですがドイツ、東ヨーロッパのいろいろなぶどうのブレンドです。カシス、ブラックベリーの香りに、チョコレートのニュアンス。シルキーなタンニンのなめらかな味わいでこの地域の代表的なワインになりました。この地域はクネードリキに代表されるダンプリング料理。ここに温かみを感じる凝縮した赤ワインは春先のこの時季におすすめです。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/142
東ヨーロッパはドイツ文化圏が多く、呼び名もドイツ語をベースにしたもの、スラヴ諸語をベースにしたものいろいろありますが味わいのスタイルは似ています。例えばドイツのブラウフレンキッシュはモドラ・フランキーニャ、レンベルガー、ブラウアー・リンバーガー、フランコフカ (フランコニア)、ケークフランコシュなどです、
その土地の食文化に合わせた作り方をしているのでそのスタイルの違いを楽しむこともおもしろいかもしれません。ぜひ、おためしください。
よろしくお願いいたします。