職人好みの・・・
フランス ブルゴーニュ地方の生産者(ドメイン)はボルドーのような会社経営とちがってほとんどが家族経営で瓶詰までやる生産者がほとんどです。
そんな生産者が農繁期の間を縫って来日され、自社のワインをプロモートされていきます。
そんな中で、私たちも生産者との交流の機会を持つことができます。
しかし、ボルドーのシャトーとは違って、アジアマーケティング担当がいるわけでもないし、名刺もないような、本当に小さな家族経営でワイン造りを行っているので、インターナショナルシーンに不慣れな方も多く、こちらから話しかけないと、交流もなく試飲のみで終わってしまうこともありました。
で、コミュニケーションがうまいとは言えない店長もなんとかせんといかん、と考えるわけです。
あらかじめ、いくつかの質問を用意していけばとりあえず、そのやりとりだけでも時間を消化することはできるだろうと。
で、その質問も栽培方法、醸造方法なんかはいろんな人からやまほど質問されているわけです。
質問を聞く方は初めて聞くからフレッシュな気分で臨むことができますが、答える方は同じ回答を何十回としなければならくて、もう、うんざりといった表情も見られます。
で、セミナーなどで質疑応答が始まると参加者も遠慮して質問もしないで沈黙の時間が・・・
私のポリシーの中のひとつは沈黙は禁なり、ですので、とりあえず挙手をするわけです。
司会の方、も嬉しそうに私を指名してくれます。
とはいえ、私の質問はワイン造りとはほとんど関係ないのです。ワインのスタイルは人となりで決まると思っていますから、その人となりを知ることで、ワインのスタイルにどういう影響を及ぼすかを図るにはその人個人の嗜好などを聞いてみるのが一番かなと思っています。
そういうことをベースに投げかける質問は、「家で夕食をとるときはいつもどんなワインを飲みますか?」
その中で私の不確かな記憶の範囲内では、その回答に、「白ならアリゴテ種、赤ならガメ種」とおっしゃられる方々が多かったように思われました。
日本ではブルゴーニュワインといえば赤はピノノワール種、白はシャルドネ種というイメージの方が多いでしょう。
しかしながら、それらのぶどうから造られるワインはあくまでも商売用に作っています。ましてや近年の作柄や生産量は決して良好ではありません。
なるほど、ではなぜアリゴテやガメを飲むのか、突っ込んで聞いてみると、「昔から飲んでたし、ほっとして美味しいから。」という回答もよく聞くことがありました。
別に少ないから飲まないというわけではないようです。
以前あるグランクリュの生産者を訪問した時、その区画は当然、シャルドネやピノノワールの作付しか認定されていないから、シャルドネしか作ってないと思っていたのですが、実はその区画の一番端に一列だけアリゴテやガメを植えてあったのを見ました。
当然、なぜそうするのか聞いてみました。
「最初は自家消費用で造ったのだが、ゲストに振舞うと、すごく好評でした。そこで家のみだけではなくゲスト用にも少しだけ栽培することにした。」
とのことでした。
値段の高いピノノワールやシャルドネのワインを造っているから、それを飲んでいるのではないかという安易な発想を反省しつつ、勉強になる時間を過ごすことができました。
そんなデイリーワインをブルゴーニュにお求めでしたら、こちらのワインがおすすめです。
fr-bgn-0020-lrs フランソワ トラペ ブルゴーニュ アリゴテ 2013(白)
fr-bgn-0017-lrs ビュイロン コトー ブルギニョン ルージュ キュヴェ アロブロジカ 2012(赤)
fr-bgn-0021-lrs フランソワ トラペ ブルゴーニュ ルージュ 2013 (赤)
よろしくお願いいたします。
Aqua Vitae
店長
河合
そんな生産者が農繁期の間を縫って来日され、自社のワインをプロモートされていきます。
そんな中で、私たちも生産者との交流の機会を持つことができます。
しかし、ボルドーのシャトーとは違って、アジアマーケティング担当がいるわけでもないし、名刺もないような、本当に小さな家族経営でワイン造りを行っているので、インターナショナルシーンに不慣れな方も多く、こちらから話しかけないと、交流もなく試飲のみで終わってしまうこともありました。
で、コミュニケーションがうまいとは言えない店長もなんとかせんといかん、と考えるわけです。
あらかじめ、いくつかの質問を用意していけばとりあえず、そのやりとりだけでも時間を消化することはできるだろうと。
で、その質問も栽培方法、醸造方法なんかはいろんな人からやまほど質問されているわけです。
質問を聞く方は初めて聞くからフレッシュな気分で臨むことができますが、答える方は同じ回答を何十回としなければならくて、もう、うんざりといった表情も見られます。
で、セミナーなどで質疑応答が始まると参加者も遠慮して質問もしないで沈黙の時間が・・・
私のポリシーの中のひとつは沈黙は禁なり、ですので、とりあえず挙手をするわけです。
司会の方、も嬉しそうに私を指名してくれます。
とはいえ、私の質問はワイン造りとはほとんど関係ないのです。ワインのスタイルは人となりで決まると思っていますから、その人となりを知ることで、ワインのスタイルにどういう影響を及ぼすかを図るにはその人個人の嗜好などを聞いてみるのが一番かなと思っています。
そういうことをベースに投げかける質問は、「家で夕食をとるときはいつもどんなワインを飲みますか?」
その中で私の不確かな記憶の範囲内では、その回答に、「白ならアリゴテ種、赤ならガメ種」とおっしゃられる方々が多かったように思われました。
日本ではブルゴーニュワインといえば赤はピノノワール種、白はシャルドネ種というイメージの方が多いでしょう。
しかしながら、それらのぶどうから造られるワインはあくまでも商売用に作っています。ましてや近年の作柄や生産量は決して良好ではありません。
なるほど、ではなぜアリゴテやガメを飲むのか、突っ込んで聞いてみると、「昔から飲んでたし、ほっとして美味しいから。」という回答もよく聞くことがありました。
別に少ないから飲まないというわけではないようです。
以前あるグランクリュの生産者を訪問した時、その区画は当然、シャルドネやピノノワールの作付しか認定されていないから、シャルドネしか作ってないと思っていたのですが、実はその区画の一番端に一列だけアリゴテやガメを植えてあったのを見ました。
当然、なぜそうするのか聞いてみました。
「最初は自家消費用で造ったのだが、ゲストに振舞うと、すごく好評でした。そこで家のみだけではなくゲスト用にも少しだけ栽培することにした。」
とのことでした。
値段の高いピノノワールやシャルドネのワインを造っているから、それを飲んでいるのではないかという安易な発想を反省しつつ、勉強になる時間を過ごすことができました。
そんなデイリーワインをブルゴーニュにお求めでしたら、こちらのワインがおすすめです。
fr-bgn-0020-lrs フランソワ トラペ ブルゴーニュ アリゴテ 2013(白)
fr-bgn-0017-lrs ビュイロン コトー ブルギニョン ルージュ キュヴェ アロブロジカ 2012(赤)
fr-bgn-0021-lrs フランソワ トラペ ブルゴーニュ ルージュ 2013 (赤)
よろしくお願いいたします。
Aqua Vitae
店長
河合