スペイン、プリオラート。財産としてのワイン。

スペイン、プリオラート。財産としてのワイン。
1980年代頃からイタリアのスーパータスカン、スペインのスーパースパニッシュという芸術家の様なクリエイターがこれまでワインボトルの影も見えないような場所からすごいワインを造り出したブームが起こった時期がありました。今回紹介するクロス・モガドールのルネ・バルビエもその一人です。
彼はフランス人ですがプリオラートにおけるこのブームを造り出した先駆者のひとりと言えるでしょう。
しかし、その基礎となる部分はしっかりしていてこの家柄は1800年ころにはフランスのアヴィニョンに畑を持っていたと言われています。その後のフィロクセラ禍で畑を捨ててスペインに移住したという。
移住したプリオラートのグラタリョップスは当時プリオラートとして原産地呼称を認められていたエリアですが入植当時は荒れ果てた土地だったそうでしたがこの土地にガルナチャ、カリニェナ、カベルネ・ソーヴィニョン、シラーを植えました。
この地域のワインはもともとフランス、ボルドーの高級ワインをオマージュに造られたワインが多いので、その熟成の評価については玉石混交ですが、彼のポリシーはテロワール(テルーニョ)が第一で、樹の樹齢にもこだわる。同時期に出てきたプリオラートの生産者の評価は下降気味だが、このクロス・モガドールの評価は変わらないどころか上がっています。

今回入荷しましたそのアイテムの一つ、クロス・マニャタスはこの地区の中でも樹齢90年以上を誇る樹を持つのはこの畑だけです。フラッグシップワインである、クロス・モガドールとは違うコンセプトで、カリニェナ 70% カベルネ・ソーヴィニョン 10% ガルナッチャ 10% シラー 10%のブレンドに仕立て、この古樹のカリニェナの魅力を最大限に表現したキュヴェです。

このヴィンテージ、2000年ころのプリオラートは評価がピークを迎えていたころでリリースされたころはいつ飲み頃を迎えるんだろうと思わせるほどの底なし沼の様な深淵な果実の凝縮感でしたが、20年たってそろそろコルクの向こう側が気になるところです。

ルネ・バルビエ クロス・デル・リョップス クロス・マニャタス 2000年 限定少量入荷
スペイン カタルーニャ州 プリオラート
カリニェナ 70% カベルネ・ソーヴィニョン 10% ガルナッチャ 10% シラー 10%

よろしくお願いいたします。