キアヴェンナスカ

今回のイタリア新入荷ワインの中に it-lom-0002 プレヴォスティーニ サンタリタ ロッソ ディ ヴァルテッリーナ というワインがあります。
こちらのワインはキアヴェンナスカというぶどう品種を使って造られています。

あまり世間では聞かないキアヴェンナスカってどんなぶどうでしょうか?

答えからいうと、イタリア北西部で広く造られ、バローロやバルバレスコなどのワインを造るネッビオーロと同じ品種なのです。

このネッビオーロはピエモンテ州、ロンバルディア州、ヴァッレ・ダオスタ州で生産される品種です。

このあたりを文化的にみると山地の多い土地柄か、さほど広くもないエリアながら近隣へのエリアへの移動が困難だったせいか、文化交流が多くはなかった土地です。

そのため、ネッビオーロという名はクーネオ県での呼び名で、他の県ではスパンナ、ロンバルディアではキアヴェンナスカ、ヴァッレ・ダオスタではピクトゥネール、ピコテンドロなどと、呼ばれています。

このキアヴェンナスカが造られているヴァルテッリーナというエリアはイタリアとスイスをつなぐ場所であったため、独自の文化が育ってきました。

そんななかで5世紀以来、ワイン造りが続くソンドリオという町にある畑は急斜面で造られ、畑仕事はいつも登山という重労働を強いられています。

そんな中で造られたワインの味わいは、伝統的な造りをする生産者のバローロでもそうですが、フランスやスイスの文化の影響を受けたような味わいになっています。

氷河が作った地形に高山地帯の高い日照量という環境下で造られるワインは濃い色調のワインになりがちですが、エレガントな色調と味わいは、赤果実がフレッシュに感じられる、イタリアワインというより、フランスやスイスの食事のテーブルに並べたくなるワインといえるかもしれません。