夏には冷やしたワイン

この季節にお勧めのカヴァとマンサニージャ(シェリー・ヴィノ デ へレス)の紹介です。

sp-and-0001 ホセ エステベス マンサニーリャ ラ ギータ
sp-cat-0001 ホセ エステベス カヴァ レジェンダ ドライ

同じ会社ですがカタルーニャとアンダルシアという長距離バスで一日かかるくらい、遠く離れた場所でこれらのワインが造られています。

まず、アンダルシアのへレスで造られている、ラ ギかータですが、へレスの最も河口に近いサンルーカルという町で造られる、マンサニージャという白ワインです。

マンサニージャはこの地域だけで造られる特有のシェリーにのみ付けられる名前です。
最も海の近くで造られているのでその味わいに特有の塩味に近いミネラルを感じると言われています。しかし、実際には塩分は含まれていません。

このラ ギータはラベルにも書いてありますがもともとの生産者はライネラ・ペレス・マリンという生産者が1852年にここでワイン造りを始めたのです。

この創設者でもあったドミンゴ氏はなかなかの現金主義者であったらしく、マンサニージャを買い付けに来たバイヤーに「金はあるか?」とかならず確認していたことから、このマンサニージャは「ラ ギータ=金」と名付けられました。そして同じスペルの麻ひも、その先には金を模したシールが添付されることになったのです。

このマンサニージャの味わいはマンサニージャの中でもっともライトな味わいといわれ、シェリー特有のアルコール感、ミネラル、吟醸香のような風味が軽く、地元でも楽しまれている、魚介類、生ハム、チーズとの相性がとても良いとされています。

もうひとつのカヴァはアンダルシアにあるホセ エステベスが新しくリリースしたカヴァでやはり優しい口当たりのスタイルです。味わいは名前の通りドライですが、アフターにほのかな果実味が残ります。

小アジアから来たとされるマカベオ、ギリシャ由来のチャレロに地元品種パレリャダのブレンドが絶妙です。

この二つの味わいは会社のポリシーを感じられます。どちらもしっかり冷やしてこの夏に楽しみたいアイテムです。
この会社はカヴァ買収の時ももラ ギータのように現金支払いで決済したのでしょうか?