店長日記

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ポルトガルワインを初めて扱うことになりました。

ポルトワインでも、ヴィーニョヴェルデでも、セトゥバルのモスカテル甘口ワインでも、ありません。

アレンテージョの新しいアデガ(ワイナリー)です。
しかしながら、畑の台木はフィロクセラに侵されていないぶどう、歴史を感じます。

イスラムに支配された時代があったことを考えると奇跡的な感じですよね。

歴史と土地柄を感じるワイン、そんなワインに魅力を感じます。
GW真っ只中、東京のオフィス街を歩いてもいつもほどの人が歩いていません。

旅行を満喫されている方も多いようです。

GWは割と時間があるのでそんな時は新しい商品の入荷計画や商品の売り出し方法を考えます。

お客様と話をすると色々な方々に多くのアドバイスを頂きます。

新規立ち上げでそろえた商品は、事前の試飲会で短期間の間に自分自身の嗜好で決めたものだけなので、ここからお客様の意見を見据えてどんどん変更していこうと考えています。

イメージとしてはお客様のセラーとして使っていただく、まるで富山の薬売りのようですが、お手軽にアクセスや質問をいただければ幸いと感じております。

厳しい冬には次の春への準備をしておく、いまはそんな時期かもしれません。
ゴールデンウィークも営業しています。

ワインは家飲みだけでなく、アウトドアでもおすすめです。

そんなアウトドアで飲みたくなるのはフランス南部のプロヴァンスワインです。

プロヴァンスワインのキャラクタは何といっても山と海のキャラクタといえます。

プロヴァンスでは山の味はハーブとオリーヴ、海の味は塩と白身魚いえます。

ベースの味わいはにんにくとトマトですね。

これらの味と相性が良い酸とミネラル、これが体をリフレッシュしてくれます。

プロヴァンスのメインはラム肉とうさぎです。これにはプロヴァンスの赤の力強さがいいですね。太陽をたくさん受けたぶどうのキャラクタをそのまま素材にぶつけるのが良いとおもいます。

しっかり食べて、この暑さを乗り切りましょう。
明日からゴールデンウィークが始まります。

いいお天気が続きそうです。

当店はゴールデンウィークもショップオープンしております。

おうちでワインを、というときはよろしくお願いいたします。

ゴールデンウィークの祝日は仕入れ先がお休みになりますので、商品によっては一時的に品切れになる場合があります。その際はご容赦ください。

今日も一日元気で頑張りましょう!
今週になって急に夏日になりました。

気候の変化に対応するのは着物だけではなく、ワインの管理もたいへんなことです。

朝起きると気温が気になり、天気予報をチェックしてしまいます。

これからの暑い期間にはお客様にはクール便と通常便の使い分けをお願いしたいと思っております。

荷物を受け取った後もボトルに水滴がつかないようにすぐにセラーや冷暗所に移していただけますようお願いします。



夏はビールだけではなく、スパークリング、白ワイン、いろいろな味わいを試してほしいです。

私のイメージはスペインバルのように、タパスをつまみながらシェリーグラスでちょっと一杯という感じですね。

そういえば五月のスペインはアンダルシア州のへレス デ ラ フロンテーラでフェリア デル カバーリョ(馬のお祭り)があります。

このお祭り期間中の一週間の間にシェリーの全生産量の約7分の1が消費され、女性も水玉のドレスを着飾って馬に乗ります。また行ってみたいお祭りのひとつでもあります。
最近だいぶ暖かくなってきました。

こんなときは白ワインがおすすめです。

スッキリ、きれいな酸と軽い果実味のチャコリはいかがでしょうか。

今回入荷したチャコリはバスク自治州内で生産地域が大きく三つに分かれるエリアからそれぞれ違うタイプの白ワインです。

その三つのエリアと特長は以下の通りです。

※ゲタリア
このエリアはギプスコア県のオンダリビアと町が代表的な生産地です。この地は雨が多く、海からの影響で過酷な気候の中、蔓棚方式で地表面から高い位置で育てられるため湿気が原因の病気が防ぐことができます。ぶどうの葉を伸ばして上からふたをする形状にするために厳しい気候からぶどうを守ります。

※ビスカヤ
このエリアはビスカヤ県ですが西はカンタブリア州まであります。
この地域は8世紀からぶどうが作られていた記録があります。ミクロクリマ(微小気候)の条件に合わせてぶどうのキャラクタが変化していきます。
ビスカヤではチャコリ製造に白用と赤用両方のブドウが使用されています。

※アラバ
上記の二つのエリアよりも内陸部にあり、ぶどう作りの歴史は西暦760年ごろまでさかのぼる。20世紀末には生産量も減少したが、近年は増加傾向にあります。
そこで作られたぶどうは黄色みかがった色調でかろやかな果実味とあざやかな酸が特徴です。

はぶどうという単語は、ギリシャ語でoinos、ラテン語でvinumが語源になっているのですが、このバスクでは固有の単語を持ちます。
スペイン側ではardo、フランス側ではarnoとよばれます。

こんな、独自のワイン文化と美食家が多いといわれる地域の食事をぜひ併せてみてください。

最後にバスク語アカデミーのモットーである言葉をお借りします。
“Ekin eta Jarrai”
「始めよ、そして続けよ。」
いま、入荷、検品、データ更新等、いちおうすべて終了し、いよいよワイン販売開始します。

商品説明の誤字、脱字等がありましたらご指摘いただければ幸いです。

数字は何回も見直したので大丈夫だと思います。

では、サイトに商品のアップを開始します。

よろしくお願いいたします。
今日は酒販免許交付手続き、酒類販売管理者研修などで一日つぶれました。

しかしながら、へんな緊張感の中で粛々と手続きをこなして、あっという間に終わった感じがします。

明日からはしばらく入荷と商品チェックに時間がとられますが、徐々にスタートの実感が出てきました。

入荷のチェックって重要なんです。

ヴィンテージが違ってたり、違うアイテムが入ってたり、いつの間にか商品が終売していたりと、思わぬアクシデントが毎日のように発生します。

その不測の事態にまけない対応したいと思います。

だいぶ、ワインリストの原型がなくなってきたかもしれない。

商品がそろったら販売スタートです。
最近、ワイン販売スタートに際していろいろなお客様と会って直接お話やご挨拶をする機会が増えてきました。

そんな中で多いのは前職からのお客様です。

いろいろな叱咤激励、アドバイスを頂いた方々に久しぶりにお会いすると、時間が空いてるにも関わらず、励ましのお言葉を頂けます。

もう、ワインリストもほぼ完成していますが、お客様のアドバイスを頂くと本当にこれでいいのか、まだ足りないものはあるのか、いろいろ考えます。

自分でワインリストを作っているようですが、周りの人たちにも作っていただいてるようです。

多くの方々のリクエストにこたえるためにリストをどんどん変えていこうと思っています。

まだまだ変更はあると思いますが、意見をたくさんいただければありがたいですね。
いろんな場面で商品やこのショップの宣伝させていただいておりますが、店長は24時間店長な気がします。

週末はスポーツシーンでもいろいろな選手や関係者の方々にお知らせさせていただきました。

そういう場面を用意して頂いた方々には当然、お返しをしなければならないのですが、

今回の場合は練習や試合に出場して協力するという形になりました。

しかしながら、トップレベルから引退して15年にもなり、当然体の衰えは否めません。

でも、負けず嫌いなもので、現役選手と同じメニューにチャレンジしたり、ゲームに参加したりしました。

予想通り、筋肉痛で大変です。

でも、始まったばっかりですから体を張ってがんばります。

週末のうちにメンテナンスを終えて、また元気に月曜日の業務に臨みます。
国産ワインも取り扱えることになりました。

山梨県勝沼町の生産者ですが、事前にワイナリーを訪問して、試飲をしたり、いろいろとお話を伺うことができました。

ヨーロッパとは対照的に近年は収穫の状況も比較的よく、味わいのレベルも上がっているようです。

ロンドンなどヨーロッパでのコンクールでも高い評価が聞かれるようになりました。

甲州種を始め、輸出量も増えてきました。

一方では、収穫量が少なくなってきている問題もあります。それはぶどうを供給する農家の方々の高齢化や、気候変動による不作などで農業を廃業される農家さんが増えてきています。

そんな状況の中で、輸出にワインを回すと当然それまでの国内への供給も減っていくわけです。

一方、評価が上がっているといわれているヨーロッパでの日本のワインの受け入れ状況はどうか、いろんな人に話を聞いてみると、やはり、まだヨーロッパでの主要品種に並ぶわけでもなく、変化球的な立ち位置のようです。

ヨーロッパ主要都市のスシバーなどでも日本食の定義が曲用されて取り入れられている状況(もっとも日本でも他国の食文化が曲用されていますが)を見ると、送り出す側の日本の意図がきちんと伝わっているか疑問です。

たとえば、すしを食べるときに海外のスシバーの日本人以外のお客様のすしを食べる様を見てみると、しゃりが崩れるほど醤油まみれにして食べているのは、日本人からすると疑問ですが、当地ではそういう食べ方がごく普通のことであります。

変化球的に取り入れられた日本のワインはヨーロッパの地に根付くのでしょうか?

それも日本のマーケットをけずってまでして。

日本のワイン拡販に盛り上がっているところに水を差すようですがちょっと心配になりました。

でも弊社取扱いの生産者さんは歴史も長く、少々のことではぶれることはないと確信をもって、帰ることができたのは訪問の収穫であったといえます。

はやく、お買い上げいただく方々にご意見を聞いてみたいものです。
ジュースを販売してしばらく立ちました。

多くのお客様からさまざまなご意見を頂く機会がありました。

甘さが控えめ、果実をそのままかじっているよう、じゅーすにしては高すぎる、などなど。

商品説明でも書いていなかったのですが、どういう場面でキャラクターをうまく出せるか、自分なりに考えてみました。

それぞれのジュースはもともとワイン用として作られたぶどうが製造過程の途中でジュースになるという経緯を経て出荷されるものです。

よって、食事と一緒に飲むのがおすすめといえます。

食事の位置づけとしてワインと同じ考えで飲むと、程よい果実味と酸、ミネラルがあるので、食事を引き立ててくれるでしょう。

今回入荷したジュースはフランスのブルゴーニュ地方、ノルマンディ地方、ドイツのファルツ地方、オーストリアのブルゲンラント地方といった、グルメタウンといえる場所で採れるアイテムです。

それぞれのジュースはそれぞれの地方のレストランなどでテーブル上のひとつのキャラクターとして成り立っています。

そう、おもえば高いジュースというより、安い、アルコールのないワインとして考えていただけるとお買い得かと思えるでしょうか。

手前味噌ではありませんが、弊社取扱いの食品は個人的には毎日食べたいものばかりです。

取扱いの食品はワインとの相性を考えて、おつまみ的なスタンスで楽しめる、というコンセプトでいろいろ集めてきました。

特に毎日、試しているのは、はちみつ、マスタード、アンチョビです。

数日試してみて、出た結論は、

「毎日食べられる味」なのです。

すごく極端にいうとこれらは「強くないはちみつ」、「辛くないマスタード」、「塩辛くないアンチョビ」と言えるのです。

作ったおかずにこれらを合わせると、本来持つ味に変化を与えてくれます。

しかも、作り方も極力シンプルです。

例えば、はみちつならお湯に溶いて飲んだり、マスタードは火を通した肉、魚、野菜につけて食べる。アンチョビはパンに載せて食べる。

強い味わいではないので食べ飽きません。

ワインのお伴に考えた食品たちですが、最近はワインを飲まない夕食の時でもこれらを使います。

いまでは食卓の主役が何かわからないほど、いろいろなものが存在感を示してくれているので、食事が楽しいし、食材をテーマにした会話がはずみますね。
私はワインを売ることになるの予定です。

最近お客様と話して、感じるのは、この業種はワインというすでに出来上がったものに対して、それに売り文句やうんちくをつけたりして、お客様の興味を引くよう付加価値をつけていなかければならないということです。

買う側としてはどうでしょうか。

まずはラベル、価格を見て、商品購入を検討。

次は、予算、誰と飲むか、そのとき何を食べるかというシチュエーションを考えると思われます。

その時に、商品についての情報があれば、その商品に親しみや愛着が出てくるかもしれません。

そのワインを生産している人、場所、文化など、ショップにたどり着くまでの経緯がそのワインに備わっています。

その情報を適切に購入者に伝えていく、この部分がまさにこの職業の存在価値であるような気がします。

ワインにまつわる情報はできるだけ詰め込んでいるつもりではいますが、適切な場面に適切な情報が取り出せるかどうか、ここに尽きますね。

まだまだ未熟ですが頑張っていきます。

ワイン販売までもう間もなくです。よろしくお願いいたします。
ワイン販売開始までもうまもなくという段階です。

それにさきがけて、ワイン選定が今自分にとって一番重要な仕事です。

一月から、さまざまな仕入先の試飲会に参加して、ワイン選定を続けてきました。

いろんな地域のまんべんなくそろえようと思いましたが、どうしても偏りがでます。

個人の好みに走って、公私混同してはなりませんが、傾向がでますね。

自然派ワインは飲んだ翌朝が快適に目覚めることができるのでどうしても選択してしまいますね。

食事に合うワインをテーマにアイテムを探しているので、ヨーロッパの古い食文化を持つ地域が多くなります。

前職の担当は地中海周りの国々、南半球だったのでそのあたりのワインのタイプはよくわかっています。

それ以外の地域のワインにもフォーカスしました。味わいだけでなく、お客様がどんなシーンでそのワインを味わうのかをイメージしていきます。

発売間近になると、周りの様々な方々からご意見を頂き、最後の調整にはいるところでいま、どんなアイテムを加えていくか悩める毎日です。
こんにちは、

ショップをオープンしてあっという間に一週間がたちました。

ちまたで店長はどんな人間かという問い合わせを頂きまして、恥ずかしがり屋の店長なので、あまり、表に出ないようにしていました。

しかしながら、ここは思い切って、自己紹介することにしました。

この、職業に携わることになったのは人生においていろいろな伏線があったのですが、
基本的にいろんな知らない土地を旅するのが大好きなことからスタートしております。

幼少のころから、格闘技が大好きで、学生はずっとラグビーをプレーしていました。

そして、社会人になってもプレー願望が消えなかったので、就職した会社をすぐにやめて、オーストラリア、アルゼンチン、フランスでプレーの機会を求めました。

その頃は日本ににラグビーのプロリーグもなく、自分ひとりでなんでもやらなければなりませんでした。クラブでのプレー交渉、トライアル、練習、プレー全て一人でやりました。

しかし、異国の地ではプレーする時間よりも、それ以外の生活時間がはるかに長かったので、生活の基盤を作ることにも尽力しました。

その中で食べることが生活の中での重要な位置をしめることになりますが、現地の食材を使っていろいろ工夫したことが、今の仕事に生きているような気がします。

そして、帰国後、ワインの業務卸の仕事を続け、なんとなく、自分の生きる道はここにあると確信でき、今に至ります。

そんな、経歴で生きてきたので、あまり、小細工もなく、まっすぐにいいものを伝えていくことしかできないキャラクターです。

しかも、関西人ですからおしゃべりも大好きだし、仲良くなるとどこまでも付き合います。

自分のキャラクターを自己分析してみました。

当たっているか外れているか、こんな一面もあるということがありましたら、ご返信ください。

よろしくお願いいたします。

Aqua Vitae
店長
河合