店長日記

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入手困難なヴィンテージ、1962年
1962年ヴィンテージのお酒は入手困難で、ブランデー古酒の真髄とも言える1本、わずか90本の入荷。
来年還暦を迎える方のバースデーヴィンテージとなる稀少なブランデー。
昭和37年といえばテレビの普及率がちょうど50%に届こうかという高度成長期真っ只中、そこから来年でちょうど60年という年を迎えます。そんな中でこのボトルは大変貴重であり、リーズナブル、そして高品質。すでに生産されておらず近い将来幻のストックとなる1本でもあります。
さらに時を重ねても十分耐えうる品質も兼ね備えた逸品です。

ドメーヌ ド ベルトリュック 1962 バ アルマニャック
容量:700ML 度数:46度

セパージュ : バコ 100%

【テイスティングノート】
ビターオレンジと甘いアーモンドが繊細なスモーキーアロマと
一緒に香る。とろみのある口当たりがリコリスと甘いスパイスの
上に広がる。ドライプラムをたっぷり感じる素晴らしいフィニッシュ。
ピーター・シセック氏が立ち上げたリベラ・デル・デュエロの 地域共同プロジェクトによる自信作「Ψ(PSI プシー)」
ギリシア語アルファベットにおける23 番目の文字で、心理学 (Psychology)、超能力 (Psychic Ability/Power) をあらわす包括的な単語/記号である「Ψ(PSIプシー)」。
世界的に有名な珠玉のスペインワイン「ピングス」を手がけるピーター・シセック氏が、自らの「スペインワインユートピア構想」を実現すべく立ち上げた「ネオ共同組合」的ヴェンチャープロジェクト、それが「PSI」です。

シセック氏がリベラ・デル・ドゥエロと本格的な関わりを持つきっかけになったのは、2007年のこと。その年、雹害によって多くのブドウを失ったシセック氏は、「フロール・デ・ピングス」を造るためのブドウを探すうちに、リベラ・デル・ドゥエロがブドウの生産地としていかに急成長を遂げているか身をもって感じさせられたのです。しかしながら、同地の作付面積は20年間で3倍以上に拡張されてはいたものの、同時に供給過剰とも言える状況を招いており、これが古木の価値を貶める要因となってしまっていたのも事実でした。リベラ・デル・ドゥエロの古い畑には計り知れないポテンシャルがあるにも関わらず、地元農業の技術が乏しいためにその潜在性が生かされていないと感じていたシセック氏は、こうした経緯から、古木を所有している栽培者が若木への植え替えを行ったり、いたずらに生産量を追求したりすることのないよう、自ら地元生産者をサポートしようと決心したのです。

「PSI」の主たるコンセプトは、今日使用される多くの最新技術を避け、丁寧な作業で健全なブドウが本来持ちうる味わいを引き出すこと。ジェネラルマネージャーのパブロ・ルビオ氏とシセック氏は、地元生産者に有機農法やビオディナミ農法の知識を与えるだけでなく、質の改善が認められたブドウには、今まで支払われていたより高い金額を出してそれを買いとるなどして農家のモチベーションと意識を高めてきました。
これら農家のネットワークは2009年以降さらに広がりを見せており、新規の栽培家たちがプロジェクトに加わったことで、土壌が多様化し、より深みのあるワインが生まれるようになったといいます。また、2010年には古い畑を傘下に入れ、別の目的に使われないように保護しているそうです。

シセック氏いわく、「フロール・デ・ピングス」は村名ワイン、「ピングス」はクリュ・ワイン、そしてこちらの「PSI」はリージョナル・ワインとして、氏のヴィジョンに位置づけられているのだとか。

2017年は「暖かく乾燥した年で、秋の気温は平均的だったものの6月、7月に容赦ない暑さがあったことで全体としては気温の高い年という総括になった。霜の被害、また土中の水分不足と空気の乾燥によってブドウ樹は不規則な成長を引き起こしたが、この過酷な環境条件に適応するために比較的小さい房を付け、土から十分なカリウムを吸収した。結果的には熟した素晴らしい香りと低めの酸を持つブドウが収穫できた」とのこと。

リベラ・デル・デュエロ全体に被害をもたらした霜害により、前年に比べて大幅に生産本数が減ってしまった
PSIですが、逆境をものともしないその姿勢は、このご時世 大いに励みになってくれることでしょう!!

凝縮感が見て取れる濃い赤紫色。抜栓直後からラズベリーやレッドカラントなどの赤系果実に、ホワイトペッパーのようなスパイシーな香りがふんだんに立ち上る。空気に触れるとブルーベリーやプルーンなどの黒系果実に、ユーカリ、インクといった幅広い香りが感じられるように。繊細でスタイリッシュな香りの層が抵抗なく鼻孔に届いてくるイメージ。味わいはアタックからガツンと迫ってくるものではなく、飲み込んでからジワジワと旨味が口に広がってくる。プルーンやカシスなどの完熟果実の甘さのほか、栗やスイートポテトを思わせる厚みのある味わいも。赤身肉の煮込みやグリルと合わせてみたい。

※ピーター・シセック PSI 2017 750ml

セパージュ       :テンプラニーリョ96% ガルナッチャ4%
土壌          :様々な石灰分を含む粘土質土壌と砂質土壌
標高          :830〜920メートル
収穫          :手摘み
ブドウの平均樹齢    :30年以上
生産本数        :約18,750cs
2017年・パーカーポイント:89点

よろしくお願いいたします。
ミシュラン★★レストランでも提供。 AOCマルティニークラム
AOCマルティニークラムの中でも、熟成に使用する樽への強いこだわりがある「ラム J.M」。
今回のボトルは、2003-2004-2005の3ビンテージをブレンドしたもので、世界的なラムの需要増による価格高騰のなか、ヴィンテージの個性を味わう醍醐味をもつアイテムとして、他ブランドも含め普及しており、大変コスパが優れています。

ジャムのような濃厚なフルーツ感、アンズやクルミ、ヘーゼルナッツといった香ばしく力強い風味が複雑に絡み合った甘く官能的な味わいは、J.Mらしさを存分に感じられる1本。
ミシュラン2つ星レストランでも継続的に取り扱っていただいているその実力を、この機会にぜひ味わってみてください!

~ラムJ.Mについて~
1845年よりマルティニーク島でラムの生産を開始、同島北部のジャングル地帯に位置しており、AOCマルティニーク規格に準拠したアグリコールラムをメインに生産しています。
J.M蒸留所で特筆すべき点はマルティニーク島で唯一、原料のサトウキビを全て自社畑でまかなっている事です。アグリコール製法においては「いかにフレッシュなサトウキビジュースを用いるか」が非常に重要ですが、ラム J.Mの場合は自社畑が蒸留所の周辺にあるため、収穫後1時間以内に破砕が完了します。
また、蒸留後のアルコール度数を70%までに限定。フレーバーを可能な限り残すため、ノンアルコールの部分を最低でも30%は残すようにしています。
最近セラーマスターが女性になったこともあり、意欲的な新作も次々と発売し注目を浴びています。
バ・アルマニャック ジェラス 40年
本日は「バ・アルマニャック ジェラス 40年」のご紹介です。
アルマニャックとはフランス南西部、ガスコーニュで作られるブランデーです。
その人気・知名度はともすればコニャックに後れを取っていますが、こと品質に関しては決してそんなことはありません。
最良のアルマニャックを作り出すと言われているバ・アルマニャックには鉄分を多く含んだ粘土質の土壌が広がり、またアルマニャックのほとんどは1回のみ蒸留されます。
それゆえアルマニャックは野性味あふれるパワフルな酒質になり、そこに長期に及ぶ熟成がなされれば、熟したプルーンやスミレをはじめとする花々の香味を持つ琥珀色のブランデーが出来上がるのです。

それに加え、ジェラスの40年にはバコという現代では珍しい古いブドウ品種が使用されています。
バコの特徴のひとつである、芳醇な香りを放つ熟した果物のアロマが、上述のアルマニャックの香味をさらに洗練させ、際立たせてくれることでしょう。

これほどの高品質なブランデーであるアルマニャックですが、悲しいことにコニャックほど評価されていません。
ローリストン社AOCドンフロンテ 100%ポワール
今年の初めに入荷して即完売となってしまった「ローリストン社AOCドンフロンテ 100%ポワール」が再入荷いたしました!

ローリストン カルバドス ドンフロンテ 100% ポワール
容量:700ml 度数:40度


ドンフロンテ地域で生産されたAOCドンフロンテのこのカルバドスは、100%の洋ナシが原料であり、(銅製の)連続式蒸留器で一回蒸留されています。
明るい金色の外観に、洋ナシやピーチのとてもフレッシュでフルーティな香りを纏い、エレガントで力強い酸味を感じる味わいとなっています。
通常30%以上洋ナシが含まれていればAOCドンフロンテを名乗れますが上限はなく、100%洋ナシの商品は非常に珍しいのです。
ストレートでもまるでカクテルのように楽しめ、ボトルを開けたその時から様々なフルーツが現われてくる興味深い1本。

価格、在庫等のお問い合わせはこちらのメールから送信して下さい。
ブルゴーニュの中心、コート・ドールのナチュラルスタイル。
いつも大変お世話になっております。

今回ご紹介します、ブルゴーニュのアニェス パケの展開する葡萄畑は、コート ド ボーヌとオート コート ド ボーヌにまたがっています。
1950年代に両親が取得した、アニェス パケの所有する13ヘクタールの区画は卓越したテロワール。
ブルゴーニュのアペラシオンであるアリゴテ、シャルドネ、ピノノワール、オート コート ド ボーヌの白と赤、オーセイ デュレス(5ヘクタール、つまり面積の40%近く)、ポマール、シャサーニュ・モンラッシェ、サン=トーバンのプルミエクリュ、「レ・ペリエール」にあります。

彼女とその家族は、テロワールを尊重しながら、比較的古典的ともいえるスタイルを実践しています。
両親が売却を決めたとき、彼女は自分で経営してワインメーカーになることを決意しました。
当時はビジネスを学んだ後、1950年代から家族が所有していたオーセイ デュレスのアペラシオンにある土地を売る気になれず、ワインメーカーになることを決意しました。
学校に戻り、仕事の見習いをした後、新たな区画を取得してドメーヌを発展させ、自分の名前とイメージを持つワインを造りました。

彼女は、葡萄畑、セラー、マーケティングに時間を割き、2000年から運営しています。
2001年に最初のヴィンテージが作られました。

長年の有機栽培の試行錯誤を経て、2019年に思い切ってエコセール認証を取得することにしました。
そのため、2021年のヴィンテージにはABのラベルが貼られます。
葡萄畑での手作業は必須で、グリーンワークの時期(5月〜7月)には、チームは倍以上の約10名を擁して作業に取り組みます。

葡萄は手摘みで収穫され、赤ワイン用には12kgの小箱が用意されています。 収穫物は振動テーブルで選別され、ポンプを使わずに重力でタンクに運ばれます。
私たちは、土着の酵母に仕事をさせ、SO2や(必要に応じて)シャプタリザシオンなどの人的介入を最小限に抑えています。
白ワインのアルコール発酵とマロラクティック発酵は、ヴィンテージやキュヴェによって異なりますが、11ヶ月から18ヶ月の熟成期間中に樽の中で行われます。
赤ワインはコンクリートタンクで15日から20日かけて醸造され、ヴィンテージによっては全粒粉の割合もあります。
その後、ヴィンテージやキュヴェによって異なりますが、新樽を15~30%使用し、10~12ヶ月間樽で熟成させます。

シンプルでバランスのとれたブルゴーニュワインをぜひおためしください。
https://aquavitae.ocnk.net/product-list/44
フランス ロワールのナチュラリスト、ピュズラ。
フランス北西部のロワール地方、その中心を流れるロワール川をさかのぼったトゥーレーヌでピュズラ家の作る、ル クロ デュ テュ ブフには何世紀もの歴史があります。レ モンティユ村の区画、「ル テュ ブフ」にある11.5アルパン(約5万9千平方)の葡萄畑の痕跡は、中世に遡ります。

歴史を紐解くと、ル テュ ブフで生産されたワインは王室の食卓を楽しませ、中でもフランシス1世とクロード王妃が特に好んでいたと言われています。この貴重なワインは、ヘンリー3世の時代にも言及されています。

15世紀からレ モンティユ村に住んでいたピュズラ家は、この先祖代々のノウハウを受け継ぎました。

ジャン=マリーとティエリは、ル クロ デュ テュ ブフを引き継ぐのに時間をかけました。ジャン=マリーとティエリは、ル クロ デュ テュ ブフを引き継ぐまでに時間をかけました。2人とも、家業に戻る前には、フランス国内や海外の葡萄畑を転々としていたのです。
シャンパーニュ地方での数年間の経験と旅行を経て、1990年にル クロ デュ テュ ブフの畑を引き継いだ。
ティエリはもう少し待っていました。サンテミリオンとバンドールのぶどうを育てた後、しばらくモントリオールに行っていましたが、1994年にレ モンティユ村に戻ってきました。
以来、ル クロ デュ テュ ブフは、ジャン=マリーとティエリのピュズラ兄弟が所有しています。

ル クロ デュ チュ ブフの特徴は、トゥーレーヌのブーヴロンを見下ろす南と南東の丘陵地にある、火打ち石のブロワ・チョークからなる粘土質の土壌にあることです。この独特のテロワールを高めるために、1960年代に全面的にリニューアルしました。

現在、レ モンティユ村にあるシュヴェルニ AOCラベルのための10ヘクタールと、モントゥ シュル ビエーヴルにあるトゥーレーヌ AOCラベルのための4ヘクタールを栽培しています。

他の農業地域からは隔離されており、テュ ブフの畑は、野生の土地や森のパッチワークの中に置かれ、バランスのとれた生態系を維持しています。

ピュズラ兄弟は、1996年にこの畑を有機栽培に切り替えました。
また、ワインメーカーであるということは、単一畑の特性を理解しやすいワインを提供することであるため、1994年以降、醸造学的な添加物を使用せずに醸造を行っています。

ブドウの収穫は手摘みで行い、健康で熟したぶどうだけを選別しています。醸造工程では、一切の添加物を使用しません。瓶詰めの際には、ごく少量の亜硫酸塩を加えるだけです。
酵母を使用しない醸造は非常に長い時間を要します。樽熟成は、ワインの自然な熟成と落ち着きをもたらします。
スチールタンクで熟成したワインのみ、わずかにフィルターをかけることができる。トロンコニカル・タンクと樽で熟成させたワインは、ろ過せずに瓶詰めされます。

ピュズラ家にとって、ワイン造りは、土壌とワイングラスの間の仲介者としての役割を担っています。区画の多様性を最大限に生かすこと。テロワールとヴィンテージの特徴を伝えること。ワインが生まれた場所と、その誕生を目撃した気候を表現したヴィンテージを提供します。
現在は、ジャンマリ―は引退して娘のゾエが引き継いでいます。


今回、このピュズラが作るトゥーレーヌのソーヴィニョンブラン、ル クロ デュ テュ ブフ ル プティ ビュイッソンが6本のみ入荷しました。
この貴重な機会をお見逃しなく。
https://aquavitae.ocnk.net/product-list/31
~1本ずつ手書きされた絵柄のコレクションボトル~ TATANKA タタンカ
「タタンカ(TATANKA)」とは、マルティニーク島やグアダループ島などのフランス海外県にあるペイント業者です。島では箱や器などさまざまなものに描かれて売店などで販売されており、実際に現地に行かれたことがある方は、その南国らしいカラフルな色使いに目を奪われたのではないでしょうか。カリブの自然や日常をボトルに1本ずつ描いたスペシャルボトル、手描きの
ためすべて異なったボトルとなっているユニークかつ稀少なコレクションアイテムです。
中身はトロワ・リビエールとダモワゾ、どちらも熟成は2~3年と若いですが、中身を飲んだ後もディスプレイとして南国の雰囲気を醸し出す抜群の存在感があります。ぜひこの機会にお求めください。

◇トロワ・リビエール タタンカ コレクション
容量:700ml 度数:40度
納品価格¥8,000.-(税抜価格)


◇ダモワゾー タタンカ コレクション
容量:700ml 度数:40度
納品価格¥8,000.-(税抜価格)

▲▽▲▽▲▽▲▽▲ご注意点▲▽▲▽▲▽▲▽▲
■ご注文時のラベルデザインや色のご指定はお受けできません。
■1本1本全てが手作業で生産されております。色むらや文字のかすれなどが時折見受けられますが、これらの理由による返品や交換はいたしかねますので、ご了承ください。
■万一キャップ不良があった場合には交換の対象といたしますので、弊社までお問い合わせください。

ご注文、お問い合わせはこちらのサイトからご返信ください。

よろしくお願いいたします。
夏は海のワイン
この季節のおすすめは何といっても赤でも白でも海の近くで作られたワインです。
なぜなら海のそばで生活する生産者はそこで食を取り、生活するため、マリアージュの感覚も海の近くの食材や生活空間からのオマージュを得ることが多いのではないかとの印象を受けることが多かったと思います。

今回おすすめはバスク地方のワインです。
バスクのワインと言えばチャコリをイメージされる方も多いかもしれません。日本人の持つチャコリのイメージは微発泡の白ワインで高い位置から注いで泡立てるイメージですが、今のチャコリンはそのイメージは失われつつあるように思います。赤も白もいわゆるワイン一般のくくりでチャコリンをイメージして頂くといいのではないかと思います。バスクエリアにはラ リオハも含まれますので当然テンプラニーリョも楽しめます。
とうぜん食前だけでなく、メインの肉や魚、野菜など海と山の幸をふんだんにつかった料理がバスクには存在します。それらに寄り添うワインもあります。
料理も若い才能ある料理人がどんどんとチャレンジして、その評価で星を獲得し、創造性ある組み合わせでお客様を楽しませます。
ワインも同じような感覚で若い人が大いなるチャレンジをしています。
そんな時代の変遷を肌で、味で感じてみませんか。
https://aquavitae.ocnk.net/product-list/61
https://aquavitae.ocnk.net/product-list/62

よろしくお願いいたします。
スペイサイドにおいて近年熱い注目を浴びる蒸留所「ベンロマック」。
ワールドウイスキーアワードにおいて最優秀スペイサイドモルトに輝いた15年をさらに熟成させた待望のシリーズ最長熟成品です。
ベンロマックのユニークな特徴であるファーストフィルシェリーとバーボン樽による熟成により、ふくよかなシェリー香の後に、わずかなスパイス、ラズベリーといった風味にオレンジを思わせるニュアンス、そして心地よいスモーキーなフィニッシュへと繋がる実にスケールの大きなウイスキーに仕上がっています。

入荷本数360本のみ、年末分までしっかり確保しておくことをお薦めいたします!

ベンロマック 21年
容量:700ml 度数:43度

テイスティングノート
香り:甘いシェリー香の奥に柑橘系やジンジャー、オークがふわりとしたスモークを伴って感じられる。
味わい:初めに粗挽きブラックペッパーと共に甘さが感じられ、セビーリャオレンジやラズベリーの風味に続いて、焼きリンゴやわずかなスパイスも。
フィニッシュ:チャーしたオークに柔らかいスモーク。

ご希望、価格等のお問い合わせはこちらのメールにご返信ください。
商品の画像は弊社サイトの店長日記をご覧ください。https://aquavitae.ocnk.net/diary

よろしくお願いいたします。
夏はチャコリ
スペインのチャコリは微発泡性で極辛口、酸味もしっかり、アルコール度数が低いので、猛暑の時期におすすめのワインです。
大きく分けて、スペイン北部のバスクエリアにある、アラバ、ビスカヤ、ゲタリアの3つのエリアで作られるチャコリはその葡萄や産地の環境によってキャラクタが違います。
ゲタリアのワインは海沿いにあるため、その海岸の厳しい天候を守るため、蔓棚式で、南東向き、品種も多く、白ぶどうから黒葡萄まで作られます。
ビスカヤのワインは海岸線のさらに西側、カンタブリア州の手前まで畑が広がります。DO認定も古く、ミクロクリマのエリアも多いので様々なキャラクタの味わいが特徴。
アラバはビスカヤの内陸に入り、海の影響を受けにくいエリア。色調も黄色っぽく、酸がよりしっかりしています。
そのさまざまなキャラクタと日本の食事、だし、しょうゆ、みそ、野菜の味わいとうまくマッチします。
産地エリアの蜀事情から言って魚料理にも相性が良く、日常のテーブルにもうまくマッチするでしょう。
夏バテを防ぐためにしっかり食事をするためにはまずグラス一杯のワインをおすすめします。
https://aquavitae.ocnk.net/product-list/61
よろしくお願いいたします。

ドイツ、芳香を楽しむための交配種
この暑さが続くとつい白ワインに手が伸びてしまいます。
白ワインを造る葡萄天国と言えばドイツです。
ラインヘッセン地方のアルツァイぶどう栽培研究所所長だったゲオルク・ショイ(Georg Scheu)はさまざまな品種を生み出しました。
その中にはすぐに衰退したものもたくさんありましたが比較的現在でもその生産量で健闘している品種の中にショイレーベがあります。
このショイレーベは辛口から甘口まで幅広い用途と高い評価で同じく広く栽培されているケルナーより存在感はあるかもしれません。日本では東北、北海道ではケルナーのやフクセルレーベの方が認知度が高いかもしれません。
このショイレーベの持ち味はほんのり甘く香る芳香で飲み手を魅了します。
ブケットトラウベとリースリングの交配品種と言われますが、同地方のミュラー・トゥルガウ、ソーヴィニョンブランの香りに匹敵します。しかも安価に手に入れられ、単独で試すと甘さを感じるものの食事と合わせてもその持ち味を殺すことはなさそうです。グレープフルーツやシトラスのきれいな酸味が食材を引き立てているからでしょう。
比較的高価なドイツワインが多い中にあってこのショイレーベを試すといろいろな食事を試したくなります。
https://aquavitae.ocnk.net/product/1097
タスマニア島の急成長株
彼らの哲学はシンプルです。「フルーツが語りかけてくる」「待つことを恐れない」ということです。時には時間をかけることが最善の方法なのです。
ドメーヌAは、壮大なカベルネプロジェクトに基づいて設立されました。それは、ボルドー風の大きな赤ワインを地球の果てで生産するというものです。旧世界の理想を新世界で実現する。否定的な人もたくさんいた。しかし、彼らは丁重に無視した。最近では、私たちのワインは、ボルドーに匹敵する国内最高のワインとして評価されています。

私たちの葡萄は、11ヘクタールの単一畑で栽培されています。カベルネソーヴィニョンはもちろんのこと、カベルネフラン、メルロ、プティヴェルド、ピノノワールなどがあります。白ワインはボルドーの典型的なソーヴィニョンブランスタイルにヒントを得ています。果実味、製法、テロワールの表現を変えて、より若く、より親しみやすく、今すぐ飲めるスタイルの赤、白、ロゼをストーニー・ヴィンヤードのラベルで生産しています。

私たちのワイン作りのアプローチは、不屈のものです。妥協しない。果実が完璧でなければ、ワインは作られません。他のワイナリーが天候を気にして収穫し、雨で果実が失われることを心配しているとき、私たちのワインメーカーはこう言います。私たちは待ちます。すぐに満足できる時代だからこそ、私たちは最高の状態のワインをリリースします。それには何年もかかります。私たちの献身的な取り組みは、一周回っています。秋の涼しい日に、ブドウの木を手で摘み、手で結んで、手で収穫します。ワインは手作業で圧搾されます。そして、一年を通して樽の澱引きも手作業で行います。芽が出てからワイナリーからボトルが出荷されるまで、正確で丁寧な作業が行われています。

ここは冷涼気候のワインカントリー。古代の土壌とシャンパーニュ地方のような空。温暖な海洋性気候で、長い冷涼な季節でも日照時間は長い。タスマニア州南部の歴史的なコール・リヴァー・ヴァレーにある最古のストーニー・ヴィンヤードでは、完璧に手入れされた葡萄がゆっくりと熟し、香り高い品種が生まれます。各ヴィンテージは、2億年前のジュラ紀の玄武岩の上に築かれた、気候、土壌、葡萄畑、手法など、この並外れた、要素の多いテロワールを常に反映しています。これらのワインは、産地や品種の特徴にとらわれず、明確な個性を持っています。

この谷で私たちは仕事に励んでいますが、私たちの原点はヨーロッパにあります。最初の1エーカーは、1973年に先駆者であるジョージ・パークとプリシラ・パークによって植えられましたが、1989年にピーターとルース・アルトハウスがストーニー・ヴィンヤードを取得してから、ドメーヌAは独自の地位を確立しました。彼らは、南半球で完璧な冷涼気候の葡萄畑を探していました。それは、フランスやドイツの偉大なエステートに対する反極的な答えでした。ストーニー・ヴィンヤードでは、ヨーロッパの名高い葡萄畑に匹敵するような、力強さと繊細さを備えた果実を生産する完璧な場所を選んだのです。


2018年3月1日に、ピーターとルースがスイスに引退した後、ホバートの美術館、Monaの生みの親であるデビッド・ウォルシュ氏が、ドメーヌAの有名なワイン造りの伝統を守ることを念頭に、このエステートを購入しました。
慈善家でコレクターのデビッド・ウォルシュ氏によって設立された、古代・近代・現代美術を展示するオーストラリア最大の私立美術館です。
現在、ドメーヌAは、Monaの敷地内にあるMoorillaワイナリーと並行して運営されており、Moorillaのワインメーカーであるコナー・ファン・デル・レースト氏がその管理を行っています。
ワイナリーの既存の従業員に変更はなく、コナー・ヴァン・デ・レーストは引き続きワインメーカーとして活躍しています。今回の売却にドメーヌAの株式が含まれていることは、22年にMoorillaの敷地内にMonaの172室のホテルがオープンする予定で、ワインビジネスもシンガポール、日本、香港、中国に輸出しています。

注目されるモーリシャスラムヴィンテージ
NEW GROVE 2005 BELLE VUE ニュー グローブ 2005 ベルビュー
容量:700ML 度数:45度 

「インターナショナル・シュガーケーンスピリッツ・アワード=ISSA」で2020年に世界17ヵ国、40人の専門家によるブラインドテイスティングにおいて、最高賞“カンヌドール”を受賞したアイテムを擁するニュー グローブ。
今もっとも注目を浴びるモーリシャスラムのビンテージ3部作、第2弾が入荷いたしました!2005年は以前詰めたシングルカスクが伝説のボトルとなっているビンテージでもあり、複数樽のブレンドであっても当たり年と言えるでしょう。
これから本格的に到来するラムのシーズンに向けて。

こちらは1838年設立の、現在のTerra社(ニューグローブの親会社)の前身であるHarel Freres社がモーリシャス北部のベルビュー(Belle Vue)という地のサトウキビ農園を買収し、島の砂糖製造業発展の礎を築いたことにちなんで名付けられました。

【蒸留:2005年・ボトリング:2020年・15年熟成】

【カスクタイプ:ニューフレンチオーク&exコニャックカスク】
樽詰め時の度数は65%で、その後50%までゆっくり加水し45%でボトリング。ノンチルフィルター。ノンカラリング、加糖や添加物なし。
<テイスティングノート>
香りはパワフルでフルーティ、しだいに南国のフルーツがあらわれ、パッションフルーツ、白い花とエキゾチックな香りへと変化する。
味わいは力強く丸みがありフルーティ、フィニッシュでは、インド洋のスパイスを感じさせる、芳醇で自然な甘さが長くつづく。

価格、ご購入、お問い合わせのメッセージはこのサイトからお願いいたします。
ヴィンテージポートの評価
バックヴィンテージのワインとしてはとても廉価で上質な味わいと評価されるヴィンテージポートのグレイトヴィンテージとその評価のコメントを集めてみました。

※1977年の評価
"凝縮された、長く続く、複雑な味わい"
1977年は、すべての主要なポート・メゾンが認めたクラシック・ヴィンテージです。1977年のワインは、強いタンニンを持つ、骨格のしっかりしたバランスのとれたワインが特徴で、素晴らしいエレガンスと持続力を持っています。最高のワインは、何十年も熟成できるタンニンと構造を持っています。

グラハムズ1977ヴィンテージ・ポート 
豊かで複雑な果実味を持つ、パワフルで大きな心を持った最高級のポートです。美しく調和のとれた、バランスのとれたこの素晴らしいヴィンテージは、瓶の中で何年もかけて成長し続ける可能性を秘めています。1977年は、20世紀後半の最も優れたヴィンテージのひとつとされています。グラハムの1977年は、他に類を見ないと広く認められています。

ロイ・ハーシュ、2011年 www.fortheloveofport.com
スコア: 93+ポイント
私は自分が間違っているときは認めます。1990年代前半から10年前の半ばまで、私は1977年のグラハムが好きになれませんでした。あまりにも暑苦しく、スピリチュアルな印象が強く、何年経っても解決しないのではないかと思っていました。しかし、2005年からの6本のボトルは、私が間違っていたことを証明してくれました。1977年はついに変貌を遂げ、今ではとても良い状態になっています。プルーン、茶葉、ハーブ、ブーケガルニなどの香りが、魅力的なアロマを醸し出しています。美味しくてバランスが良く、35年近く経っているのに生き生きとしていて、まろやかなタンニンが骨格を作っています。このワインは、少なくともあと15年は向上し続けると思いますが、その後は味のプラトーに達します。カムバック・キッド "の登場だ。



※2000年の評価
"膨大な凝縮感
2000年のヴィンテージは、そのワインの非常に高い凝縮感と、異常に少ない生産量で記憶に残るでしょう。

テイラー フラドゲイト2000ヴィンテージ・ポート 
RP98点 ロバート・パーカーのワインアドヴォケイト誌
このヴィンテージの中で最も彩度の高い青・紫・黒の例の一つであるテイラーの2000年は、ステロイドを使ったシャトー・ラトゥールの若いヴィンテージのような味わいであると言われます。黒鉛、ブラックベリー・リキュール、クレーム・ド・カシス、スモークのアロマがグラスから飛び出してきます。凝縮感があり、甘みと熟したタンニン、適度な酸味、そして何層にもわたる果実味とエキス分があり、このヴィンテージのポートワインの最有力候補です。熟成期間は2010年から2040年と予測しています。

WE96点 ワイン・エンスジアスト誌
複雑な花やスパイスのアロマが、しっかりとしたブラックチェリーやベリーの果実味に支えられていて、おそらく今回のワインの中で最も典型的な「テイラー」ワイン。ブラックチェリーやベリー類のしっかりとした果実味に裏打ちされた複雑な花やスパイスのアロマ。果実味はフレッシュで、クリスピーな味わいがあり、しっかりとしたタンニンとほこりっぽい長いフィニッシュに支えられています。膨大なパワーと複雑なニュアンス、そしてこの上なく熟成に適した構造を兼ね備えています。

WS95点 ワインスペクテーター誌
ハニーサックル、スミレ、柑橘類、ベリー類の美しいアロマに加え、フレッシュなハーブの香りが漂う。フルボディで噛み応えがあり、洗練されたタンニンと長い余韻がある。口の中で何分も持続する。エレガントでありながら、パワフルでフルーティなスタイルの若いテイラーです。2012年以降からの見ごろを迎えます。


※2003年の評価
"低収量でクラシックなヴィンテージ・ポート"
全般的に宣言された年である2003年のワインは、伝統的なタンニンの構造を持ち、魅力的な熟した果実のフレーバーを持つ。クラシック・ヴィンテージ・ポート。

テイラ― フラドゲイト2003ヴィンテージ・ポート 
ロバート・パーカー、ヘドニスツ ガゼット誌、2008年7月号 100点
中国人は食事の最後に甘口ワインとヴィンテージ・ポートの両方を飲むのが好きなことに気づきましたが、これは私にとってはかなりの過剰サービスだとおもいました。しかし、2003年のTaylorsヴィンテージ・ポートには圧倒されました。"

ニール・マーティン、ワインアドヴォケイト誌(207)、2013年5月 95点
2003年のテイラーズは、ブラックベリー、ラズベリー、バニラ、マーマレードなどの美しく熟した原始的なブーケを持ち、フォンセカよりもわずかに優れたデラインメントを示しています。味わいはミディアムボディで、夏の暑さを感じさせない、非常に落ち着いた洗練されたタンニンを持っています。ブラックチェリー、桑の実、クローブ、白胡椒の正確なニュアンスが感じられるフィニッシュです。早熟なヴィンテージの最高のポートの1つです。2013年5月に試飲。

ピエール-アントワーヌ・ロヴァーニ、ワインアドヴォケイト誌(161)、2005年10月 98点+
2003年のテイラー・フラドゲイト・ヴィンテージ・ポートは、鼻や口に持っていくたびに良くなってていった。黒い色をしており、塩分や黒鉛を含んだ香りには、シャトー・ラトゥールの素晴らしいヴィンテージを彷彿とさせる甘い黒い果実が詰まっています。空気に触れると、糖蜜、焦げた砂糖、スパイス、ジャムのようなプラムの香りがグラスから立ち上る。この巨大なワインは、フルボディで、非常に濃厚で、非常にリッチで、厚みもあるが、驚くほどバランスがとれていて、調和がとれている。レーズン、糖蜜、甘草、ブラックチェリー、プラム、スミレの独特な香りなど、複雑で隙のない特徴を持っています。後味には、チョコレート、キルシュ、赤、黒スグリ、ダークチェリー、バラの花などの香りが続く。卓越したパワー、深み、そして純粋さを備えたこのテイラーは、フラドゲート・パートナーシップが生み出した最高級のワインと肩を並べることになるでしょう。予想される熟成期間:2035年~2060年

ジャンシス・ロビンソン 2011年9月 18点/20点満点
濃くて甘美な深紅色。縁には若干の発達が見られる。非常に結婚した、統合された香り。非常に甘美で、いつものテイラーとは全く異なり、非常に濃縮され、甘美で洗練されており、今夜でも楽しめそうだ。最後にわずかなタールと甘草の香りがするが、今では非常に魅力的である。最後に少しだけ上質なタンニンがあります。2015年から2050年までお楽しみいただけます。



※1980年の評価
"宣言の数年後に初めてその素晴らしさが認められる
66年と同様、一般的に宣言された年である1980年ヴィンテージは、宣言から数年後にその真のスター性が認められるようになりました。また、1977年の影に隠れていたため、オークションではかなりの掘り出し物となっています。1980年ヴィンテージのポルトは、色が濃いことが特徴で、深みがあり、構造がしっかりしているため、戦後の最も優れたヴィンテージポルトのひとつに数えられています。

ダウズ 1980 ヴィンテージ 
ピーター・シミントン 2006年
26年の歳月を経ているにもかかわらず、深みのある豊かなルビー色が特徴的です。香りには、赤い果実の複雑なアロマと、コショウやチョコレートのタッチがあります。フルボディでありながら、まだフレッシュで、程よい丸みを帯びたタンニンと、ダウズ・ヴィンテージ・ポートの特徴である長くてややドライなフィニッシュが特徴的です。

ジェームズ・サックリング、1999年 ワインスペクテーター誌 スコア:91/100
忘れられたワインだが、常に傑出している。しっかりとしたタイトな味わいで、ラズベリーとオールスパイスの特徴がある。フルボディで甘みがあり、長い余韻が続く。

マイケル・ブロードベントMW、1999年 ヴィンテージワイン(ブロードベント、2002年)
評価:4つ星
しっかりとしていて、香り高く、花のようで、エレガントで長いドライなフィニッシュ。



※1966年の評価
"戦後最高のヴィンテージ・ポートのひとつ"
ほとんどの主要なポルト・メゾンによって宣言されたこのヴィンテージは、並外れた品質のものですが、常に1963年の影に隠れてしまっていました。果実味とタンニンに満ちた素晴らしい構造を持つ堅固なワインは、今では戦後最高のヴィンテージ・ポーツのひとつとして認められています。

ワレ 1966 ヴィンテージ 
マイケル・ブロードベント MW, 2002 ヴィンテージワイン(ブロードベント、2002年)スコア:5つ星
最近よく注目されているのは、オポルト・ボトルで、一貫して魅力的でエレガントなワインであるようだ。しなやかで、ちょっとした威勢の良さを感じるワインです。この10年の間にいくつかの一貫した注意点があります[90年代]。今は成熟した感じで、オレンジのニュアンスも感じられる。素敵な香りが3回ほど出てきました。とてもではないがかなりの甘さがあり、完璧な重みと風味がある。最近では2002年にも同様のことが書かれており、非常に良い質感と風味を持っています。

ワイン・スペクテイター誌 91点
まだフレッシュで若々しい果実味が十分に残っている。ミディアムルビーレッド、強い花とベリーの香り、ミディアムボディ、豊かで甘い果実味、中程度のタンニンと余韻の長い後味を持つ。非常に良い果実味。(1998)

ジャンシス・ロビンソン
深みのある鮮やかなルビー色をし、縁は非常に淡い。大きく、幅広く、豊かなノーズは、かなり骨太で秋の香り。1963年よりも力強く、より明白なアルコールを持つ。再び素晴らしいバランスを持つが、甘く、非常にダイレクトなアタックを持つ。ドライでエネルギッシュなフィニッシュ。1963年のような繊細さではなく、力強さと勢いを感じます。非常に甘く、ほのかに金属的なものを感じる。猛烈に甘い。主にリオ・トートのボム・レティロから。もともと評価が低く、1963年よりもはるかに安い価格で販売されています。何年も停滞しているようなので、私はその寿命を過小評価しているのかもしれない。(18.5/20点) (2006年9月)

ロバート・パーカーのワイン・アドヴォケイト誌
このメゾンは、どちらかというと抑制された、しかしリッチで風味豊かなヴィンテージ・ポートと、ニムロッドと呼ばれる非常に優れたトニーを造っている。彼らのヴィンテージ・ポートは成長が遅いようで、ダウやグラハム、フォンセカのような官能的な豊かさはないが、独特のミネラルの香りがするキャラクターがあり、独自の複雑さとスタイルを持っている。(RP) (1/1989)



※1991年の評価
"6年ぶりに宣言されたヴィンテージ"
数十年ぶりに宣言された6年ぶりのヴィンテージは、広く宣言された素晴らしい年であり、豊かな色調とアロマを持つ有望なワインが生まれました。最高のものは何十年も熟成するでしょう。

コーベイン 1991年ヴィンテージ・ポート 
ヴィンテージ・ポートの生産量やその正確な組成は、ポリシーとして公表していません。しかし、今回初めて、ロットの80%以上が自社畑の所有地から収穫したものとなりました。1989年に購入したキンタ・ドス・カナイスは、伝統的にコーベインのヴィンテージ・ポルトの骨格となっており、1991年も例外ではありません。急な段々畑ではなく、ゆるやかに起伏する斜面にブドウの木を植え、それぞれのブドウ品種ごとにブロック分けしています。その区画の一つ、キンタ・デ・アティデのトゥリガ・ナシオナル、ティンタ・バロッカ、ロリスは、いずれもコーベインのヴィンテージでは初めて使用されました。これは、高品質な葡萄畑への最近の投資がいかに重要であるかを示しています。残りの構成ワインは、カナイスと同様に、過去のコーベイン ヴィンテージのブレンドの構成要素として習慣的に使用されてきたアッパー・ドウロとリオ・トルト地区のブドウを使用しています。
コーベインのゼネラルマネージャー兼マスターブレンダー、ミゲル・コルテ・リアル氏。

ロバート・パーカー、1995年 ワイン・アドヴォケイト誌
スコア:88/100
湿った土、タール、黒い果実の熟した、適度な強さの美味しいアロマに続いて、優れた豊かさを持つフルボディのワインで、しっかりとした個性があり、程よいタンニンと適度な甘さ、長いフィニッシュが特徴的です。 非常に優れたワインではあるが、このヴィンテージの他のポートワインと比較すると刺激的ではない。

セゴヴィア唯一の葡萄
500年に渡る歴史を持つボデガ、「オシアン」を、第一回世界ソムリエコンクールでブロンズメダルを獲得したソムリエでありシェフであるホセ・マリア・ルイス氏が、現代のスタイルで運営します。
そこで作られた葡萄は2019年の「スペイン・ベスト・ワインメーカー」に選ばれた女性醸造家の手によって醸されています。
彼らのポリシーはシンプルで、この環境に適応したものです。
グラスを傾けながら、そのポリシーを読み解くお手伝いになれば。

※ファミリーの幻想
時間の経過、それぞれの葡萄の木に対する綿密な知識、土壌への浸漬、独特の気候や環境の研究、畑やワイナリーでの綿密な作業、これらが、ユニークなランドスケープの真正性を反映したプロジェクトの範囲を垣間見せる手がかりとなるのです。ルイス・アラゴネス家がオシアンでの冒険を始めた2013年には得られなかった学びであり、このテロワールの比類なき価値、つまり、特別な、ユニークな、本物の価値がこれまではあまり認識していませんでした。

しかし、彼らは、優れた遺産の豊かさにさらに価値を与えることを目的とした学習の道の第一歩を踏み出したばかりだと感じています。彫刻のように、永続することを運命づけられた土地で、しっかりと階層的に立っている葡萄の木という遺産です。この自然の贈り物を理解しています。だからこそ、自分自身のベストを尽くすことが、この土地に誠実で正直な敬意を払う唯一の方法なのです。

オシアンは、卓越したテロワールへの確固たるコミットメントの反映であり、チームはその風景の不可欠な一部となっています。このようにして初めて、周囲の葡萄畑を理解し、作業することができます。何世紀にもわたって受け継がれてきた知恵に自らを融合させることで、初めてその知恵を理解し、最高のものを表現することができるのです。

※大家族
若くて熱心なチームは、環境の素晴らしさを回復し、復元することを決意し、環境を総合的に理解しています。素晴らしい歴史、土地に結びついた文化と伝統、渓谷が作る風景、地球上で唯一の遺産です。

最高の原料と最高の品質をすべての工程で達成し、本物のユニークなワイン、グレートな白ワインを生産するという共通の目標を持って、葡萄畑とワイナリーの両方で、1年を通して毎日働いています。その全員がこの大家族を形成しており、この会社にとっての最大の資産は「人間集団」である。

昔々、ヴェルデホといえば、ミネラル感があって、粘り気があって、独特の表現力があって、透明感があって、というイメージがありました。


※セゴヴィアのヴェルデホ
オシアンでは、本物のヴェルデホの本質を取り戻したいと考えています。風景の表情を伝えることができるヴェルデホ、葡萄の木と同じように熟成させることができるヴェルデホです。

独自性を高める。畑という宝物を際立たせるために、私たちは原料とその起源を最大限に尊重しています。オシアンのワインは、土壌の種類や葡萄畑の特徴に応じて、厳選されたエレルギーを用いて作られています。

葡萄は、ワイナリーの入り口にあるテーブルで選別されてから、前もって踏み固められた小さなプレス機に届きます。収穫されたマストは、少量ずつ樽やステンレススチールで発酵・熟成されます。

自然な酸味、非常に低いpH、そして木とワインの完璧な融合により、ボトルの中でゆっくりと調和のとれた進化を遂げ、何年もの保存が可能になります。

※唯一の葡萄
オシアンでは、5世紀前からの遺産を引き継いでいます。私たちは、フィロクセラの被害を受けなかった100年前のブドウ畑を維持し、回復させるために活動しています。恵まれた土壌と極端な気候を持つこの土地は、先祖代々受け継がれてきた本物のヴェルデホの特徴を示しています。

※エコロジーへのこだわり。
このようなフィロクセラ以前の葡萄畑を有機栽培以外の方法で処理することは理解できません。私たちは、生態系を観察し、そこから学び、人間、環境、葡萄の木の自然なバランスを追求し、葡萄栽培の遺産である葡萄の木に敬意を表しています。

※セゴヴィアの土地のヴェルデホ。
セゴヴィアの田園地帯にある松林の中で、砂地と粘板岩に根を下ろします。これらの土壌は貧弱で、葡萄の木は極端な気候条件の中で最高の力を発揮しなければなりません。ほとんどの葡萄は非常に古いもので、約2世紀の歴史持ち、何世代ものワイン生産者を見てきています。私たちの仕事は、この遺産を不朽のものとし、記憶に残る果実を得ることです。

ニエヴァとその周辺地域にある私たちの葡萄畑のほとんどは、砂質の土壌に根ざしています。
松林の土地は、地理的な基準となるだけでなく、ここで育った葡萄の木の歴史的な保存のための重要な特徴となっています。19世紀後半に発生したフィロクセラの疫病が、ニエヴァの葡萄畑にほとんど影響を与えなかったのは、この点が重要でした。虫の幼虫は砂地では育たないからです。
この自然の防御力のおかげで、今日、ここには接ぎ木されていない葡萄の木、つまりフィロクセラ以前の葡萄の木があるのです。

2つの時代がセゴビア北部の田園地帯に集結しています。5億年前に形成された古生代の材料と、2500万年前に形成された第三紀の土壌。

私たちのヴァラエタルの特徴を決定づける不可分な過去。異なる時代の2つの地質が、外観、組成、影響が全く異なる表面に現れています。

オシアンの葡萄の木は独立したシステムで植えられており、その根は土壌に非常に深く浸透し、完全な根系を形成しているため、最終的にワインのバランスと表現力の向上に貢献しています。サンタ・マリア・ラ・レアル・デ・ニエバの村の周りには、カンブリア紀の粘板岩の地層があります。

これらは非常に古い素材であり、このワイナリーのトップキュヴェ、「カピテル」の葡萄の原料となる区画は、この素材を使って植えられています。褐色のシストの層から生まれたこのワインには、角ばった冷たい独特のミネラル感が表れています。

※非常に厳しい環境
平均海抜900メートル、一部の区画では1000メートルを超えるなど、過酷な環境下にあります。何十年も経過している葡萄の木でもタフな環境で、冬は氷点下15度まで気温が下がり、対照的に乾燥した暑い夏は30度を超えることもあります。

※キャラクターを特徴づけるコントラスト。
寒い季節になると頻繁に訪れる雪が、松林や葡萄畑を覆い、幻想的な姿を見せてくれます。一方、夏は葡萄の木に強い、しかしバランスのとれた水のストレスを与えます。これらの特徴が、私たちのワインの特徴的なヴァラエタル・キャラクターをさらに際立たせています。

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よろしくお願いいたします。
リベラ デル デュエロのイメージを変える一本
このワイナリーのビジネスパートナーの一人である、ラファエル デ ハーンが、ヴァルダヤについて語ります。
「私がミリアム・ゴンサーレスに初めて会ったのは2015年3月のことでした。その前月、私は友人であるリベラ・デル・ドゥエロのボデガス・アロカルのロドリゴ・カルボに、このアペラシオンで何か変わったこと、特別なことをしている人を知らないかと尋ねてみた。もしロドリゴが多くの嫉妬深いワインメーカーのように振る舞っていたら、リベラ・デル・ドゥエロの他の誰かに連絡を取る機会を丁重に断っていたでしょう。彼らの家族は、数年前から私たちにワインを提供してくれて、彼は他のワイナリーを競争相手と考えていたかもしれません。しかし、ロドリゴは親切にもミリアムの電話番号を教えてくれ、翌週にはバルセロナで会う約束をして、彼女がサンプルを持ってきてくれることになりました。」

ミリアムの母、エレナは、リベラ・デル・ドゥエロの最大の生産地であるブルゴスの中心に位置するソティヨ・デ・ラ・リベラという小さな村の葡萄栽培者の家に生まれた。バルセロナ出身のホアキン・ゴンザレスと結婚したエレナは、カタルーニャで彼と一緒になり、装飾と建築のビジネスを成功させました。長年の苦労の末に事業は成功し、エレナの家族が葡萄を提供してくれることになり、故郷の村にワイナリーを作ることになりました。エレナとホアキンは、バルセロナで育った家族との間に永続的なつながりを築くことを望んだのです。

ボデガス・ヴァルダヤの最初の数年間は困難を極めた。ホアキンの寛大な性格により、ワイナリーのパートナーである葡萄生産者たちは、品質にかかわらず、ブドウを出荷する場所と価格が保証されていた。ワインの品質は平均的なもので、ビジネスが存続できたのは、おそらくホアキンが感情的になってタオルを投げ出したくなかったからだろう。

しかし、ひとつだけ良いことがあった。2013年、ボデガス・ヴァルダヤは若いカップルをワインメーカーとして採用したのである。マルタ・ラマスとミゲル・フィザックは、ボルドー大学で醸造学を学び、ドゥニ・ドゥブリュデュとステファン・ドゥルノンクールの指導のもと、サンテミリオンとペサック・レオニャンで仕事を覚えました。その後、南アフリカのホークスベイ、ナパバレー、ケープで様々な気候、環境を経験し、最終的には故郷であるリベラ・デル・ドゥエロに戻り、ヴァルダヤでの仕事を始めました。

スペイン北部の2013年ヴィンテージは困難なものでした。夏に雨が降り、リベラ・デル・ドゥエロのいたるところでワインが熟すのに苦労しました。それにもかかわらず、マルタとミゲルは何か特別なものを作り上げることができました。元々のワイナリーは、大量の葡萄を扱うように設計されていました。これは大きなタンクを意味しますが、現在必要とされている種類のワイン醸造には大きすぎます。この物流上の課題を解決するために、マルタとミゲルはヴァルダヤでの新しい作業を開始しました。それは、すべての工程を手作業で行い、使用済みの樽の中でミクロの発酵を行うことです。

コンセプトはシンプルです。最も信頼のおける家族経営の生産者が所有する9つの最高の葡萄畑の区画から、それぞれ9つの樽でワインを造ることで、それぞれの区画のアイデンティティを維持し、各樽で造られる少量のワインを提供するというものです。異なった樽をブレンドして2つのキュヴェを作るにしても、それぞれの葡萄畑の区画の品質を確認し、学ぶプロセスが始まったのです。

その中のアイテム、エル・ヴァリエンテは、ブルゴスのグミエル・デ・メルカドとバニョス・デ・バルデアラドスにある2つの畑から作られており、畑の樹齢は30年から50年です。どちらの区画も深い粘土質の土壌で、乾燥した時期でも土壌の水分を保つことができるという特徴があります。また、畑は北西に向いており、標高は850〜900メートルあります。これにより、新鮮さと酸味、中程度の凝縮感、非常にフルーティーでエレガントなワインを得ることができます。
収穫は手作業で行われ、ワイナリーに運ぶ前に畑で房の選別を徹底的に行います。その際、未熟なブドウや過熟の兆候が見られる房は廃棄されます。セラーでは、葡萄を降ろして全体を除梗し、アルコール発酵とワインの抽出をコントロールするために、小さなステンレスタンクやコンクリートで発酵を行います。その哲学は、兄のValdayaとMirumの醸造に用いられたものと同じです。アルコール発酵中にゆっくりと滑らかに注入し、滑らかで質感のあるワインを得ることができます。そのためには、抽出が最適になるように毎日試飲を行い、ワインが口の中に与える感覚に日々適応させていきます。アルコール発酵が終わると、ワインは上質のフレンチオークとライトトーストを使用した500リットルの樽に移され、そこでマロラクティック発酵が行われます。
エル ヴァリエンテは、少量の亜硫酸塩以外の添加物を一切使用していないワインです。酸度調整剤、酵素、酵母を添加せず、花や果実のアロマを保ち、過剰な木材を使用しない、可能な限り、再生可能で自然な生産コンセプトを維持したいと考えています。

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よろしくお願いいたします。
ナパで個人のポリシーを発揮する。
マット・スミスは、最高品質の構造と仕上げを備えた複雑なワインを造ることを楽しんでいます。Blacksmith Cellarsの創設者である私は、自分のワインのビジョンを語り、ワインメーカーでもあります。私は科学と芸術を融合させることを大切にしています。

私は、化学の学位を取得したのを皮切りに、様々な分野で活躍してきました。1996年、私はBeaulieu Vineyardsの研究室に入り、BVのワインメーカーたちと一緒に働き始めました。数々の賞を受賞したワインの分析を手伝っているうちに、ワイン作りに対する自分の情熱を発見しました。ワイン作りは科学的であると同時に芸術的でもあることを知り、次にやりたいことがわかりました。そしてついに、科学や化学と芸術や創造性が融合した職業を見つけたのです。

フレズノ州立大学のワイン醸造プログラムに参加したことは、自分が作りたいワインの種類を特定するための素晴らしい機会となりました。大学の葡萄栽培研究センターで働き、5つの大学院プログラムを運営し、「Outstanding Enology Student」賞を受賞した2年後、私はDashe CellarsのアシスタントワインメーカーとJC Cellarsのエノロジストになりました。ジェフ・チョンとマイケル・ダシェから、自分のワインを作るチャンスを与えられ、私は走り出したのです。

2003年にブラックスミス・セラーズを設立し、2001年にブラックスミス・アレキサンダー・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨンをリリースしました。このワインは、まさに私が作ったものです。葡萄の世話から、手作業での選別、破砕、パンチダウン、プレス、ブレンド、そして最終的なボトリングまで、すべてを自分で行いました。

ナパのSuisun Valley Wine Co-opで自分のワインを注ぐことを楽しんでいます。Blacksmith Cellarsと私のワイン造りのスタイルを皆さんにお伝えするのはとても楽しいことです。私がスイサン・バレーにいるのは、人々がいるからです。私たちは自分たちの仕事に誇りを持っていますし、私たちのブドウがブレンドの一部としてではなく、単独で使われ始めていることも気に入っています。このバレーには、小規模で個性的なワイナリーが集まっています。 誰もが他の人を知っていて、エゴはなく、協力的な精神を持っています。

Marvin Vineyard ChardonnayやLate Harvest Malvasia BiancaなどのSuisun Valleyのワインに加え、Alexander ValleyやMontereyのワインも造っています。私は、新品種やあまり知られていない品種を専門に扱っています。 私の目標は、自分が調達したアペラシオンから得られるユニークなメリットを捉えることです。

Blacksmith Cellarsのワインはカベルネソーヴィニヨン、シャルドネ、シュナンブラン、レイトハーベスト・マルヴァジア・ビアンカ、レイトハーベスト・シラー、シラー、トロンテス、ヴェルデーリョですが、今回は特に赤にフォーカスしたリリースを行っています。

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スペイン、ヴァレンシアの歴史、自然、人の仕事の成果
カサ ロス フライレス
162ヘクタールのエステートには、葡萄畑、オリーブとアーモンドの木、そして地中海の影響を受けた森があり、ユニークなテロワールを持っています:海抜650-700メートルの標高、乾燥した農業、非常に石灰質の土壌、大陸性気候の影響を受けた地中海性気候、そして私たちの原産のブドウであるモナストレルの平均樹齢40年の葡萄の木です。

自然へのこだわり
有機農業とバイオダイナミクスの先駆者として、カサ ロス フライレスは2002年に有機認証を取得した、スペインで最初に認証を受けたワイナリーの1つです。それから15年、私たちは土地を尊重して維持するだけでなく、それを変革して生活の糧とする必要があると確信しました。その結果、私たちはバイオダイナミック農法をインスピレーションのパターンとモデルとして採用しました。

私たちはこのような多様性を強化するために、ヒツジ、ニワトリ、ミツバチといった動物を導入しました。ヒツジは、ブドウ畑の中のカバークロップを食べます。蜂は毎日5キロ以上の距離を飛んで受粉しますので、生態系の多様性が生まれ、他の動物たちも生命の表現として生きた農場に所属することができます。

※歴史的な土地を受け継ぐ
17世紀のイエズス会修道士の遺産である、カサ ロス フライレス(ヴァレンシアの古い言葉で "Cals Frares")は、17世紀から18世紀にかけてイエズス会の修道士たちがこの地所に住んでいたことからその名が付けられました。それ以来、約250年、カサ・ロス・フレイレスのエステートは、今日では13代目となる私たちベラスケス家に属しています。

※イベリア半島の人々からイエズス会の修道士まで
カサ ロス フライレスは、ヴァレンシア州南西部の内陸部にある「アルフォリンの地」と呼ばれる谷にあり、平均標高は650~700メートルです。この谷は2つの山脈の間に位置し、東には地中海(50km)、西にはラ・マンチャの平原が広がっています。

この地域には、古くから人が住んでいたことが記録されています。紀元前4世紀に作られたイベリア人の集落は傑出しています。カサ ロス フライレスには、当時ローマからイスパニアまで最長だったローマ街道Via Augustaが通っています。

歴史的遺産、イエズス会の修道士たちの恩恵を受けた、カサ ロス フライレスは、17世紀から18世紀にかけてこの家に住んでいたイエズス会の修道士たちにちなんで名付けられました。当時、イエズス会の修道士たちは、葡萄栽培と農業を導入し、ミサのためのワインを生産していました。
現在は、イエズス会の修道士たちが作った古い土瓶やコンクリートタンクを使用しています。
醸造、生産、熟成は100%自社で、単一のエステートで行っています。

その景観の美しさから、12世紀にキリスト教の征服王ジャウマ1世がヴァレンシアの街を解放した後にこの地を通過し、「王家の領地」としました。13世紀にムーア人が追放された後、最初の葡萄畑が作られ、イエズス会の修道士が入植したことで、ワインが醸造されるようになりました。この地域のほとんどの農園には、独自の埋蔵型アンフォラの貯蔵庫があります。

※13世紀から続く葡萄畑、樹齢75年以上のモナストレルへのこだわり
この地域では、アラブとの戦いの後、13世紀にキリスト教徒が葡萄を栽培していました。主な品種はモナストレルで、潅木で栽培されていました(現在もそうです)。今日のモナストレルの平均的な樹齢は40年で、収量は2500kg/haです。
私たちの葡萄品種は、アリカンテ・ブーシェ、シラー、マルスラン(モナストレルと一緒)などの地中海系品種です。また、カベルネ・ソーヴィニヨンやテンプラニーリョなどの大西洋系の品種もありますが、これらは現在開発中です。
私たちのエステートは乾燥した農業を行っており、石灰岩の土壌と降雨量の少なさが相まって、収量は低いものの品質レベルは高いものとなっています。

※地中海性気候で海抜650~700メートルでの乾燥した土地。
カサ ロス フライレスの気候は、大陸地中海性気候と呼ばれる内陸からの地中海性気候で、冬は穏やかで、夏は非常に乾燥していて暑くなります。海抜650~700メートルの高地にあるため、昼夜の気温差が激しいのが特徴です。このコントラストは、葡萄の木をリフレッシュさせるのに必要です。1月は平均気温が6℃と最も寒く、8月は平均気温が23℃と最も暖かくなります。ピーク時の気温は、冬は-6℃、夏は35℃に達します。

雨は少なく、平均350ml/年で、秋が最も雨の多い季節で、夏が最も雨の少ない季節である。このような乾燥した暑い夏の間、葡萄の木は、地中海からの風によってリフレッシュされ、水のストレスを回避することができます。

年間の日照時間は2,600時間に達し、葡萄が完全に熟すことができます。7月がピークで月に340時間、12月が最も少なく、150時間となっています。

セラーでの作業は、ヴィンテージの特徴を尊重し、できるだけ介入しない
私たちは、ブドウ畑の特徴を最大限に尊重しています。セラーでの作業は、いくつかのバトナージュ、ボトリング前の少量の亜硫酸、軽いフィルターがけに限定しています。

醸造所では、バトナージュ、瓶詰め前の少量の亜硫酸、軽いフィルタリングなどの作業に限定しています。

毎年が挑戦であり、毎年を特異なものにしているのはそれぞれのヴィンテージであり、私たちはシンプルに何が起きているかに耳を傾け、それを最大限に生かすために細心の注意を払っています。私たちは、母なる自然の変化に対するオープンマインドなアプローチの結果、多くの経験を実践しています。

https://aquavitae.ocnk.net/product/1358

よろしくお願いいたします。


30年熟成の極上ブランデー。すばらしいコストパフォーマンスの確保必須アイテム
アルマニャック ジェラス 30年
容量:700ml 度数:40度  価格¥15,950円(税込)¥14,500円(税抜)

アルマニャックだからこそ可能なコストパフォーマンス!               

以前より稀少なシングル・ドメーヌ・アルマニャックの数々をリリースしているメゾン・ジェラス。今はもう存在しません。
そして彼らが誇る自社ブランドの熟成品もまた、超高品質かつ驚くほどのコストパフォーマンスを誇り、これまでも非常にご好評をいただいてきました。
今回ご紹介するのは、そのラインアップの中でもコストパフォーマンス最強を誇る長熟品。

今や30年熟成の蒸留酒を入手するにはそれなりの出費を覚悟しなければなりません。人気ウイスキーなど10万円超えは当たり前になるほど、稀少な古酒は世界中で奪い合いとなっています。
まさに、破格のアイテムと言っていいでしょう。その真価が過小評価され続けてきたアルマニャックだからこそ、商品価値に価格が追い付いてしまう前に、ぜひ確保しておくことをお薦めいたします。

メゾン・ジェラスの自信作、ぜひお試しください。


ユニブラン種とバコ種をブレンドしたこのボトルは、ジャスミンやドライフルーツの繊細な香りを持ち、シガー、花、バニラ、スパイスと様々なアロマが徐々に現れてきます。
グラスに注いだ瞬間にプルーンやスミレの花を思わせる贅沢な風味が広がり、バニラとスモークの香りを漂わせながら長くスパイシーなフィニッシュへ。