店長日記

596

オンラインコミュニケーションの使い分け
コロナウィルス禍で外出などの行動が制限されている昨今ではweb会議やオンライン飲み会の存在感が世間で盛り上がってきました。
この仮想ミーティングはこれまでのコミュニケーションに比べて、実際に誰かと会っている肌感覚がなく、リアルな感覚が得られないなどネガティヴな面も実際にはあります。
これから、環境の変化がまだまだ進み、やがて自粛要請も解除される段階になる時点でオンラインかオフラインで出会うかの使い分けが重要になるでしょう。

オンラインのメリットは
ウィルス感染を防止する。
飲み物や食べ物が個々に選択出来て、コストも抑えることができる。
遠距離からの参加も可能。
布団に直行。

しかし、デメリットもありそうで、
家の中で盛り上がると周囲の人間のテンションが下がる。
背景に気を遣う。
ネット環境の整備。
たぶん、飽きるのが早い。

などなど、これから使っているといろいろとポジティヴ、ネガティヴな面が出てくるとおもいます。
しかし、ワインのテイスティングの側面から見ると、家で寝かせているお宝コレクションを披露したり、世界の知らない国や地方のワインに気軽に触れられ、新しい世界を知るよい機会でもあると思います。

今、若い生産者はお金がなくてもこれまで見過ごされてきたニューワールドで新しいワイナリーを作っています。
気候変動などの原因もありますが10年前とはまるで違うワイン地図に書き換えている野望のある人たちがたくさんあります。

当店でもそんな新しく書き換えられた新しい地図をご紹介できる機会をご提供していきたいと考えております。

家飲みはリーズナブルな価格で新しい世界のワインを試してみるいい機会です!
よろしくお願いいたします。
限定入荷 ミレニアムモルト 蒸留から20年経過した熟成モルト
新たな世紀への突入を世界中が祝っていた20年前、ブレンデッドウイスキーの貴重な原酒として重要な役割を果たす蒸留所のウイスキーが作られ、後にゴードン&マクファイルの人気シリーズのストックとして眠りにつきました。
もともと市場にあまり出回らない貴重な蒸留所からのこのボトルは、そう遠くない将来、二度と入手できない品となります。人々が新世紀への期待感で高揚していたあの年から20年、様々な思いとともに杯を傾けるのも一興かと思います。いずれも実力派の長熟酒、ぜひこの機会にお求めください。

インチガワー 2000 (2014年ボトリング) 容量:700ml 度数:46度 9800円(税抜)
リフィルシェリーホグスヘッド&リフィルシェリーバット熟成。それほど濃厚な色合いではないものの、しっかりとシェリー樽で熟成された深みをもったインチガワー。ハイランドとスペイサイドの中間的
特徴を持った玄人好みの1本。

マクダフ 2000 (2013年ボトリング)容量:700ml 度数:46度 9900円(税抜)
リフィルシェリーホグスヘッド熟成。オフィシャルボトルではグレンデヴロンと名を変えるユニークな蒸留所。しっかりとした麦芽風味が熟成とともに深みを増し、モルトファンにも評価の高い隠れた実力派。シェリー熟成のハイランドモルトをお探しならぜひ。

ストラスミル 2000 (2014年ボトリング)容量:700ml 度数:46度
ファーストフィルバーボンバレル熟成。かつて故マイケルジャクソン氏がボトラーからもほとんど出ておらず入手が極めて困難である、と嘆いたほどシングルモルトとしてのリリースが少ない蒸留所。熟した果実香とシャープな味わいが特徴。

よろしくお願いいたします。
ウチのテーブルでお花見
外で楽しむことを自粛されている時期ですが、外の天気は穏やかで桜もきれいに咲いています。
お花見や外食でそれを楽しむことが難しいですね。
ロゼワインをテーブルに置いて「オン ザ テーブル」で少し春の気分を楽しんでみてはいかがですか?

ロゼワインはほのかな甘い味わいのイメージがありますが、今はロゼの色調、香り、味わいも多岐にわたります。
色調も使う品種や産地により限りなく赤に近いものや、透明感のあるもの、味わいもドライなタイプからドゥミ セック(半甘口)と様々です。
もちろん、お食事のお供でも様々なバリエーションが期待できます。
価格も同生産者が造るトップレンジのアイテムよりもお手頃なことが多く、気軽にリッチな感覚を楽しめます。
ストレスのたまる時期に少しの間、気晴らしが出来るお手伝いが出来れば幸いです。

よろしくお願いいたします。
巣ごもり消費のお手伝い
現在もまだ新型コロナウィルス騒動の空気が世界中を多い、日本も自粛、外出を控える毎日が続き、お部屋の中にいる時間が多くなっている方が多いことと思います。
こういう日は自宅の食卓で小さなパーティや食事会で会話でもしながら気分を明るくしたいものです。

当店でもワインでその食事会をお手伝いします。
ご予算、お食事のテーマ、興味ある国の事柄、などなどエピソードや情報を伝えて頂けましたら、そのテーマにちなんだおすすめのワインリストを作成します。
送料も12本でしたら無料、6~11本もサイズ等でお得な価格設定をご提案させていただきます。

なにかございましたらご相談だけでもOK。
なんでもメッセージください。
よろしくお願いいたします。
イタリア新着 魚や羊に合う赤白
地中海に浮かぶイタリアのサルデーニャ島、その中心都市、カリャリ。フェニキア人、カルタゴ人が土着のぬラーゲ文化を作り、ローマ人、アラゴン、カタルーニャ人の影響を受けてその文化に様々な影響を与えてきました。
現在の食文化はイタリアのほかアラブ、北アフリカの影響を受けてきました。
島の中では羊の放牧をよく見ることがあり、ヒツジの料理もありますが、豊かな海に囲まれ、豊富な海産物の料理がメインです。共に供されるワインも当然それに合うスタイル。葡萄品種も地元の品種が使われています。

ドリアノーヴァ社の創業は1949年。州都カリアリ近郊の丘陵地、何世紀も前から優れたワイン造りが行われているパルテオーリャの地でサルデーニャ伝統のワイン造りを行っています。それぞれのボトルは、サルデーニャへの賛辞であり、カンノナウやモニカ、ヌラグスといった地品種に情熱を注いでいます。

白のヌラグスは柑橘系、赤のカンノナウはスパイスと、地元の食材、魚や羊料理に合わせてみて下さい。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/85

オーストラリア新着 バレンタインデイに天使の分け前を
英連邦の一部だったオーストラリアでは長く葡萄が造られていますが20世紀初頭はそのほとんどが英国に輸出されていました。そのワインは酒精強化ワインがほとんどで、豪州国内の需要も甘口のワインや酒精強化ワインの比率が高まった時代でした。しかし生産過剰によるワイン価格が下落し、多くの葡萄畑で生産を取りやめる流れになり、さらに干ばつ、フィロクセラの追い打ちもかけて、ワイン産業は苦難の時代でした。
オーストラリアは孤立した大陸であるが故、その輸送距離の長さもあってどうしてもタフなワインを作らざるを得ないこともあり、英国に到着する頃にはその品質劣化が見られる状況でした。
第二次大戦後、ワインブームを経て、そのスタイルもエレガントに変わってきましたがそのノスタルジーを追求する動きも出てきました。

このダーレンベルグでもマクラーレンヴェイルで最も古いグルナッシュを小さな古樽で最長40年(平均15年以上)熟成させた酒精強化ワインに2年ごとに少量のグルナッシュと場合によりシラーズの酒精強化ワインを足していきます。
樽で熟成を行うと同様に目減りし、同じように「天使の取り分」「天使の分け前」と呼ぶ。ワインの場合は、樽の中の液量が減り樽の中の空気との接触で酸化が行われるとワインの劣化につながるため、予めガラス瓶などに分けておいたワインを樽に補う「ウイヤージュ」が行われます。
この作業のお陰で葡萄の熟成させたまろやかな甘みを楽しむことが出来るようになるわけです。

2月14日のバレンタインデイにはこういうプレゼントも楽しいのではないでしょうか。
ダーレンベルグ ノスタルジア レア トウニー (375ml)
http://aquavitae.ocnk.net/product/978


スペイン新着 天才醸造家の冒険
スペインの天才醸造家のひとりといわれるテルモ・ロドリゲスはスペイン全土を廻ってその葡萄の可能性を見極め、自分のドメインを作って、これはという品種で自分スタイルのワインを次々と造り出します。

今回は北西部のカステージャ イ レオン州にあるルエダ。ここは「スペインの冷蔵庫」とよばれるほどの冷涼地で、8月でも高地のセブレイロ峠あたりにいくといつもひんやりと涼しく感じるほどでしたそこから南の砂地の土壌が広がるルエダは白ワインの一大生産地、主にヴェルデホやソーヴィニョンブランが伝統的に作られています。古代ローマから連綿と続くその葡萄造りの歴史の中で2000年代前半まではその樹々が評価を受けることはなく、テーブルワイン用のぶどうとしてどの樹齢のぶどうでも一緒くたに出荷されていたものでした。
しかし、様々な人々がその価値に気がつき、洗練されたワインを作りだします。
とくにここは砂地が広がる暑い土地の為、病虫害がなく、古い樹もたくさん残っています。
今回リリースした、バサは、大陸性気候に適応したブドウの品種である「ヴェルデホ」の表現を示す先駆的なワインの1つであり、フレッシュで表情豊かなワインを生み出しています。ルエダの在来種のヴェルデホとヴィウラのさわやかなブレンドは、スペインの価値のある白ワインのひとつと言えます。 強烈な花のアロマ、新鮮さ、素晴らしいテクスチャーは、石灰と砂利の土壌での高地植え付けの結果であり、良好な排水性があります。 このワインの名前は、その国の古代の「バソ」(ゴベレット)形の低木にちなんで名付けられた赤のバソに由来しています。
2018年は、ルエダでは収穫日が近年最も遅い年の1つでした。 雨の春(栄養成長の段階を長引かせた)と暑い夏が特徴で、サイクルの終わりまで非常に乾燥していました。 これは豊富な収穫量と健康的な果物の成長を促しましたが、熟すのが遅かったため、より軽く、よりフルーティーなワインになりました。

http://aquavitae.ocnk.net/product/977
きれいな酸に豊かなフルーツが特徴で鮨や魚料理におすすめです。
Aquavitae(アクアヴィテ)
河合吾朗
今飲めるワインは今しか飲めません。
カナダのブリティッシュコロンビア大などの国際研究チームは、ワイン用ブドウの主要な11品種について、世界の栽培に適した農地が地球温暖化で大幅に減少するとの予測を発表した。伝統的に栽培してきた品種から高温に強い品種に切り替えれば、ダメージをかなり抑えられるという。論文は28日以降に米科学アカデミー紀要電子版に掲載されます。
 赤ワイン用のピノノワールや白ワイン用のシャルドネなど11品種の栽培面積は、気温が1970年代に比べて2040年代に2度上昇した場合、56%減少。80年前後に4度上昇した場合は85%減少すると予測した。しかし、高温に強い品種に切り替えれば、それぞれ24%減少、58%減少にとどまります。
 例えば、フランスのボルドー地方では、赤ワイン用のカベルネソービニヨンやメルローをムールベードルなどに切り替える方策が考えられる。一方、既に高温に強い品種を栽培しているイタリアやスペインでは切り替えが難しく、栽培面積の大幅減少を避けられません。
 涼しい気候に向いたピノノワールやシャルドネなどは、北欧やカナダ、オーストラリア・タスマニア島で栽培しやすくなる可能性があるといいます。 

特にこれまで葡萄を見たこともなかった地域で突然ワインが造られたり、冷涼地域だけではなく熱帯地域でも葡萄畑が見られることになります。
10年前にうまいワインを飲んで忘れられないのであの時の味を探してみても見つけることは難しいかもしれません。
可能性のある新しい土地で資産保全にチャレンジする
このドメインの当主、マルレーヌ・ディロンは夢を持っています。私たちの子供たちに親から受け継いだ土地で、その豊かさを発見させるためにありのまま伝えること。
彼女は、スピリット・ネイチャーのこの概念を持っていて。持続可能なブドウ栽培を支持することにより、環境、生態系、動植物、植物を尊重します。
そして、自然、葡萄、ワインを自由に表現し、人間が介入することなく、消費者を尊重しながらテロワールを反映した、よりオープンで表現力豊かで特徴的なシャンパンを作ります。
私たちの日々の取り組みは、私たちのキュヴェを味わってもらうことを保証することです。

このワインの畑があるコート ド セザンヌは、コート ド ブランの南西に位置し、ランスからは約70キロメートルの距離にあります。マルヌ県の最南西からほんの少しオーヴ県にかかる生産地で、セーヌ マルヌ県と隣接しています。

コート ド ブランと同じく白亜土壌だがやや粘土質が加わる。この地区は古くから大手メゾンにとって高品質のぶどうの供給源であった。生産しているのは主にシャルドネで、比較的温暖な気候からは熟度の高いぶどうが生み出されます。

コート ド ブランもシャルドネの産地として有名ですが、この地区のものも秀逸。豊富なミネラルや酸に加え、力強い果実味とコクを持ったシャンパーニュが造られている。近年では栽培したぶどうを大手メゾンに販売するだけではなく、元詰めを始める若い家族経営の生産者が増加しています。

シャルドネ68%、ピノノワール15%、ピノムニエ17%をサステイナブルな栽培でとれたぶどうをブレンドし、最低3年セラーで熟成させました。
ファミリーの歴史のノウハウをいかしたシャンパーニュはバターのような豊かでおいしいノーズと新鮮で丸い口から、熟した洋ナシと砂糖漬けのマルメロのノートが現れ、ユニークなシャンパンになります。

このキュヴェ プリヴィラージュは、友人同士の食事、レセプションに欠かせないシャンパンです。 このキュヴェとのマリアージュのアイデアとして、ホタテなど魚介のカルパッチョに、オリーブオイルとライムジュースのミストをトッピングしたものをおすすめします。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/53

Aquavitae(アクアヴィテ)
河合吾朗
オーストラリア新着ワイン 西オーストラリアに残る古いフランスのスタイル。
西オーストラリアを訪問したときに古いブルゴーニュのスタイルが残る味わいを感じたワイナリーがありました。それはピカーディはビル&サンドラ・パネル夫妻と息⼦ダン、彼の妻ジョディの4⼈が1993年、⻄オーストラリア州ペンバートンに興した家族経営のプレミアム・ブティックワイナリーです。
ビルとサンドラは1960年代当時、未開の地であったマーガレット・リ ヴァーを切り拓いたパイオニアで、同地域のワイン産業を推進してき ました。2⼈は1969年に創設したモスウッドをキース・マグフォード に譲り渡した後、1984年にブルゴーニュへ渡り、ヴォルネのド メーヌ・ド・ラ・プスドールの株主となり、共同経営に携わります。
⻄オーストラリア州南⻄部に位置するペンバートンは、南極海の冷涼な気候の影響を受け、地域内でもとりわけ冷涼なエリアで、特にシャルドネとピノ・ノワールの栽培に適した地として知られます。初めて葡萄が植えられたのは1977年で、80年代にワイン産地として発展しました。

その時自身でも試飲したイメージはまさにヴォルネのワインでした。そのなめらかさに感動を覚えたものです。
ピカーディでは、使⽤するオーク樽の材質と焦がし⽅にこだわりを持ち、フランスの⼩規模な樽メーカーから⾼品質の樽を厳選して調達しています。ビルとサンドラは、何度もブルゴーニュに⾜を運び、ブルゴーニュのワイン⽣産者の知⼈などを介して、樽メーカーを訪れ、⾃ 分たちが理想とするオーク樽を買い付けてきました。樽メーカーには、⾃分たちのワインの⾵味に合わせ、焦がし具合を5段階に分けて細かく指定しています。 ピカーディが使⽤する樽の8割は、ブルゴーニュの⼩規模の樽業者であるトリネリー・メイリュー(Tonnellerie Meyrieux Fils )社です。 同社の樽はゆっくりと時間をかけて焦がし、造られることで知られます。樽の焦がし⽅が熟成中のワインに与える影響は⼤きく、「そのようなオーク樽であれば、例え新樽100%のミディアム・トーストの樽を使⽤した場合でも、ワインに樽を焦がした強いフレーヴァーを感じることはない」と、ビルは話します。このように、ピカーディでは熟成樽にも細⼼の注意を払い、⾃分たちが理想とするワインの味わいを追求しています。
その他のボルドーブレンドやシラーにもそのポリシーを感じ、ゆっくり寝かせて飲みたくなる昔のボルドースタイルがここに残されています。

昨年9月から続くオーストラリア全土にわたるブッシュファイヤーで被害を受けた方々に対して自身で何ができるか。オーストラリアワインの良さを伝えることだと思います。それは小さな小さな力かもしれませんが自分個人でできることを続けていこうと思っています。

よろしくお願いいたします。
練れた味わいのアルザスワイン
白ワインが多くみられるアルザスワインもお手軽な価格で落ち着いた熟成ワインが楽しめます。
ミネラル、酸、果実の骨格はそのままに落ち着いた味わいが楽しめる。
クリスマスから年末年始のちょっといい食事に、洋でも和も問わず広く楽しめる味わいです。
ロリー・ガスマン ミュスカ
http://aquavitae.ocnk.net/product/964
ロリー・ガスマン リースリング ローシュヴィール
http://aquavitae.ocnk.net/product/624
よろしくお願いいたします。
スペイン新着 みんなで集まって一つの力に
スペイン、イベリア半島の最西端、ガリシア地方のワイン造りは小さな農家があつまって協同組合でひとつのブランドを作っていくスタイル。
しかし、今回のガジェーゴス・デ・ジュビア・イ・カルマというブランドはぶどうごとに優秀な生産者と契約しています。このブランドはガリシアの代表的品種、アルバリーニョとゴデージョという白葡萄を日本の生食ぶどうのように棚づくりで造ります。雨が多いこの地方の湿度からぶどうを守る栽培方法です。
作っている場所はアルバリーニョがサンチャゴ デ コンポステラの南、ゴデージョはヴィゴの川上、オウレンセという住んでいる人々のほとんどがガリシア語を話すスペインの一般的なイメージとはまた一味違う土地。
味わいは控えめなガリシア人のようにトロピカルフルーツ、アプリコットやももを連想させる香りと軽やかな味わいときれいな酸がこの地方の名物でもある海産物の料理とよく合います。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/87
よろしくお願いいたします。
イタリア プーリア 変化を続けるネグロアマーロとプリミティーヴォ
イタリア半島のかかとにあるこのセラーは3年にわたって長く慎重に修復されていました。このスコラサルメンティは、19世紀半ばに建てられ、50年以上閉鎖された古いワイン工場。マッラとカラブレスの家族は、ここに伝わる文化のひとつ、レッチェ石、トゥファブロックで作られたアーチ型の天井の衝動的な美しさを通して訪問者に伝わる重要な建築伝統の支点であるサレントの神学の古代のシンボルにフォーカスされています。
その中で生産者はワイン造りに没頭します。次々と続く古い貯水槽が並ぶカンティーナ。年間を通して適切な温度と一定の湿度により、樽がワインを保持する完璧な環境になります。ワインがボトルに入ったら、赤紫色の壁の中で熟成に入ります。
遠い過去の空気を吸いこみながら、ワインと樽の香りはこのゆっくりとした熟成の結果、ネグロアマーロとプリミティーヴォに味わいの深みを与えます。この深みは抜栓後数日後にピークを迎えその歴史の深さと味わいの深淵に驚くことになるでしょう。

スコラサルメンティ
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/29
よろしくお願いいたします。
フランス・コルシカ島、暑い島に吹き抜ける涼しい風
コルシカ島はフランスの領土ですが、イタリア、スペインに支配されていた歴史があります。
その中で作られた食文化に近年新しいスタイルのワインが造られるようになりました。歴史的に見るとワイン造りは北部がメインで南部は東側の狭い平地の湿地帯とやや高度のある丘の上の花崗岩土壌砂質の土地にアルジェリアからの帰還者、ピエノワールを受け入れた土地というイメージ。
その中で今回ご紹介するドメーヌ ド ラ ムルタは中間にあたる最南端、ボニファッショの西側のAOPフィガリに畑があります。
ここのワイナリーのロゼはシャカレル、赤はカリュカジョル・ネル、シャカレルの混植、混醸にグルナッシュのブレンドとなっています。
コルシカの気候条件は南北差ではなく標高差が大きな影響をあたえ、最南端のフィガリとは言え決して暑く、湿度が高いわけではなく、涼しげな風が吹き抜ける畑に房が大きく、密度の高いカリュカジョル・ネルが病気もなく育つ環境としては申し分ない土地。南部の土地は湿地帯が多く、その中でカビにも強い品種と言えます。その上、暑すぎない土地で造られる葡萄の味わいは透明感とブレンドの妙で奥行きのある味わいになります。
そんな環境の中、現当主のセバスチアン・カンターラさんは農薬も使わず、様々な試みを続けます。
発酵も葡萄のキャラクタを見てステンレス、コンクリートタンクを使い分ける。ワインの生産というより作品をつくる芸術家というイメージです。
コルシカ南部はこのような様々なスタイルのワインを造る生産者が近年増えてきて、その土地の食文化、歴史とは違う路線のスタイルもたくさん作られているが、この地元品種のカリュカジョル・ネル、シャカレルを使ったワインとしてはとびぬけた作品を作った。
地中海のイメージを捨てて、純粋にこの作品と向き合うことをお勧めします。


http://aquavitae.ocnk.net/product-list/77
暑いときはフィノ。
毎日酷暑が続く日々で食欲が落ちてしまいますね。そんな時には冷たいフィノ、スパイスにあうオロロソ、食後のリラックスにアモンティリャード。
そういえば今の暑さはアンダルシアの暑さに似ている気がします。
http://aquavitae.ocnk.net/product-list/40
よろしくお願いいたします。
オーストラリア新着 海のピノノワール
日本では人気の品種、ピノノワール種はブルゴーニュやカリフォルニア、ニュージーランドの産地が有名です。
しかし、これらの産地は海洋性気候の影響を受けない土地で作られています。なぜならピノノワールは果皮が薄く、湿度に弱いため、カビが付くと病気になるケースがあります。
実際にカリフォルニア、ニュージーランド、チリ、南アフリカなどの産地は海岸線と畑の間に山脈がそんざいするなど海洋性気候の侵入をストップしています。そのためある程度乾燥した天候が保持することができるのです。
味の方はというと、大陸性気候に近い形になりますのでニューワールドエリアのピノは完熟したボディのしっかりしたブルゴーニュとは一味違うピノノワールが出来てしまいます。

なんとかお手頃価格でブルゴーニュのピノワールに近いイメージをもつワインはないかと探してみたところ、オーストラリアのヴィクトリア州にその存在を見つけました。
海岸線沿いにあるモーニントンペニンシュラという産地なのですが、ここは産地の両側を海に囲まれた半島という地形のため、真夏でも涼しい海風が吹きます。近くには銘醸地ヤラヴァレーがありますがここほどは暑くなることもありません。近年のヤラヴァレーは酷暑のため、山火事や、川の水が枯れるほどの気候変動も見られます。

今回ご紹介する生産者は。「パリンガ」。その名前の由来はアボリジニーの言葉で「海に近い」という意味。海風が気候をコントロールするここモーニングトン半島のテロワールを象徴するワイナリーです。
1985年から植樹を開始しました。ピノノワールは1988年からです。
ご紹介するアイテムはレッドヒル地区という地区にある畑を使用していますが、この地域は気候に恵まれており900~800mmの雨量が見込まれるので灌漑の必要は一切ありません。レッドヒルという名前の通り火山岩が主体となる赤土で鉄分が非常に濃い水はけの良い土壌。海抜は150mありモーニングトンでは一番標高のある地域で常に海からの穏やかな風が流れており気温の上昇を妨げ、病害にも好影響を与えている。因みに、モーニングトン地域は南側は砂質土壌でワインも軽めに仕上がり、北側になると粘土質が多くなり力強さが増す。

このあらゆる環境要因に恵まれた畑から造られたワインは周りのエリアのライトなデイリーワインとは一線を画したスタイルに感銘を受けることだと思います。
同じくリリースしたシャルドネ、シラーズも透明感がありながらしっかりと味の要素がつまった、一昔前のブルゴーニュ、南フランスのシラーを連想させてくれるでしょう。

http://aquavitae.ocnk.net/product-list/73
よろしくお願いいたします。
アンダルシア新着 限定入荷、海辺の古い畑から造られた白ワイン
アンダルシアの海辺の町、カディスに昔、熟成マンサニージャを作っていた古い畑があります。そのわずか30エーカーの畑のパロミノだけを使って作られた白ワインは香りがマンサニージャ、味わいはとても凝縮感のあるフルーツと夏向きだがしっかりと余韻まで楽しめるスタイルです。焼いた魚や小エビの揚げ物など魚介類との相性はいうまでもありませんが、葡萄のドライフルーツをつまみながらリラックスしてグラスを傾けるのもおすすめです。

限定入荷36本限りです。この特別な畑のワインをぜひ試してみてください。

ボデガス イダルゴ ラス トレインタ デル クアドラド ヴィノ デ ラ ティエラ デ カディス 2017
http://aquavitae.ocnk.net/product/932

よろしくお願いいたします。


ロワール新着 生態系を維持するのにもお金がかかります。
エルヴェ ボッセは、2014年にサンジョルジュ シュル レイヨンにある長年にわたって既にオーガニック認証を受けた地域を引き継ぎ葡萄造りを開始しました。 それ以来、彼は自分の3.3ヘクタールのブドウ畑で有機栽培を行い続けました。 彼のワインは自然由来のもので、カーヴでも可能な限り少ない人的介入で、自然に出てくる味わいを表現しています。

このワインメーカーの狙いは生命維持のプロジェクトです。 彼は天然資源の保護を心配していて、自ら生み出す生産物の再利用容器やカートンなどの特定の原材料の再利用に彼のアプローチを広げています。 そのボトルの再利用システムで得た利益こそがは、このこの生活エネルギー低減プロジェクトの原動力の一部です。 そのアプローチでの評価に自信を得た彼はさらにその効果を増やす組織を設立狙いがあります。

彼の作るワインのラベルやタイトルにはとても興味深いものがたくさんありますが。例えば、ペティヤンブランのラベル。デザブル モワ!というタイトルがついています。これはdesabulle –moi! とDeshabillez-moiという言葉をかけており、オマージュは70年も歌い続けたジュリエット・グレコの1967年のシャンソン Deshabillez-moiという曲です。
こうやっていまは才能を駆使してこの生態系のテーマに注目を集めようと頑張っています。

エルヴェ ボッセ デザブル モワ! ブラン ペティアン ナチュレル 2017(白・泡)
http://aquavitae.ocnk.net/product/920

エルヴェ ボッセ シュナン ジョーヌ ブラン VdF 2016(白)
http://aquavitae.ocnk.net/product/921

エルヴェ ボッセ ラ パトリス ルージュ VdF 2014(赤)
http://aquavitae.ocnk.net/product/922
よろしくお願いいたします。
カリフォルニア新着 夏野菜、エクストラヴァージンオリーヴオイルと
2019年06月19日 第四百五十八回配信
カリフォルニアワインと言えばニューワールドワインの中でパワフルで最高レベルワインがそろい、なかでもナパヴァレーはその頂点に立つと評価される原産地と言われます。
しかし、そんな味わいの中でも世界的流行の影響もあり、ヴィンテージの要素以外に味わいに影響を与えます。
そんなナパヴァレーの生産者の中でお手頃価格で手に入れられエレガントな味わいを楽しめるアイテムを以下お勧めします。
ジラード ソーヴィニョンブラン ナパヴァレー 2017 (白)
http://aquavitae.ocnk.net/product/916
ジラード オールドヴァイン ジンファンデル 2016 (赤)
http://aquavitae.ocnk.net/product/917
ジラードのパット・ロニーはシャルドネとカベルネベース等の今までのワイン造りを続ける一方で、ナパで一世紀にもなる樹齢のジンファンデルやプティット ・ シラーの品種にも注目したワイン造りをしています。
ジラードのゴールは今までと同じようにリッチで完熟したブドウ、そしてナパ・ ヴァレーのフレーヴァーを十分に表現することです。
そして抜栓から数日後にそのフレーヴァーがしっかり出てきますのでエレガントながら芯の強さを感じます。夏にしっかり冷やして食事と一緒に楽しめます。
ワイン生産者も農家です。
今回紹介しますトスカーナのペトローロは80年代後半にペトリュスをしのぐ評価をうけるメルロを作って世界で一気に注目される存在になったワイナリーですがそのオリジンは第二次大戦終了後の1948年から始めた農家。で本来の持ち味はこのシエナ郊外の畑にあるオリーブオイルと周辺で採れるハニーが生産の歴史が古くて注目するところがあるように思います。
日本人は本物のエクストラヴァージンオイルが好きではないと思う方が多いようなので日本の市場に本物が受け入れられるかどうかはまた別の話になりますが。フォカッチャとオリーブオイル、はちみつ、ヴィンサントの組み合わせは個人的には大歓迎です。
ここのはちみつがご希望の方は別途お問い合わせお待ちしております。

サンペトローロは実質的にヴィンサントですが規定が微妙に合わないためヴィノ ダ ターヴォラのオリジナルワインとしてリリースしました。熟成に時間をかけた凝縮感をお楽しみください。

テヌータ ディ ペトローロ ガラトローナ ラウデミオ エキストラヴァージンオリーブオイル ●賞味期限:2020.6.30
http://aquavitae.ocnk.net/product/914
テヌータ ディ ペトローロ サンペトローロ V.d.T. 375ml(白・甘)
http://aquavitae.ocnk.net/product/915
よろしくお願いいたします。